いきいき日誌 

 2/29

(日)

医薬研究所建設反対の看板ともお別れです。


  楽しみにしていた鵜殿のヨシ原焼きが、残念ながら雨のため中止になりました。3月14日(日)に延期です。

 午後から雨があがったため、JT正面入り口近くにあったJT医薬研究所建設反対の看板(下記の写真)をはずしました。建設計画が明らかにされて以来、まずは反対の意思をあらわそうと、立てた看板です。雨風に耐えて15年間、立ち続けてくれました。何度か補修してきましたが、ついに杭が朽ち果て、強風の日には危険なため、はずすことになった次第です。今も変わらぬ地域の皆さんの反対の思いがこもった看板でもあり、記念に写真をとりました。反対の看板はあともう1枚残っています。

           

 2/28

(土)

久々に丸一日家事に専念しました。


 土曜日は家事の日、久々に自宅にこもって家事に徹しました。これも私にとっては気分転換です。

 昨日は、午後から総務消防委員会協議会が開かれ、傍聴しました。案件はe-たかつき計画についての報告でした。
 計画は市民、地域情報化推進市民会議、庁内等の意見も取り入れられ、原案と比べると、ずいぶん修正がなされていました。
 協議会では、各委員から質問や指摘が続きましたが、最後に委員長からも、ソフト事業の計画等を策定する際の市民や議会の意見反映について、市としての考え方を整理して示してほしい、その上で議会でどうするか意見をだしていくとの要望が出されました。助役からは、総括した段階で議会とご相談していきたいとの答弁がありました。
 このe-たかつき計画については、私もほんとうに多くの点で考えさせられました。住基ネットが電子自治体の基盤といわれて以来、電子政府・電子自治体とはいったいどういうものか、IT用語の辞書をひきながらこの一年近くまさに格闘してきました。毎議会、質問時には担当者の方々と打合せをしますが、このテーマについてはとことん納得のいくまで質問を重ねる私に、担当者の方にはほんとうに多くの時間をさいていただきました。環境、教育、福祉、男女平等などのテーマに比べ、電子自治体問題について議論できる人は身近にはあまりいません。従って担当者の方との議論でしか最新の情報を得たり、問題を消化することができなかったからです。
 計画ができたとはいえ、、私には不満な点も多々あります。この一年間、調査・研究に取り組み、またその結果を議会にご報告いただけるとのことですので、期待をしながら、また折々に、電子自治体に関する質問は続けていかなければと思っています。
 なお、協議会では、計画とともに計画策定にかかわる10点もの参考資料が提出されました。
 また、市民意見が取り入れられ修正された部分(17ヶ所)がありますし、参考資料10では、その修正された文章もわかりやすく明示されています。そして、意見を反映しなかった点についても、その理由が明らかにされています。意見を出した方にすると、自分の意見がどのように判断されたのか、一番に知りたい点ですし、それを読むと、行政と意見を出された市民の考えかたの違いが判り、争点がはっきりします。そのことが計画内容を理解する上で大いに参考になります。
 行政が市民との協働をすすめるためには、まず情報の共有化が必要です。また、行政の説明責任を果たす上でも情報公開とともに、パブリックコメント(市民意見募集)時には、市の考えかたを明らかにすることは重要ですし、案の修正も大いにあってしかるべきです。でないと形だけのパブリックコメントになりかねません。
 高槻市ではまだパブリックコメントの手法等が確立していませんが、これからのパブリックコメント時には、今回の対応をモデルにしていただきたいと強く思いました。

  毎月第4金曜日午後6時半からはウィメン・イン・ブラックです。今日も24名(うち子ども2名)の参加があり、黒っぽい服装で、それぞれ戦争反対のメッセージとローソクを持って、無言で1時間、JR高槻駅南口で立ち続けました。新聞を見てきましたという方もおられましたし、カンパをしてくださる方もあり、心強い限りでした。次回は3月26日(金)です。今日の終ってからの話し合いで、雨の日でも行うことになりました。月1回の行動ですが、平和を粘り強く訴え続けます。

