週刊わさび


 2001年5月25日(金)建設環境委員、中核市対策特別委員でがんばります!

 23日から開かれていた臨時議会は、本年度の役員等を選出して、今日、閉会しました。

 臨時議会初日の23日は、午前10時に開会、まず、本年度議会運営委員会委員長に久保隆夫議員(市民連合)、岩為俊議員(自民青風会)を選び、昼食をはさみ、専決処分等の採決を終えたのは1時半過ぎでした。

 いよいよ役員選出に入り、議運の委員長、副委員長が中心になって各会派の希望をきき、調整がなされます。2時に議会運営員会が開かれ、午後5時をめどに議長、副議長、監査の選出をと言いながら、4時半になっても調整がつかず、8時まで延びることになりました。この間、私はずっと控室で待機です。ようやく7時50分から選挙が始まり、結果は下記のとおりで、議長に川口雅夫議員(公明)、副議長に市田忠夫議員(自民青風会)が選出されました。

 議長:川口(公明)26 鳥本(共産)6 根来(自民青風会)1 二木1 無効1
 副議長:市田(自民青風会)26 大川(共産)6 二木1 無効2

 翌24日は、午前10時にまず議会運営委員会が開かれたあと、常任委員会、特別委員会、議会全体から選出する審議会委員等の希望を各会派が出し、調整が行われました。私は、希望どおり、建設環境委員、中核市対策特別委員になることができました。なお、議員は審議会委員を兼務すべきでないとの考えから、全体から選出する審議会委員等は希望しませんでした。本年はこの調整が例年になく午後2時半という早い時間に終わりました。

 今日25日は、10時から議会運営委員会で昨日の調整の確認をしたあと、本会議、委員会を開き、各委員会委員長、副委員長、及び各委員会から選出することになっている審議会等委員を選出しました。私の所属する建設環境委員会からは4つの審議会に7名委員を選出することになっており、私は環境審議会委員を引き受けました。環境審議会では、今年度、環境基本計画を策定することになっています。職責を果たせるよう、がんばります。

 市民のかたから、どのようにして議長、副議長を選んでいるのですかとよく聞かれます。選挙で選ぶということになっていますが、実際は、市長与党の話し合い(といっても、時間がかかる年もありますが)で、水面下で決められてから、形だけの選挙が行われています。過去の選ばれ方をみると、当選回数の多い順になっているようです(今年は違いましたが)。野党の共産党や無所属はいくら当選回数が多くても、議長、副議長、監査委員にはなれません。透明性の確保のためにも、自分が議長になったらこのようなことをしたいという公約を掲げた選挙をすべきではないでしょうか。現在のような選挙のあり方には納得できず、私はいつも自分に投票しています。

・全国市議会議長会の勤続表彰を辞退しました!

 臨時議会の冒頭、全国市議会議長会より10年、30年の勤続表彰がありました。私も10年の該当者でしたが、表彰を辞退しました。
 国会でも、公明党の神崎代表が国会議員の永年勤続表彰廃止を訴え、小泉首相も前向きな答弁をしています。小泉氏自身、97年に25年表彰を拒否していたとのことです。議員の評価は市民にしてもらうべきで、長年したからといって一律に表彰する必要は何もありません。また、市会議員の場合、記念品は表彰状とバッチで、国会議員とは格段に違いますが、議長会からの表彰とはいえ、議長会の歳入は各市の負担金でまかなっており、元はといえば税金で表彰していることになります。財政の厳しい折、議員自らまずこのような慣行をただすべきです。


2001年5月21日(月)

・23日から臨時議会が始まります!

 5月23日(水)から開催される臨時議会の議案が明らかになりました。
 3月議会で予算を可決したところであり、この臨時議会に提案されるのは専決処分報告と昨年度の補正予算(精算)とです。議案や議事日程等を「市議会速報」に掲載しました。
 なお、この臨時議会は役員選挙がメインで、議長・副議長や各議員の所属委員会、各委員会の委員長を決めます。

・大阪オリンピック辞退を!

  5月15日、IOCの報告書が発表され、大阪オリンピックの落選がほぼ決まり、ほっとしています。これで高槻の原での射撃場建設もなくなりました。最終結果は7月にでますが、まず今からの逆転はないでしょう。
 それにしてもまだ辞退しない大阪市、これまでに投入した税金は莫大な額です。勝ち目がない以上、一刻も早く自ら辞退すべきです。
 
 なお、下記のような集会が予定されています。ぜひ、ご参加下さい。

 大阪オリンピック落選決定記念集会
  「無謀な招致活動の責任を追及する」


 ・と き 7月14日(土) 13時30分〜16時
 ・ところ エル大阪 701号室(地下鉄/京阪「天満橋駅」西5分)
 ・資料代 500円
 ・主 催 大阪オリンピックいらない連


2001年5月14日(月)北の再開発・新たな変更計画が明らかに!

