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palmware for musician Palm/ワークパッドと一緒に音楽するためのソフトウェア 「700」と「750」
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N750Cは、128kbpsを正式にサポートしているようです。
N750Cで、具体的にどこがどう改良されたのか、というのはよくわかりませんが^^;、とにかく、N700Cは、96kbps以下をサポート、N750Cは128kbpsの動作を保証しているようです。
PEG-N700CとPEG-N750Cで同じ音楽データを同一条件で再生した場合、音が少し違う、という感想を私に伝えてくれた人がいます。
私自身も、ショップの店頭で(こっそり)聴き比べてみました。違うと言えば違うようでもあり、その時はあまりはっきりした感触を得ることはできませんでした。(パソコンショップの喧噪の中だったので……。)
そもそも、700/750の両方を持っている人というのが稀だと思うので、なかなか確認できないことだと思いますし、まあ、わかったからどうだ、というものではないのですが、少し気になったので、簡単な実験をしてみました。
具体的な実験結果は別ページにまとめてみました。興味のある方はご覧ください。
結果を言うと、私が今回、測定した限りでは、残念ながら、N700CとN750Cの再生音に、はっきりした違いを見出すことができませんでした。
別の曲、別の箇所にはその違いが明瞭に表れるのかもしれません。また、もっと上手に録音して、緻密な測定をすれば、今回、調べた部分にも何かの違いを見つけることができたのかもしれません。
でも、私の測定環境・方法はかなり一般的な手法だと思っています。このやり方で違いが出なかったということは、音質の違いは、(あったとしても)「耳ではわからないレヴェル」と見ていいんじゃないかな、という気がしています。(あくまで私の現時点での判断、ですが……。)
上で述べたように、N750Cは128kbpsのMP3を正式サポートしているそうですから、何らかの変更があったのだろうと想像できます。ですが、この測定から推測できるかぎりでは、そうした変更は、再生音質の変更もしくは改良を主な目的とするものではなかった、ということなのかもしれませんね。(クリエのDSPの音質は、N700Cの段階で既にとても評価の高いものだったわけですし……。)
以上、あくまでスペック表や簡単な実験からの推測であって、当たっているかどうか、自信はありませんが……、ここまでの情報を見る限り、N700CとN750Cの音楽再生機能は、MP3の128kbpsの動作保証の有無、以外に目立った違いはないようです。
一方、音楽以外の機能、例えば、最新OSや16ビットカラーの表示などは、ほぼ、N600で達成されていたことを継承しているように見えます。既に各所で言われていることですが、N700Cが新しいことにチャレンジするマシンだったのに対して、今回の750は、様々な試みのまとめ、集大成なのかもしれません。
そして、11月に予定されている、PEG-N700CのPalmOS4.1へのアップグレードは、その最新版の恩恵を、しろクリで享受するチャンスということになりそう。
このアップグレードの意味は大きくて、しろクリを限りなく最新機種に近づけるサービスなのだと期待してよさそうに思えています。
手になじみ、愛着のあるPDAを長く使い続けたいというのは、ユーザーの素直な気持ちだと思います。その意味で、OSのアップグレードは、とても嬉しいサービス。
英語版Palm(Pilot)では、過去に何度か同種のサービスがあったようですが、日本語版Palmでは、今回のSONYの措置が最初の試みになります。やや大げさに言えば、PDAとのつきあい方の質を決める、とても大切な一歩と言えるかもしれませんね。
もちろん、すべては、かぎられた情報にもとづく仮説と推測。実際はどうなるか、蓋を開けるまで本当のところはわかりません。あくまで、最終判断は皆さん自身で下していただくしかないとは思いますが……。
(文責:白石、2001年10月16日)