 2/26

(木)

島本町との合併等研究会も解消しました。


 午後から地方分権推進特別委員会が開かれました。
 案件は2件です。まず、島本町との合併問題については、島本町長が住民アンケート結果を真摯に受け止め、更なる町の発展を尽くしたいとの意見表明され、合併特例法に基づく合併はなくなったとの報告がありました。また、助役レベルでつくられていた研究会も解消されることになりました。
 2件目の案件は島本町との広域行政についてですが、島本町とは企画部門の職員レベルの広域行政勉強会を続けることになったとの報告でした。
 今後、合併のための新法ができれば又どうなるかわかりませんが、とりあえずは、島本町との合併はなくなりました。

 ようやく普通食が食べることができるようになりました。2日間断食状態が続くと、ダメージは大きく、あとの回復にも時間がかかり、もうひとつ馬力がかかりませんでした。ようやく復帰です。いろいろ御心配いただき、ありがとうございました。

 2/25

(水)

議案一覧を掲載しました。


 3月議会の議案一覧市議会速報に掲載しました。
 なお、今週からは、議案調査のためほとんど毎日市役所にいます。

 昨日掲載しましたe−たかつき計画に関する文章について、さっそくご意見をいただきました。ありがとうございます。もちろん担当の方からは、厳しい反論も頂戴しました。年4回の議会の時だけでなく、普段からこうした議論が必要だとあらためて思っています。やっぱり
face to face ですね。

 2/24

(火)

3月議会の議事運営が決まりました。


 午前10時から議会運営委員会が開かれ、傍聴しました。3月議会の議事運営が決まりましたので、議案一覧とともに近々にアップします。
 
 午後からは教育委員会定例会を傍聴しました。3月議会に提案される予算案や条例案の審議でしたが、もう少し議論が深まればと思いました。

 e-たかつき計画について、
原案に対する私の意見を読んでくださったかたから、もう少しわかりやすい主張をというメールをいただきました。たしかに、パブリックコメントは一定の書式があり、ああいう書き方をせざるをえませんでした。そこで、もう一度「e-たかつき計画と民主主義というかたちで、私の意見をまとめました。少し長い文章ですが、お読みいただき、ご意見・ご批判をいただけるとうれしいです。
 

 2/23

(月)

3月議会の議案が明らかになりました。


 今日は告示日、3月議会の議案が明らかになりました。議案一覧は追って、掲載しますが、土地買収案件1、住民訴訟に関する弁護士報酬の費用負担案件1、2003年度補正予算案件12、条例案件10、道路線の認定及び廃止案件1、2004年度予算案件13の計38議案です。
 明日の議会運営委員会で、審議方法等が決められます。
 

 2/22

(日)

ピース・ウォークは100人もの参加がありました。


 昨日から、嘔吐と発熱で、2日間、眠り続けました。胃がまったくものを受け付けず、とにかく眠りました。
 ようやく今日の午後には平熱に戻り、ピース・ウォークに参加したものの、一歩歩いても足腰が痛み、私にはつらいウォークでした。雨模様で心配しましたが、100人もの参加があり、歩きながら元気に自衛隊派兵反対を訴えました。
 夜になり、ようやくお粥がのどをとおり、少し食欲が戻ってきました。2日間ほとんど食べることができず、水分補給もできなかったので、少し体重が減ったかと期待してヘルスメーターにのりましたが、変わりませんでした。がっかり。
 ダウンするのも議会の最中でなくてよかったと思って、明日からまたエンジンをかけます。
 

 2/20

(金)

資料集めの一日でした。


 寒さも緩み、今日は春のような穏やかなお天気でした。昼間はコートがなくても十分です。暖かくなるとこちらも軽やかな気持にはなりますが、でもまだ2月、やはり異常気象なのでしょう。

