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ソフト・ハード紹介 番外編


palmware for musician
Palm/ワークパッドと一緒に音楽するためのソフトウェア

音叉

 キーボードソフト MelodyDA がリリースされた頃、バロックヴァイオリンなどの古楽器の調律用に、様々なピッチの音が出るアプリがあるといいかもしれない、という話題が出たことがあります。そういう用途には、ここにご紹介するような音叉アプリがいいのではないでしょうか。それぞれかなり繊細にピッチを選ぶことができます。音が小さいので、個人使用が主になるとは思いますが、是非、一度、お試しください。


Musician Tools ver.1.1

シェアウェア $10.00 サイズ 19.9KB 作者 Calvin Gaisfold (http://www.gaisford.com/pilotsoft/)

Musitian Toolsの設定画面
Musitian Toolsの音叉画面
Musitian Toolsの5度圏表画面


 既に、Musician Toolをメトロノームとして導入している方にとっては、同ソフトの音叉機能を使うのがリーズナブルでしょう。v1.1bから、音の高さや長さを細かく設定できるようになりました。真ん中のスライドバーで基本となる「ラ」音のピッチ、右のバーで音の持続秒数を設定します。「ループ(Loop)」と組みあわせれば、チューナーとして十分、実用になりそうです。メトロノームと合わせて、まさに、強力な「音楽家の道具」になっています。



TuningFork ver.1.1

シェアウェア $10.00 サイズ 5.730KB 作者 @Arcosoft (http://www.arcosoft.com/software.htm)

Tuning Forkの画面


 左列から鳴らしたい周波数、右列から秒数(2, 4, 6秒)を選び、「Hear」ボタンを押すという手順になります。一番左の「412〜419(Hz)」は「G#」音、「438〜445(Hz)」は「A」音に相当します。Musician Tools と違って、こちらは完全な持続音が鳴ります。これ以外のピッチが必要な場合は、「Custom」ボタンをチェックすると、下のエリアで指定した任意の周波数を鳴らすことができます。



Beep! ver.1.80

フリーウェア サイズ 8.082KB 作者 Martin W. Wilber (http://www.enteract.com/~mwilber/)

Beep!のメイン画面
Beep!のmidi画面 Beep!のscribble画面 Beep!のクイズ画面


 見た目は素っ気ないですが、このソフトを使うと、かなり色々なことができます。
 左から順に
 「メイン画面」……上半分の7つのボタンで、各種システム音を鳴らすことができます。そして下半分が音叉機能。「Frequency」でピッチ、「Duration」で長さ(m秒単位)を指定します。
 「MIDI画面」……「予定表(Datebook)」用のアラーム音(System_MIDI_Sounds.PDB)を鳴らすことができます。
 「Scribbler画面」……難しいことはありません。真っ白な画面をスタイラスで自由に「scribble(=殴り書き)」してください。描いた軌跡は残りませんが、かわりに座標に対応して色々なピッチの音が鳴ります。
 「Hi-Low画面」……聴音クイズです。「Play」を押すと、ランダムなピッチで2つの音が鳴ります。一番目(First)と二番目(Second)のどちらの音が高いかを当てる「ハイ・アンド・ロー」クイズです。



TuneIt ver.0.03

フリーウェア サイズ 8.238KB 作者 Ondrej Palkovvsky (http://www.penguin.cz/~ondrap/)

TuneItの画面


 シンプルな(素っ気ない?)画面ですが、音叉とメトロノームがひとつの画面に収まっているのは使いやすそうです。そして、音叉がボタンを一回押すと、止めるまでずっと鳴り続けているのが嬉しい。(Musician-Tools では「ツーツーツー...」と音を小刻みに打ち直す感じになります。)また、メトロノームの精度調整のための「Calbration」ボタンを備えています。結構、細かい気配りが感じられます。


ToneGen ver.1.08

シェアウェア $5.00 サイズ 10.911KB 作者 Dan Richardson (http://www.palmgear.com/)

ToneGenの画面


 「ToneGenは、ライヴ・サウンド・ミキサーのためのツールです。フィードバックの周波数を同定する補助として、200 Hzから12.5 kHzで、ISO準拠の1/6オクターヴの可聴音を生成します。」

 ReadMeにはこのように書いてあると私には読めました。恥ずかしながら、オーディオ設備のセッティングの詳細に通じていない私には、実用性は不明ですが、きっと役に立つのだと思います。(もし使用法がおわかりの方、教えていただけたら幸いです。)

 画面は極めてシンプル。スタイラスなしに、指でタップすることを想定したインターフェースなのだそうです。

  「Increase Frequency」ボタン=周波数増加=音を高くする
  「Decrease Frequency」ボタン=周波数減少=音を低くする

 中央の数字部分をタップすると、音が1秒鳴り続けます。



[追記 2001年7月9日]

 「もし使用法がおわかりの方、教えていただけたら幸いです」という呼びかけに答えて、ベーシストのためのサイトSTUDIO-Gran'Paの主宰者Gran'Paさんから、メールをいただきました。

私も PA をちゃんと勉強したわけではないので。実地でミキサーさんが調整しているのを端で見ていて、あぁ、こういうことなんだ、と思った事を書いただけですので、不確かな情報かもしれませんが、

と謙遜しておられますが、現場で色々な経験がないと知り得ないような、とっても興味深いお話でした。

おそらく、ライヴハウス等での PA のセッティングで使用するものと思われます。

なるほど。

ライヴハウスでマイクを使用する際、イコライザをフラットにしておくと、大音量で鳴らした際に、大抵特定の周波数で、フィードバックが起きます。そのライヴハウス固有の周波数で、減衰しにくい周波数があり、これをマイクが拾って、増幅してしまう、という現象です。

私は、そもそも、そういう現象が起きるということも知りませんでした。でも、特にロックなんかをガンガンやるときには、切実な問題なのでしょうね。

しかも、それぞれの空間に固有の周波数があるということは、毎回、セッティングが変わるということでしょうから、大変そうですね。

で、肝心のToneGenをどう使うかというと

これを回避するには、その周波数を、イコライザでカットしてやる、という手法が取られます。この、フィードバックの共振周波数を特定するのに使用するのではないかと思います。
マイクのそばに Palm を持って来て周波数を変えながら音を鳴らし、その音が共振したら、イコライザでカットする、ということになるでしょう。

どの周波数が共新するか、パームで音を出してみて確かめる、ということのようです。なんだか、ものすごく、パームが活躍しているじゃないですか!

通常は、ミキサーさんの経験と耳に依存していた部分が多いのですが、これにより、もっと精度の高いイコライジングができるのではないかと思います。

経験と勘に頼っていたものの精度を高める、まさにデジタル機器の本領発揮ですね。

 Gran'Paさん、本当に貴重なお話、ありがとうございました!


Music ver.1.0

フリーウェア サイズ 3.37KB 作者 Daniel Church (http://www.palmgear.com/)

WabaMetronomの画面

Sound FX ver.1.1

フリーウェア サイズ 87.9KB 作者 Palmtronix (http://www.palmgear.com/)

Sound FXの画面


 PalmOSのサウンド機能をチェックするために作られたものだそうですが、音叉にもなりそうです。周波数(Freq: Hz)、音量(Volume)、時間(Time: mS)をスライドバーで指定して使います。