Palm&Music
User Group We Love PalmDevice & Music♪ 「ひとこと」:2001年12月の分 |
2001年12月31日(月)■お楽しみはこれからPMUG結成2年目の今年は、本当にいろいろなことがありました。 音楽再生のみならず、MIDI演奏やWaveデータの再生など、「草の根」的に試みられてきたことが、次々、新製品の標準機能に取り込まれていく、驚愕の一年でした。 ソフトウェア面でも、いち早くBeatPlusに対応してくれたminiMusicの他、メモ帳で音楽できるMML DA/DD、サウンドのカスタマイズや「おしゃべり」機能を先取りしたFocV ProjectのAudio Driverなど、次々、夢が実現してゆきました。 そして、クリエ各機種やMIDIモジュールBeatPlusに対応した新作がリリースされたのは周知のこと。 もう、「パームの音関係は貧弱」と言い訳はできません。 こうした技術やツールを使って、来年は、存分に楽しませてもらおうと思います。 リズムポッドも出てくるはず。 来年もどうぞよろしくお願いします。 Reported by 白石 2001年12月28日(金)■リズムポッドとPMUGAD-Visorさんのリズムポットレビュー、続編が公開されています。 今回は、ソフトウェアの詳細。スクリーンショットには、いくつか気になるゲームソフトの名前も見えますね(^^)。楽しみです。 そして、レビューにもあるように、アラーム、HotSync音、デモ曲などがあらかじめ用意されているのですが……、 実は、 PMUGにも山田さんから事前にお誘いがありまして、このモジュールには、PMUG有志で、いくつかデータを提供させていただきました。 AD-Visorさんのレビューを見ながら、改めて、すごいプロジェクトに参加させてもらったんだなあと、ちょっとドキドキしています。 今回、ソフト・ハードの開発の成り行きを間近に見て、色んなことを考えさせられました。とても貴重な経験でした。(モノを作るって、本当に地道な根気のいる作業なんですね。) こうしてパームに貢献できる機会を与えてくださった山田さんには、本当に感謝しています。(本来は、製品が完成してからお礼を言うべきか、とは思うのですが、こうして話題が世に出たので、まあ、いいですよね。) クリエのTシリーズもそうなのですが、リズムポッドも、MIDIベースなので、音を自分たちで比較的、手軽に作れるのが、いいなあ、という気がしています。 あまり色々書いても、手前味噌な感じになってしまいますが、PMUG的にも、完成がとても楽しみな製品です。 Reported by 白石 2001年12月27日(木)[14:00追記]■ McMIDIv1.0も登場!今関さんが、McFileと連携して、メモリカード上のMIDI(format0)ファイルを再生するツールを公開! McMIDI ver.1.0 使い方は、拝啓PalmOS様でご確認ください。スクリーンショットもたくさんあって、わかりやすいです。 これで、本当に手軽にMIDIをパームで再生できるようになりました。感慨深いものがあります。今関さん、ありがとうございます。 で、敢えて少しだけ補足すると……、 再生できるMIDIファイルには、
という制限があるそうなので、要注意。 手持ちのMIDIファイルを大量にメモリカードのコピー……でも、上記制限にひっかかって再生できず(←私です^^;)、というのは悲しいので、 事前に、(以下、Windowsの場合) などで、format0に変換しておきましょう。(最近知ったのですが、EXSMFは、フォルダをドラッグ&ドロップすると、その中のMIDIファイルを一括処理してくれます。なかなか便利ですよ。) また、TシリーズのMIDI再生機能については、このページの下のほう、12/10の記事もあわせてご参照ください。 P.S. ■リズムポッド登場!AD-Visorさんで、Visor用PCM音源モジュール(試作品)のレビューが始まっています。 世界初公開(だと思います)。注目です! Reported by 白石 2001年12月16日(日)■クリエ上でのNotePad v1.1の挙動NotePad v1.1で、クリエTシリーズのFM音源を利用できてしまう、という件ですが、「Preferences」をBeatPlusにしたのに音が出ない、という場合もあるようです。 今のところ、原因は不明。 