 今日は一日、議案質疑のための資料集めをしました。資料集めもまたけっこう時間がかかります。

 夜は、琵琶の演奏会に。やはり、ライブは迫力があります。週末の疲れもすっかりとれました。
 

 2/19

(木)

e-たかつき計画案が審議されました。


 夜7時から地域情報化推進市民会議が開かれました。傍聴者は私も含めて5名、ところが委員のかたは7名のうち3名が欠席で4名でした。お忙しいいのでしょうが、欠席率が高いのには、ちょっとびっくりしました。
 審議案件はe‐たかつき計画(案)についてです。会議では、2件の市民意見が別紙のようにあったという報告と、庁内掲示板でも職員の意見をつのり、それらをふまえた新たな計画案についての説明でした。
 新たな案では、国等の状況説明については最新の動きを入れたこと、電子自治体の定義を明確にしたこと、個人情報の保護の徹底について新たな項を起こしたこと、推進体制で市民会議の位置づけを少し変更したこと、アクションプランでは実施内容とあった項目がほとんど検討事例という言葉におきかえられたこと、参考資料として策定経過が付け加えられたことなどが大きな変更点です。また、用語の使い方も変えられていたり、ICカードの多目的利用については中学校の生徒証への利用の検討はなくなっていました。
 15日に提出した意見を取り入れてくださっている部分もありますが、LGWANの説明はありますが、住基ネットについての説明がまったく無かったり、市の情報化の経過(莫大な税金をかけて開発してきた経過)の説明が不十分であったり、推進体制なども含め、基本的なところで、私には不満が残っています。このままで、計画が決定されるのか、心配なところです。

 2/18

(水)

木質ペレット用の国産ストーブが早くできるといいのですが。


 待望の樫田にある森林資源加工センター(大阪府森林組合三島支店)の見学が、今日、ようやくかないました。間伐材等を細かく粉砕して水分をとばし、圧縮した木質ペレットを製造している施設です。環境問題に取り組んでおられる方からよく高槻の木質バイオマスエネルギーの利用状況についてお問合せがあり、一度見学させていただきたく思っていました。
 工程を説明していただいたあと、施設を見学させていただきましたが、間伐材等を細かく砕いた後、水分12%含有の状態にまで乾燥させて、ところてんを押し出すような感じで機械にかけると木質ペレット(大きさ約0.8ミリ、長さ約2センチ)ができあがります。間伐材等を投入すれば、木質ペレットの袋詰まで機械が流れ作用で行い、人手はそうかかりません。
 
 製造能力は年間1600トンあるようですが、現在まだ約半分くらいしか稼働していないとのこと。なぜなら、木質ペレットを使うストーブやボイラーが普及していないためです。センターにもペレットストーブが置いてありますが、カナダ製とのこと、やはり外国のものはしっかりしていますが、値段も高価です。
 日本では、岩手県が一番木質バイオマスエネルギーの普及に力をいれており、昨年の秋から
いわて製ペレットストーブの販売が始まったようです。
 確かに石油ストーブに比べ空気はきれいですし、ペレットの取扱も楽です。ストーブの価格が安くなれば必ず使うというのが、一緒に行った人たちの感想でした。高槻でも、早く国産ストーブの開発をしてくださるといいのですが。

 午後からは大阪府庁へ、いろいろ資料をいただいてきました。
   

 2/17

(火)

