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2004年7月29日(木)

パームとiCalの同期のこと、VisorとMacの小部屋のミカンさんからメールをいただきました。

はてなダイアリーのミカンメモにまとめられている、ご自身の運用例も拝見。(「iCal」で検索すると、該当ページを一覧できますよ、と教えていただきました。)

.Macを介して、2台のマック(eMac、Pismo)、さらに、2台のPalmOS機(Tungsten T3、treo90)のスケジュールとアドレスを、同期しておられるんですね。

[T|T3]--[eMac]--[.Mac]--[Pismo]--[treo90]

図にすると、壮観。

.Mac経由で複数のマックを運用していると、iSyncは、真価を発揮するんだなあ、と思いました。

それから、

自分でも、iSyncのよくわからなかったところを、ちょっと実験してみました。

一番心配だったのは、ハードリセットして、パーム側のデータを失った時に、どう対処したら良いのかということだったのですが、

復旧したいデバイス「だけ」をつないで、iSyncの「すべてのデバイスをリセット」、これで良いみたい。

そうすると、iCalでPalmを上書き(←PalmDesktop風の言い方)できました。(「リセット」って、そういう意味だったんですね。)

  1. ハードリセット(涙)
  2. PalmDesktopとHotSync(=「ユーザ名」やソフトの復旧)
  3. iSyncで「デバイスをリセット」(=iCalでパームのPIMを上書き)

あと、メモリカードなどにパームのバックアップデータが残っている場合は、そこからパームをレストアして、その後、普通に(何事もなかったかのように)iSyncを再開しても、特に問題はなさそう。

で、色々やって、iCalとPalmのデータが一致しなくなった時には、iSyncの「低速同期にする」オプションを試してみるとよさそうでした。

低速同期の内容は、初めて同期を行うときと同じです。つまり、「iSync」は、最新の情報が存在するかどうかを確認するために Palm デバイスの情報をすべて分析します。これには、通常よりも時間がかかることがあります。
(iSyncオンラインヘルプ「Palm OS デバイスの同期で問題がある」より)

技術的なしくみはよくわかりませんが、「低速同期」(名前がわかりにくい気がする……)は、通常より丁寧にデータを照合してくれるみたいですね。

以上、いざという時の、自分用のメモということで。

以上の動作は、現役を退いているiBook G3(iCal v1.5.2, iSync 1.4, iSync 1.2 Palm コンジット)と、treo90予備機で、ひととおり、試してみました。(結構、時間がかかりましたが……。)

で、現役のtreo90とiBook G4は、失敗すると恐いので、さわらないつもりだったのですが……、

予備機で実験しているうちに、現役のtreo90のほうを、間違ってハードリセットしてしまいまして(アホです)、

早速、実験が、実地で役だってしまいました。


2004年7月29日(木)

昨日の話の続きですが、PUGO(大阪を中心とした関西のパーム・ユーザー・グループ)で、パームとiCalのiSync経由の同期について、色々と教えてもらいました。

で、帰宅後、早速、treo90で実験。

PalmDesktopとのHotSyncに比べると、時間はかかりますが、双方向で、ちゃんとデータを同期できますね。(前に試した時に、iCalの全部のデータをパーム側に反映することは、できなかったような気がしていたのですが、勘違いだったようです。)

せっかくなので、iCalのデータを、今度は、iPodとも同期させてみました。これも問題ないですね。(気分的には、「iCal→iPod」の方が、アップル製品同士なので、さらに、安心感があるかも。)

iCalを使っているうちに、ふと、思いついたこともあるので、また、時間ができたら、試してみようと思います。

iCalやアドレスブックを使う場合でも、PalmDesktopは必要(パームのデータのバックアップやソフトのインストール、メモ帳との同期のため)というのが、初めての人には、ちょっと、わかりにくいのでは、という気はしますが……、

これなら、なんとか人に薦められそうですね。

PUGO、役に立ってしまいました。(^^)

定例会本編のほうも、Newton (MessagePad)とかHP200LXとか、話としては聞いたことがあった往年のPDAを実演してもらえて、とても面白かったです。


2004年7月28日(水)

