画面下の鍵盤を弾くと、五線譜上の位置と音名が表示されます。
　音も鳴ります。タップしてからの反応がややのんびりしているので、リアルタイムの演奏には向かないですが、作りがシンプルなので、お子さんの音楽入門には、いいかもしれません。

　ピアノ鍵盤に和音や音階を表示してくれるソフトです。シェアウェアとなったv2.0で、機能強化、操作性もアップしました。左の図は、「ラ」の音ではじまる「減七和音（diminished）」を選んだところです。右の図にあるように、非常に多くの種類の和音を表示させることができます。

　音階を表示させるためには、右上のリストで、「▼Scales」を選び画面を切り替えます。他には、２台の鍵盤を演奏するピアノ鍵盤モード（左）もあります。キーボードの和音・音階ソフトとしては、現在、最強といってよいのではないでしょうか。

　こちらは、同じコンセプトの弦楽器版です。私はギターもヴァイオリンも、弦楽器は全然弾けないので、実用度はまったく判別できないのですが、マニュアルを見ると、主な弦楽器を網羅している様子です（Guitar, Banjo, Bouzouki, Bass - 4, 5 and 6 string-, Mandolin, Violin, Viola, Cello, Dulcimer and others）。表示できるコードや音階（ブルース、教会旋法等も含む）も相当なもの。弦楽器の世界は広大なのだということを実感します。

　「弦楽器の世界は広大」−−極めつけはこのソフトかもしれません。「Chord:　」欄にコードネームを書き込み、「Calc」ボタンを押すと、可能な運指が最大３０パターン、リストアップされます。「Tune」で音叉画面（中央）に移ります。「Setup」は、運指リスト計算の設定の画面（右）...ですが、その詳細は、マニュアル（pchord.txt）をご覧ください。この詳細な設定画面を見ていると、これは、まさに「和音電卓」の名にふさわしいソフトだなという気になります。（シェアウェア未登録時は、設定が保存できません。また、「Rev」は、フレット上の運指からコードネームを割り出す機能ですが、未登録時には利用できないので、ご注意ください。）

　画面下の「Start」ボタンを押すと、五線譜にランダムに音程が出題されます。該当するギターのフレットのポジションをタップするという趣向です。対話形式（？）というのが面白いと思います。画面左上には、正答数と正解率がカウントされます。

　五線譜を覚えるための（子供向け）学習用ソフト。画面には、五線譜とピアノ鍵盤が描いてあり、五線譜に右側から虫の形の音符が這い出してきます。ピアノ鍵盤で正しい音を弾くと、この虫（Bug）を退治できるという趣向です。

　色々な音階を学習するためのツール。zipアーカイブには、英語版（ScaleTuneE.PRC）とフィンランド語版（ScaleTune.PRC）が含まれています。
　上の画面にあるように、ジプシー旋法（Oriental/gypsy minor）、ドリア（Dorian）・フリギア（Phrygian）等の教会旋法、その他、豊富なデータが用意されています。画面上部のリストから項目を選択、すぐ下のボタンを押すと、その音階を聞くことができます。
　ストップウォッチとメトロノームも付属。
　プログラム本体以外に、CASLランタイム（51.4KB）が必要なため、多少メモリを消費してしまいですが、かなり有用なツールだと思います。

　五線譜と音名の対応を覚えるため学習用ソフトです。

　ギターとピアノのコードの運指を表示するツールです。見やすい画面と、わずか２タップの簡単操作が特徴。とても使いやすそうです。

　クイズ形式で音程について学習できます。出題は２パターンあります。

　　音名当て……画面上に表示された音（左）から、指定された音程関係にある音名を下のリストから選びます。（「OK」を押すと正誤を判定してくれます。）
　　音程当て……画面上に表示された２つの音の音程（数字）を下のリストから選びます。

　必要十分な機能の備わった、実用的なツールではないでしょうか。

　デモ版を試したかぎりでは、楽譜の読み方をクイズ形式で学習できるようです。現在、全貌を把握するべく調査中です。

　ギターのコード早見表です。画面中央列のリストからコードを選ぶと、運指が表示されます。下の「１〜５」で別パターンの運指を表示。右列はリストの別の音に一気に飛ぶための補助メニュー。その下の「Play」で内蔵スピーカーから音が出ます。

　多彩な情報をまとめたオーディオ情報ツールです。オーディオ関係の一口メモ（Sound Advice）、用語辞典（Terminology）、音階の周波数などの早見表（Reference Charts）、電流・抵抗・電力等の計算機能が含まれています。カラー対応。作者サイトでは、ややサイズの小さいモノクロ版も公開されています。

上の２つのリストからベース音と和音の種類を選ぶと、画面中央にギター・コードの運指が表示されます。