 今日は午前中、市街地整備促進特別委員会が開かれ、傍聴しました。


 JR高槻駅北の再開発の現状が報告されましたが、3月末に大阪府より事業変更計画が認可されたにもかかわらず、組合員参加表明している平和堂がシネマコンプレックス(映画館)の設置を新たに申し入れてきたとのことです(下記資料参照)。
「なぜ、3月に府へ事業計画の変更を出す段階でこのことを申し出なかったのか」「3月議会でこのことをなぜ議会に報告しなかったのか」「市の負担がどのようになるのか」など、1時間半にわたり各議員から厳しい指摘がなされました。平和堂は3月末になって、突然シネマを申し出てきたとのことですが、経過を聞く限り勝手としか私には思えません。採算性を考えての提案でしょうが、議会をもふりまわして、企業イメージとして高槻市民にいい感情はもたれないと思うのですが。

 資料:再開発事業について(報告)[2001年5月2日付け市長宛、JR高槻駅北地区再開発組合]

 新たなスタート、希望に燃える新年度もちょうど1ヶ月が経ち、私たちも事業実現に向けおおきく一歩を踏み出しました。
 ふだんは私たちの進める市街地再開発事業に格段のご配慮をいただき、厚くお礼申し上げます。

 昨年度後半は、事業成立の可能性と事業再構築をさぐるため、必死に動き、あらゆる叡智と情報を集め、何度も何度も組み立て・修正・組み替え・やり直しをし、何とか事業の方向性を見いだしました。
 それは住宅保留床の増床と商業保留床の縮小を基本としたものです。
 そして、住宅床参加組合員を東洋不動産(株)から近鉄不動産(株)に変更し、商業保留床は(株)フジタの保証のもと、取得者としてオリックスリアルエステート(株)、テナントとして(株)平和堂を予定者とする事業計画変更を権利者の皆さんに認めていただき、3月30日付けで大阪府の認可をうけました。

 また、商業核テナントととして出店予定の(株)平和堂と出店内容のツメをおこなっておりますが、施設計画についての希望、要望がいろいろと出されています。
 組合としては、長引く消費の低迷とはっきりしない経済の行方からみて、(株)平和堂の要望に一定の理解を示しつつも、自らを育てた地域や場所=権利者の利益をまもり、地域の活性化につなげ、しかも資金計画面で成立させ、早期に完成させるため、協議・検討を続けています。

 それらのうちでとくに大きな課題は、来街者・集客増をはかるためのシネマコンプレックス導入の強い要望です。シネマコンプレックスは、経済的要素からいったん組合として断念したものでしたが、今回、(株)平和堂の要望をふまえ、「私たちのまちづくり」を実現する最後のチャンスとして、住宅と商業を中心とする現計画を、権利者や地区周辺の人々、また駅前地区を利用する人々の立場・視点から、原点に立ち戻って次のように検討しなおしました。
 @商業棟上層階に、シネマコンプレックスなど消費以外に街を楽しむ要素を、
 A住宅A棟の下層階に、駅前という日常的居住空間を高密度に埋める機能、例えば医療や相談、代行窓口・機関などの便利施設を、
 B住宅B棟の下層階に、例えば情報の受・発信など、人々の心をとらえ、心を動かすような施設を、
 C駅・施設・商店街を有機的に結びつけ、回遊性・滞留性を高め、地元商業と権利者にとってもプラスになる施設に

 そして、この施設が、強い目的性とともに、立地のよさを生かした地域コミュニティのサロンとして、特別の目的をもたなくても集まりたくなるような、人と人との出会いや交流の場、情報の受・発信の基地となることで市民文化創造の拠点となることの期待をこめて、再度の施設計画変更をすることに、理事会としての考えをまとめました。

 もっとも、参加組合員等への約束実現からみると、調整するための時間的余裕は多くはありませんが、連日にわたって、その検討や調整、あるいは検証を行っているところです。

 そこで、事業計画等の変更総会を7月に、権利変換計画(案)の縦覧を8月に、権利変換総会を9月に、そして10月には権利変換計画認可をうけ、11月には補償費支払いをするという、当初の変更計画を2ヶ月程度ずらせたハードなスケジュールで事業をすすめていきます。