はじめさん(詳しくはSoramimi Forestをご覧ください)のところでは、一旦、ハギワラシスコムのBeatAlarm β版で音を出すと、解決したそうです。 そういう不具合に遭遇した方は、試してみるといいかも。 ただ、いずれにせよ、BeatPlus互換は、ソニーで公式にサポートしていることではないので、納得の上で、自己責任で試してくださいね。 Reported by 白石 2001年12月11日(火)■ NotePad v1.1がクリエT415での動作を確認miniMusic社のニュースページに、同社の楽譜ソフト、NotePad v1.1のT415での動作を確認した趣旨のコメントがでています。
とのことです。 ソニー側は「この件にコミットしない」との立場ですが、やってみると動いてしまう、ということでしょうか。 なお、NotePad v1.1は、$29.95のシェアウェアですが、フリーのデモ版NoteDemo v1.1もあります。当サイトでも、NotePad v1.1の使い方を、こちらに簡単にまとめています。参考にしてみてください。 Reported by 白石 2001年12月10日(月)■クリエでMIDI音楽を聞いてみよう!(12/28、遅くなりましたが、画像を追加しました。) (PM 14:30 (注)を2つ追加しました。) 新しいクリエT600C/T400は、ヤマハ製の16和音FM音源を搭載しています。 購入直後の状態でも、CLIE DEMOというソフトを起動したり、 「予定表」の設定画面で、アラームの項目をさわると、 すぐに16和音を体験することができます。 高音がよく通る音が、新しいクリエの薄い筐体をさらに軽快で可愛らしいものに見せているような気がします。さすがソニー。 また、付属CD-ROMには、さらにたくさんのサンプルデータが入っています。どれもなかなか素敵な音ですから、是非、お試しください。 そして、さらにつっこんで音楽を楽しみたい人には、 CD-ROMに入っている
これで、通常の標準MIDIファイル(.mid)をアラームに追加できるようになります。 CD-ROMには、追加した音楽データをパーム上で再生、管理する「Sound Utility」 というのも入っていますから、一緒にインストールしておきましょう。 「Sound Converter」の使い方は簡単。 MIDIファイルを「Sound Converter」の画面上にドラック&ドロップすると、リストに曲が追加されます。 あとは、「インストール」ボタンを押すだけ。 HotSyncしてからパーム上で「Sound Utility」を起動すると、追加したデータが見えるはずです。
PCで聴くのとはいくらかバランスが変わったりしますが、かなりクリアな音です。 標準MIDIファイルは、カラオケや着メロ用のデータとして、販売されていたり、ウェブ上に多数、公開されていますから、お好きなものを探してみてくださいね。 ちなみに、 一般に流布しているMIDIファイルには、「format0」と「format1」の2種類があって……、(注1) クリエが対応しているのは「format0」の方だけです。 もし、「format1」のデータを「Sound Converter」にドロップすると、 こういうエラーメッセージが出ます。 この場合は、あらかじめ何らかの方法で、MIDIデータを「format0」に変換しておきましょう。 私がざっと探したところでは、Vectorに公開されている というのが使いやすそうでした。 解凍したら、一旦「Exsmf.exe」を起動。「処理モード:SMF format0に変換」と設定しておきます。 あとは、このアプリのアイコンに変換したいMIDIファイルを直接ドラッグ&ドロップするだけ。
元のファイルと同じフォルダに、「_」(アンダーバー)で始まる名前のファイルができます。これが、変換処理後の「format0」のデータです。 これで、コンバータに怒られることなく、クリエでMIDI音楽を楽しめるはず。(注2) こんなに薄くて小さいのに、クリエの音楽機能は、なかなか頼もしいです。 (注1)…… MIDIファイルの「format0」と「format1」は、データをファイルに書き込む仕様・形式が違うだけで、内容的な差はありません。「format0」は、音楽情報が時系列に沿って前から順に書き込まれています。これに対して、「format1」では、情報が、いくつかのパート(トラック)に分けて記述されています。 (注2)…… 対応しているファイルサイズの上限は、62KB程度のようです。サイズの大きいMIDIファイルを「Sound Converter」にかけると、62KB以後の部分がカットされます。曲は1分くらいで途切れることになります。エラーメッセージは特に出ません。おそらく、PalmOSの何かの制限と関係がある仕様ではないでしょうか。でも、アラームとして使う分には、これだけあれば、特に支障はないと思います。 Reported by 白石 2001年12月7日(金)■ BeatPlusとクリエT400/600のFM音源の互換性PalmOS@niftyに、明日発売の新しいクリエT400/600の詳しいレビューが公開されていますが、 [新製品レビュー] CLIE PEG-T600C&T400 - 極薄スタイリッシュモデルの新型CLIE登場 - (PalmOS@nifty) 注目の16和音FM音源の紹介は、「ソフトウェア(新機能)」のページ。 実は、この音源(Yamaha製)は、ハギワラ・シスコムのVisor用モジュールBeatPlusと、かなりの互換性があるようで、そのことについても解説してくださっています。 クリエの音楽機能が気になっている人は必見だと思います。 ちなみに、miniMusicのNotePadも、クリエTシリーズで動作するようです。「Preferences」で「BeatPlus」を選ぶと、クリエのMIDI音源をフル利用できると、miniMusic社でも確認しているようです。(yoSHIさん、ご連絡、ありがとうございます。) ただし……、 ――ここまで書いておいて何ですが――、この件について、SONY社の正式な動作保証があるわけではないので、検証は、あくまで自己責任でお願いしますね。 Reported by 白石 2001年12月4日(火)■ BeatAlarm紹介ハギワラシスコム・サイトで、Visor用音源モジュールBeatPlus対応のアラーム時計アプリのBeat Alarm βが公開されています。 あくまでテスト公開中のβ版なので、動作に不安定なところがあるようです。(私も、一度ハードリセットの憂き目に……。)何が起きても大丈夫な体勢、覚悟で試用したほういい、という但し書きつきになってしまいますが、楽しい作品なので、一応、ご紹介を……。 時刻(アラーム機能)や時間(タイマー機能)を指定して、BeatPlusでアラーム音を鳴らすことができます。
公開されている上の2つのファイルをインストールして使うようになっていました。 これがアラーム設定画面。ここでアラームを鳴らしたい時刻や、鳴らしたい音を指定します。 時間になると……、 こんなウィンドウが出ます。なかなか可愛らしいですね。 音も、BeatAlarmのFM音源サウンドですから、本体のBeep音よりは、かなり聞き取りやすいと思います。 システム音を完全に置き換えたり、サウンドをユーザーがカスタマイズできたりするわけではないです。でも、クリエTシリーズのMIDIサウンドに近い感覚を、これで一足先に体験することができますね。 なお、補足情報ですが……、 アラーム機能そのものは、BeatPlusを抜いた状態でも使えました。BeatPlusを抜いた状態だと、内蔵スピーカーからBeep音が鳴ります。 設定画面も、こんな風にOSのシステム音を選ぶ形に変わります。このあたりは、なかなかよく考えられていると思いました。 Reported by 白石 2001年12月3日(月)■ N700アップグレードを迷っている方へ「PEG-N700C OS 4.1アップグレードサービス」レビュー(ZDNet PalmOS) アップグレードで、ソフトウェアは、完全にN750と同じになるようです。嬉しいサービスですね。 一方、ハードウェアは当然、N700のまま。N750では、「メーカーの受け売りだと」、DSPチップに改良が施されている、ということになるそうです。 例えば、MP3の正式対応ビットレートが、N700は96kbpsまで、N750は128kbpsまでなんですね。 ただ、ハマダさんも軽く言及しておられますが、N700, N750で音楽再生の「音質」の違いはほとんどわからない、と私(白石)もかつて思いました。 以下、非常に細かい話ですが、当サイトでも、過去に簡単な検証をしていますので、こだわり派の方で、まだのはご覧ください。(と、最後は少し宣伝でした。) Reported by 白石 |