一日を事務所で過ごすのも今日までです。


 3月議会に向け、いろいろ気持の整理をする毎日です。今日も原稿を一つ書き上げ、これで3月議会に集中できる体制がほぼ整いました。23日の来週の告示日まで、どんな議案が出されるのか、不安な気持で過ごします。

 e-たかつき計画(原案)に対する意見を15日(日)にメールで提出しました。
私の主張に掲載しましたので、ぜひお読みいただけたらと思います。
 こうして私もHPを作って発信しており、けっしてITを使うことを否定しているわけではありません。しかし、行政がITを使うのは、住民サービスの向上につなげるためですし、まず個人情報の保護の徹底をしなければなりません。税金を使う以上、費用対効果の検討も必要です。またどのような行政計画であれ、推進体制は極めて重要で、全庁的かつ横断的な体制が必要だと思うのですが、計画原案を見る限り、計画策定時からそのような体制が組まれなかったようで、極めて残念です。
 この間、他市の情報化計画もいくつか見ました。時間がかかってもいいです。今まで高槻が築き上げてきたものの上に立脚する、わかりやすい、誰しもが納得する計画にしていただきたいと強く思っています。

 2/16

(月)

3月議会に向け、調査研究の日々が続きます。


 今日も一日を事務所で過ごしました。昼間に事務所にいると、待ってましたとばかり電話がかかってきます。いろいろお話しながら、合間を見て資料の整理や、3月議会に向けた準備をしています。

 21日にオープンを控え、再開発ビルは、商品を運ぶ人、車でごった返しています。午前中は、運び込む人の行列かと思うほどです。皆さんきびきび動かれ、その後姿からは、さあ始めるぞという意気込みが伝わってきます。見ている私も、新しいことを始めるような気持になってしまいます。地元商業の発展のために行った再開発、商売繁盛でうまくいくよう、心より祈っています。

 2/15

(日)

曇り空で、冷え込みが戻りました。


 今日は、久々に事務所で書類整理や原稿を書くのに追われました。また、e−たかつき計画に対する意見もまとめ、今日、送りました。

 事務所の前の再開発ビルはいよいよ今週土曜日にオープンします。周辺工事もほぼ終わり、ようやく静けさが戻ってきました。今日は一日事務所にいましたが、工事の音は聞こえませんでした。ほっとします。かわりに商品の搬入が続いています。21日のオープン時の車の渋滞がやはり心配です。

 2/14

(土)

熱気あふれる市民公益活動推進フォーラムでした。


 午後から、総合市民交流センター・イベントホールで開かれた市民公益活動推進フォーラムに参加しました。会場には160名以上の参加があり、熱気むんむんでした。
 第1部は、大阪ボランテイ協会事務局長の早瀬昇さんの基調講演「協働から生れる可能性」で、すでに「協働」という言葉は古くからあるが、9年前の阪神淡路震災以後よく使われるようになったこと、NPOはこの5年で1600に急増していること、そして、現在の市と市民の協働のパターンを具体的に例示しながら、これからの可能性について提示されました。
 第2部は5つのNPO法人から、このような事業を市と協働して行いたいというプレゼンテーションがありました。10分でプレゼン、5分は早瀬さんからの質問という進行は、とても緊張感があり、実績を踏まえた上での協働の提言は説得力があり、会場では拍手が続きました。
 今日は最後まで聞くことができず残念でしたが、たかつき市民活動ネットワークのみなさんの取り組みには、いつも学ぶことばかりです。

 4時からは高槻ジェンダー研究ネットワークの公開学習会、今日はスウェーデンの学校訪問された森陽子さんが、「家族」の教育を考える−スウェーデンの教育から−と題して報告してくださいました。ビデオやOHCを使ってのお話で、小規模でかつゆったりとしたスウェーデンの学校の雰囲気がとても伝わってきました。
 スウェーデンの学校では、民主主義を基礎とする基本的価値観からすべての教育が行われているとのことです。実物の生物の教科書も見せていただきましたが、絵を見ているだけでもどのような体系で編集されているのかよくわかります。
 ついつい日本の現状と比較をしてしまうのですが、とにかく「うらやましい」という一言に尽きました。
 

 2/13

(金)