 今回の再度の計画変更が、20年間にわたる多くの地権者のみなさんの協力に応え、事業実現へつなげることのできる最後の機会と考えています。
 なお、権利調整につきましては、権利者の一刻も早く立ち上げてほしいという強い希望を反映し、一定進んでいます。

 このように厳しい状況ですが、高槻に住み、育ち、高槻を愛することを活動のエネルギーとして、高槻の北の玄関口のみならず、中心市街地活性化の核となるように、また、全市民に喜んでいただけるように、物的販売機能だけの[街」ではなく、「人のこころ」とも密接に関わりをもつ社会的役割・機能のある、人を魅了し感動させる魅力のある「街」をつくろうと決意しました。

 高槻市の今まで以上のご支援・ご指導と、公的な駐車・駐輪場の設置を重ねてお願いいたします。


 ところで、12,13日は現代医療を考える会の結成10周年記念の集まりに参加しました。12日は鎌田慧さんの「20世紀の病状と現代の課題」と題した講演会でしたが、過労死やいじめ等による自殺者がいかに多いか、深刻な現代の病状を語られました。

 13日は午前中3つの分科会が開かれ、午後は「戦時医学の認識と克服−現代医学の(科学)のあるべき姿を探る」と題したパネルディスカッション、私もパネラーの一人として、バイオ施設の周辺住民という立場から、問題提起をしました。当日の資料は私の主張に掲載しています。

 パネラーという大役に、この1ヶ月近く、「市民のための科学はどうあるべきか」考え続けました。おりしも水俣やハンセン病裁判で行政や立法の責任を問う判決が出され、科学技術や医療による被害の予防のためには、行政にも重大な責任があることが指摘されています。JT医薬研究所反対を訴えて当選して以来10年、私にとっては自分をふりかえるいい機会でした。16日(水)は私の母校大阪市立大学でも「公害と行政」と題して講義をします。自分の息子と同じ世代の方々に話すのはとてもやりがいがあります。


2001年5月7日(月)5月のお知らせ満載です!

 GW中、皆さんからいろいろお問い合わせをいただきました。できるだけ早くお返事できるように今日から快調に走っています。

 さて、風薫る5月、さわやかな気分で新しいことにチャレンジできる季節です。多彩な催し物がありますが、今日はジェンダー、環境問題についての学習会をご紹介します。ぜひ、ご参加ください。

 

<高槻ジェンダー研究ネットワーク公開学習会>

子どもポルノ・子ども買春根絶への取り組みと問題点

  子どもへの性的人権侵害の根絶をめざす第2回世界会議が、12月に横浜市で開かれます。
  96年にスットクホルムで第1回目が開催され、122カ国2000人の参加者で行動計画が採択されました。
  今回は実施状況の評価や活動強化の方針が話し合われます。
  会議を成功させるために、これまでの取り組みと問題点を考えます。

   講 師:坪井真規子さん(エクパット・ジャパン関西)

   日 時:5月18日(金)午後6時半〜8時半 

   場 所:市民総合交流センター3階第4会議室(JR高槻駅南スグ)

   資料代:500円

労働法制の改正によってパート労働者は働きやすくなったか

  増えつづけるパートタイム労働者の7割近くが女性です。
  産業経済構造の変化と少子高齢社会化に伴い多様化する雇用形態に対して、労働法制が大幅に改正されました。
  しかし、それは職場の公平待遇確保や労働時間の短縮を可能にしているのでしょうか。
  今後、どのような取り組みが必要かを考えます。

   講 師:上田育子さん(コミュニテイ・ユニオン関西ネットワーク/女性のワーキングライフを考えるパート研究会)

   日 時:6月29日(金)午後6時半〜8時半

   場 所:市民総合交流センター3階第4会議室(JR高槻駅南スグ)

   資料代:500円

<ダイオキシン関西ネット結成6周年記念集会>

「食品からのダイオキシン摂取量が国の基準さえ超えた!」

  厚生省による食品からのダイオキシン摂取量調査が明らかになりました。
  関西A地区は、国が決めた摂取限度4ピコさえ2倍近く越しています。
  これらについての解説や、全国各地の報告があります。

   特別講演:中南元さん(ダイオキシン関西ネット代表)

   日 時:6月16日(土)午後1時半〜4時半

   場 所:エル大阪5階視聴覚室(地下鉄、京阪「天満橋駅」下車徒歩5分)

   資料代:1000円


*詳しいお問い合わせは、二木洋子事務所まで。 E-メール wasabi@osk3.3web.ne.jp