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■Tips

「繰越予定」って使ってますか?(Datebk3/4)

 パームの主な用途は、もちろん、スケジュールの管理なわけですが、ソフトとしては、私は定番の置き換えアプリDatebk3を使っています。

 中身は、およそこんな感じになっています。(本当のスケジュールを素材に、脚色・簡略化しています。)

 画面下の「Attila……」は普通の予定。演奏会(ヴェルディのオペラです)なので音符のアイコンを付けてみました。

 (現実には、11/3の公演を聴きましたが、なかなか面白かったです。)

 画面上半分に、たくさん並んでいる項目は、Datebk3/4の独自機能、「繰越予定」というものです。

 私も、使い始めたのは最近ですが、「日付のあるToDoリスト」と言えばいいのでしょうか。

 各項目の左の「○」はチェックボックスになっています。とりあえずやらなければならないことをリストアップしておいて、完了したらチェック。

 翌日以後になっても、チェックのない項目(未定項目)は「繰り越し」て表示されて、律儀な秘書・マネージャーみたいに、追いかけてきます。

 例えば、翌日(01/11/5)になると、「未定」で繰り越された4項目と、11/5の新しい項目(「PUGO口座」)を、あわせて表示。

 (私、いちおうPUGOの会計係ということになっておりまして、そろそろ通帳記入に行かねばならないようです。演奏会の前に、京橋近辺で銀行を探さねば……。)

 普通の予定と同じように、「メモ」を付けることもできるので、長い文章(最長4KB)も大丈夫。

 (上の画面では綴りが間違ってますが……、10/30, 31のアファナシエフのピアノ・リサイタルは、感想を文章にしておきたくなる素晴らしいものでした。)

 Datebk3/4には、予定表画面にToDoリストを表示する機能もあります。上のような使い方だと、ToDoを利用するのも一案だと思います。実際、私もずっとToDoを使っていました。

 最近になって「繰越予定」に乗り換えたのは、

 チェックした日付が記録に残る

のが、後々、便利かな、と思ったからです。

 例えば、「01/11/4」を後日、開くと、

 この日にチェック(「完了」)した項目を確認することができます。

 (「繰越予定」は、標準の「予定表」でも、普通の予定項目として、ちゃんと表示されます。)

 一度、項目を書き込んでおけば、未定のときは「TODO」(=やることリスト)、完了すると「日誌」(=やったことの記録)として使えるわけです。

 「黄ばんだ紙の手帳は、あとから読み返すと<思い出>になるけれど、PDAのメモリは、電池が切れると、きれいさっぱり消えてしまう。」

 そんなアンニュイなご意見を、どこかでお見かけましたが……、

 とりあえずデータさえバックアップしておけば、<あの時の私>の痕跡を、ある程度、残せそうです。

 今は、とにかく、何でも思いついたら「繰越予定」に書き込むようにしています。

 上の例だと、

  • 仕事の資料 (「魔笛」「カルメン」「メリー・ウィドウ」他を調査中)
  • 今日中に用意すべきもの (コンサートの往復の電車内で今度観る「サロメ」を予習するつもりでした)
  • 新刊本 (現実には10月の発売当日に購入済みです(^^))
  • 買い物リスト (今年の2月に迷い込んできたインコを1羽、世話しているので、エサの調達)
  • 懸案 (来年の三谷幸喜氏のお芝居、どうしようかな……。)

 紙の手帳を使っていた頃、余白にちょこちょこ書き込んでいたような思いつきを、全部「繰越予定」に入れてしまっている感じです。

 ちなみに、入力方法は、とても簡単です。

 新しい項目を作るには、「メニュー」→「項目」→「新規繰越予定」、

 あるいは、Graffitiエリアに「ショートカット」+「B」です。

 頻繁に「繰越予定」を使う場合は、「メニュー」→「設定」→「第二設定画面」で

 画面の中央あたり、「新規:……」のところで「繰越」を選んでおくと、

 一日表示画面の下の「新規」ボタンで、ワンタッチで「繰越予定」を作ることができるようになります。(←私は今、この設定で使っています。)


[追記]

 Palm Spaceさんで、この記事に反応してくださいました。

2001.11.7 「繰越予定」使ってます(Palm Space)

 有給休暇を日数分「繰越予定」として作っておいて、使ったら「チェック」。なるほど、なんだか「ポイント」を貯めるみたいで、いいですね。


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by 白石 (Tomoo Shiraishi: tsiraisi@osk3.3web.ne.jp)