ユアサ閉鎖問題を考える。


 夜6時から現代劇場で「ユアサ高槻工場閉鎖問題を考える第4回市民集会」が開かれ、参加しました。
 ユアサと日本電池との統合が決まり、12月16日に、労働者の方々に会社側から案が示されたようですが、会社統合後の全体的なヴィジョンがまったく明らかにされないため、労働者の方々やご家族の間には、多くの不安、疑問、悩みがあるのが実態のようです。
 関連会社の方々が、次々と、今どのようなことで悩んでいるか、率直に語られましたが、その苦悩を聞いていて、涙がこぼれました。
 雇用の問題は家族の生活の問題でもあり、全員が納得いくまで頑張ろうというアピールで締めくくられましたが、これからが大きな正念場になるようです。
 高槻市はユアサ工場の閉鎖を前提にとした再開発のための手続を始めようとしていますが(都市再生特別措置法の基づく、緊急整備地域の指定)、700人以上にも及ぶ労働者の方々、またご家族の皆さんが、雇用と生活の確保がはかられるようにこそ、地元自治体として汗をかくべきではないでしょうか。
 

 2/12

(木)

国民健康保険料についての審議が始まりました。


 午前中、国民健康保険運営協議会が開かれ、傍聴しました。今日の傍聴は5名でした。
 協議会では、2004年度の国民健康保険料などについての意見を求めるという諮問書が、助役から会長に手わたされました。そして、2003年度の国民健康保険特別会計決算見込みや2004年度国民健康保険特別会計予算案のどの資料をもとに、議論が続きました。保険料算定方式が2004年度から変更になり、その上で月額一人当たり保険料をいくらにするのかという議論になりますが、次回は4月下旬頃とのことです。
 市の国保運営は社会経済の状況や国の制度変更などで大きく影響を受けます。今日も委員の方から、国の方にももっと意見をだすべきとの指摘がありましたが、市長会等を通じてしているとのことでした。私も国民健康保険に加入していますが、保険料がいくらにかるかはとても気になるところです。

 午後からは、保健所で開かれた健康たかつき21策定懇話会を傍聴しました。市側からは、あらたに各項目ごとに、国や府の計画と連動した目標値が示されました。出席者25名の委員からはそれぞれの立場からの意見が次々と続き、なるほどと感心するばかりでした。

 それにしても、市役所1階のロビーや市民課の窓口付近はまだ禁煙になっていません。1階には授乳室も設けられていますが、その目と鼻の先にタバコを吸う場所でもある空気清浄機があるのです。空気清浄機では、有害物質が完全に除去されません。2月からは税の申告や転出入の手続で、市役所1階は一年のうちで一番混む時です。小さい子どもを連れて市役所に行ったとき、申請用紙を書く時間も、待っている時間も、動き回る子が灰皿をひっくり返さないか、とにかく気を使いました。また冬はセーターなどを着ていますが、タバコの臭いがしみこみ、家にかえると全部着替えました。公共施設での禁煙はもはや当たり前、健康たかつき21にもこのことが盛り込まれるようですが、市民の方、とりわけ妊産婦や子ども、呼吸器系の疾患のある方がこられる1階は、一刻も早く禁煙にしていただきたいものです。

 2/11

(水)

資料の整理で一日を過ごしました。


 3月議会に向け、今日も一日、パソコンと付き合い、データの整理やメンテナンスに追われました。古いメールの処理だけでも結構時間がかかりました。パソコンの調子が悪くなるのは、たいがい忙しい時です。議会開会中にも何度か泣きたい思いをしたことがあります。バックアップもとって、パソコンも体調もベストコンディションで23日からの3月議会を迎えることができるよう、あと10日あまり、気をつけてすごします。
 

 2/10

(火)

またしても今城塚古墳で大発見です!


 午後1時から史跡整備等特別委員会が開かれ、傍聴しました。今日の案件は、2003年度に行われた史跡今城塚古墳第7次調査結果と史跡闘鶏山(つげやま)古墳第2次調査結果の報告でした。

 
今城塚古墳は、私の息子たちもよくザリガニとりに遊びにいったところです。6世紀前半に築造された淀川流域最大の前方後円墳で、第26代継体天皇陵と言われています。1958年に国史跡の指定を受け、1970年から毎年、国からの補助金をもらいながら公有化を進め、34年たった現在91.9%まで公有化が進みました。史跡保存は本当に年月がかかります。この間、130点以上の形象埴輪を配置した最大の埴輪祭祀区の発見など、高槻の名を全国的に有名にする数々の発見がありました。
 第7次の調査では、古墳の形状を把握する上で重要な南側造出しの確認とその葺石や排水溝の発見がありました。排水溝の確認は石室の形状や方向を知る上でも重要な発見だそうです。
 また、大王墓に大形の横穴式石室を採用した初めての事例でもあるとのことでした。新聞やテレビなどでも大きく報道されることになるようですが、2月15日(日)には市民の皆さんへの現地説明会が開かれます。3月には、
しろあと歴史館埴輪展も開催予定です。

 また、未盗掘の竪穴式石室が2基確認された
闘鶏山古墳の第2次調査では、広範な範囲で石敷きが発見されました。

 この委員会では毎回新たな発見の報告があり、説明を聞くのがとても楽しみです。

 委員会終了後、建築審査会の傍聴にいきました。案件は2件でしたが、その一つは、JR高槻駅北地区再開発により整備される駅前広場のトイレについての議論でした。道路上には建築物は原則的にはつくれませんが、例外があり、公衆トイレはその例外で、建築に際しては、審査会の承認を得ることになっています。駅前広場の見通し上どうだろうか等、約20分、議論が続き、承認されました。

 審議会等の傍聴によく行っていますが、専門家の方の着眼点や、市民の方の視点など、会議の傍聴は本当に学ぶことが多いものです。長く議員をしていて独りよがりにならないように、これからも審議会等の傍聴はできうる限り続けます。

 2/ 9

(月)

第二名神に係る現状についての報告がありました。


 午前中、阪急高架・交通体系特別委員会が開かれ、傍聴しました。案件は2件、「第二名神自動車道の整備促進について」及び「環状幹線道路等の整備促進について」でした。

 第二名神については、昨年12月25日に開催された「国土開発幹線自動車建設会議」の第1回会議で、四日市から神戸間の152キロが3兆6209億円から2兆8685円の7524億円削減されたこと、また大津市から城陽市間、八幡市から高槻市間については、近年同等機能を持つ複数の道路が完成したため、構造、規格の大幅な見直しによるコスト削減、及び整備手順の検討を行うことになったという報告がありました。
 委員からは、廃止ということもありうるのかという質問も出ましたが、3、4日と上京した市長は、中止ではなく構造・規格の見直しと聞いているとの答弁でした。
 
 また、環状幹線道路の整備状況の報告がありましたが、今後どのような順番で整備を進めるかについては、これから実施計画のようなものを策定していくとのことでした。

 明日は史跡整備等特別委員会、26日には、私の所属する地方分権推進特別委員会があります。3月議会を控え、本年度のそれぞれの課題の現状報告がある予定です。

 2/ 8

(日)

陸上自衛隊本隊がサマワに。


 陸上自衛隊本隊先発隊の約40名が、今日、クウェートを出発、約8時間半かけてサマワのオランダ軍駐留地に到着しました。隊列が長くならないようにと、装輪装甲車など25台に分乗しでの行軍です。
 イラクの道路を、武装した自衛隊の車両が走るのを見ていると、私にはまさに「占領軍」にようにしか思えませんでした。
 イラクの人々の怒り・憎悪を引き起こしているアメリカ軍の残忍な行為が、少しずつですが報道され始めています。
 戦争の報道は血なまぐさく、ついつい目をそむけたくなりますが、イラクで何が起こっているのか現実を直視し続けなければと思います。
 派兵が進む中で、明日は参議院で派兵承認の採決が行われます。承認に反対する良心ある議員が一人でも多くいてくださることを願わざるをえません。
 なお、各地で派兵中止を求める行動が続いていますが、高槻でも2月22日(日)午後に、「派兵の中止」と「早期撤退」を求めて
ピースウォークが行われることになりました。ぜひ、ご一緒に歩きましょう。

 今日は、書類の整理、原稿書きでした。明日からは、またあわただしい1週間が始まります。

 2/ 7

(土)

久々に一日自宅で家事に専念しました。


 お正月以来でしょうか、久々に一日、自宅でゆっくりしながら、家事に専念しました。疲れたときは洗濯に限ります。台所の洗い物や洗濯をすると、心もきれいになるようで、私は大好きです。今日は洗濯機を7回まわしました。

 家にいると、家事は次から次へととめどもなくあり、半日で片付ける予定が一日かかってしまいました。でも、仕事から少し離れ、今日は気分転換、リフレッシュにはなりませんが、ちょっと一服という一日でした。

 この冬は、まだ一度も風邪をひいていません。まもなく、あのつらい花粉症のシーズンが始まります。私の場合、一度発症すると4月中旬まで鼻水、くしゃみで苦しみます。できるだけ発症を遅らせるように、この時期から健康には気をつけています。

 2/ 6

(金)

市政報告会が終りました。


 今日も一日市役所で、調査等に追われました。お忙しい中、時間をとって説明してくださる職員の皆さんには、感謝です。

 夜は市政報告会、やはりテーマが電子自治体となるとなかなか説明もたいへんです。厳しい寒さの中、参加してくださり、また、ご意見もいろいろいただき、励まされました。

 遠出をすると、翌日よりもその次の日のほうがこたえます。さすが今夜は疲労困憊気味です。

 2/ 5

(木)

厳しい冷え込みが続いています。


 今日は一日中市役所で、市民の方からいただいているお問合せの調査等に追われました。

 私のHPには
「私の主張」というページがありますが、この一年なかなか更新できませんでした。今日、とりあえず、最新の原稿を更新しました。

 2/ 4

(水)

久留米市西部河川防災ステーションについての視察でした。


 今日は、福岡から特急「ツバメ」に乗り、久留米市に行き、河川防災ステーションの視察でした。

 久留米市は福岡県内で第3番目の市です。市の中央部を流れる筑後川は暴れ川といわれ、過去に何度も氾濫してきました。そのため過去の水害のデータをもとに洪水のシュミレーションをし、市の西部と東部に河川防災ステーション建設が計画され、現在、西部のみ完成しています。広さ3万平米のステーションの中には、水防センターをかねる体育館、土砂備蓄ヤードをかねる多目的広場、ヘリポートなどが整備されていました。用地は国で、建物等は国や県の整備部分もあれば、市の整備部分もありました。
 また、施設だけでなく、いざという時の体制として、水防団だけではなく建設協会とも連携をとっているとのことでした。備蓄品も順次増やしていくとのことです。
 
 台風上陸など、九州は水害が多発することもあり、いざというときに備え、設備と緊急体制の整備は欠かせません。河川防災ステーションの規模の大きさから、「暴れ川」の恐ろしさを肌で感じました。

 なお、高槻市では、これほど大掛かりな施設ではありませんが、芥川で、河川防災ステーション建設の計画があります。

             
 

 2/ 3

(火)

下松駅南地区まちづくりについての視察でした。


 今日は建環産業委員会の視察で、山口県下松市に行きました。テーマはJR下松駅南地区のまちづくりについてです。

 下松市は人口5万5千のこじんまりとした市ですが、全国各地の中心市街地の衰退と同じ状況がありました。そこで、89年に下松駅南地区まちづくり推進協議会が発足し、中心市街地活性化のため地域を4つのブロックに分けた取り組みが始まりました。
 中でも、全国でここしかできなかったというのが、リジュ−ム事業(都市活力再生拠点整備事業)です。この事業は87年に当時の建設省都市局所管でスタートした制度ですが、下松市がその第1号になりました。地域24ヘクタール内では、2戸以上500平米以上の建替え時に街路事業ともタイアップしながら1.5メートルセットバックしてもらい、歩道を4メートル確保し、石を使ったゆったりとした街路をつくりあげていくというものです。セットバックは、まちづくり協議会が中心となり協定を結んで行われてきました。本年度で7期24棟の建替えが終わり、300メートルの街路が完成まじかです(下の写真)。
 地方の小都市だからこそ、中心市街地活性化のためにはまず道路だと、このような1.5メートルのセットバックもされるのでしょうが、まちづくり協議会ではいろいろご苦労もあったようです。そこでお店をされる方の熱意が行政を動かしたのでしょう。
 なお、建替え時、建物の1Fはお店にとなっていたのですが、そのお店自身が今はうまっていない課題も出てきているとのことでした。

 今夜は福岡で宿泊しています。ホテルでは電話回線でPCにつなげることができ、メールをあけて返信をだしたり、このHPもアップすることができました。宿泊先からのHPの更新は今日が初めてです。PCを持ってきたかいがあって、うれしいです。


    

 2/ 2

(月)

高齢者人口(65歳以上)は16.93%に。


 午後から社会福祉審議会高齢者福祉専門分科会を傍聴しました。今日は、保健福祉事業や介護保険事業の2003年度上半期の進捗状況の報告でした。
 高齢者の人口は昨年12月末の16.93%になり、10年後には25%になる見通しとのこと。まさに団塊の世代の私が65歳になるときには、4人に一人が高齢者ということになります。
 事業の進捗状況は、全体的に計画に対して、まずまずということでした。次回は7月ぐらいに開催予定とのことでした。

 今日、パブリックコメント中の情報化計画に間違いがあったと訂正が掲載されました。訂正箇所は6箇所です。どうして公表前にチェックできなかったのでしょうか。
 しかも、その訂正箇所は単なる数字や漢字のうち間違いではなく、基本的な事柄の認識の間違いです。パブリック・コメント中にこのような基本的な事柄についての訂正を出すパブリック・コメントは私は初めてです。庁内での検討作業が不十分だったと言わざるをえません。市民に対する説明責任をあまりにも軽く考えておられるのではないでしょうか。
 
 

 2/ 1

(日)

「復興支援」の実態は。

 
 イラク攻撃・占領は国際法違反であり、ブッシュ・小泉などを裁こうというイラク国際戦犯民衆法廷第1回公聴会が大阪・中ノ島公会堂で開かれました。
 今日は3人の方が証言されましたが、現地取材をされた豊田護さんは、写真を写しながら、サマワのまちの様子、劣化ウラン爆弾による被曝状況、アメリカ軍の実態、また人々のアメリカ軍への憎悪、怒りを報告してくださいました。  
 豊田さんは、電気代や水道代、電話代など公共料金は今まで国有のため支払う必要が無かったが、「復興支援」の名のもとに 占領当局はこれらを民営化しようとしており、まさにイラクの財産を奪い取ろうとしていると指摘されました。また湾岸戦争時にはすぐに復旧した電気、水道、電話が放置され、わざと携帯電話を普及させようとしており、公共料金を払ったことに無い人に、お金がなければサービスを受けられない生活を強いようとしているとも指摘されました。
  報道管制がひかれつつある中で、現地に行ってこられた方々からの、「人道支援」の実態がどのようなものか、こうした報告を聞くことはほんとうに大切です。ベトナム戦争時の枯葉剤(ダイオキシン)のように、イラクでは劣化ウラン弾による被爆者の激増も多くの人から報告されています。サマワでも劣化ウラン弾による放射能汚染がある以上、自衛隊員の被曝の危険性もあります。これからも、できうる限り、イラク現地の報告会には参加しようと思っています。  


*詳しいお問い合わせは、二木洋子事務所まで。 E-メール wasabi@osk3.3web.ne.jp