先日、演奏会で会った知人と、パームの話になりました。

「iCalでスケジュール管理しているのだけれど、これを、パーム(クリエ)で持ち歩くことはできる?」

というような話。

せっかくパームに興味を持ってもらえたので、色よい返事をしたかったのですが……、

iCalだと、現状では運用が多少、面倒かも、と答えてしまいました。

[7/29 追記] でも、その後、色々と教えてもらった結果、iCal中心に運用しておくと、使い方が広がって、良い面もありそうでした。

7/29の日記では、いくつか勘違いしたまま、書いたり、考えたりしてしまっていたので、一端、削除して、この続きは、改めて7/29の日記に書くことにしました。(7/29の日記のもともとの文章は、このページのHTMLソースに、コメントの形で残しています。)


2004年7月26日(月)

大阪を中心とした関西のパーム・ユーザー・グループPUGO、木曜日29日は定例会ですね。今回も遅刻になってしまいそうですが、行けるのでは、と思っています。

PUGOサイトには、前回の定例会の時の写真が出ています(6/8に公開されていたのに、今頃、気づきました、申し訳ない!)。

今回も、「Palm以外のPDAを紹介」ということで、さらに、色々なマシンが登場しそうです。詳しくは、PUGOサイトで。


2004年7月20日(火)

ヨーロッパの人々にとってのクラシック音楽というのは、日本人にとってのお能や歌舞伎のような伝統芸能ですから、この先も、何らかの形で伝承されてゆくと思います。

でも、ハイドンやその弟子のベートーヴェンがいて、19世紀に、メンデルスゾーンやワーグナーのような、作曲家兼献身的ベートーヴェン指揮者が現れて、19世紀末、マーラーの時代に、ウィーン・フィルの絢爛たる演奏スタイルが確立して……、

そういう歴史と伝統にダイレクトにつながっている人、ちょうど、芸事の家元の家に生まれたみたいに、好むと好まざるとにかかわらず、自分が歴史を背負っていると意識せざるをえない人というのは、もう出てこないだろうと思います。

そもそも、この人が遅咲きのデビューをした頃には、アメリカ人とバーンスタインとか、日本人の小澤征爾とかが既にいたわけで、

しかも、高名な(ドイツの古い音楽通からはフルトヴェングラーと同じくらい尊敬されていたりする)指揮者の父親が存命中は、音楽家になることを固く禁じられていたそうですから、

自分が最後の生き残りであって、本来なら終わっているはずの文化を、(歴史の神様に逆らって)生き延びさせている、そんな風に、思っていたのではないか、という気がします。

デビュー直後のリハーサル風景を収めたドキュメンタリーの中で、彼は、こんなことを言っています。

「ところで、皆さん、幽霊を信じますか?」
――楽員から、ちらほらと「はい(Ja!)」の声。
「よかった。この序曲(ウェーバー「魔弾の射手」)では、とても大事なことです。どうか、この序曲の間は、幽霊の存在を信じてください。」

この人が生きている間は、クラシック音楽の存在を信じることができた。そのことを感謝すべきなのかな、と思います。

指揮者のカルロス・クライバーさんが死去
(asahi.com)


2004年7月18日(日)

世の中の趨勢からは、相変わらず遅れておりますが……、

昨日からブロードバンドになりました。父親が突然、ケーブルテレビに加入すると言い出したので、それに便乗。

なんだか、唖然とするほど速いですね。(新しいiPodのリーク画像(大きい方)の表示も、あっという間。)

昨夜は、念願のエアボンチを聴いてみました。ネットラジオというのは、懐かしいような新鮮なような、不思議な感じですね。面白い。(^^)

で、そんなことをしていて、原稿が今朝までかかってしまいましたが、なんとか、夏休み前のヤマを越えることができました。

今日は、ほっと一息ついて、『新選組!』、池田屋騒動の回。

これは、祇園祭の山鉾巡行の前の前の夜、今で言う「宵々山」の出来事なのですね。

そういえば、今年の宵々山(15日)は、京都に、演奏会を聴きに行っていました。

といっても、演奏会の行きがけ、6時頃(=四条通が歩行者天国になった直後で、周りはまだ明るい)に通りがかって、

帰りは、11時前で、もう、ホコ天は解除されたあと。幸か不幸か、肝心の人混みに本格的に遭遇することはなかったのですが……。

で、『新選組!』は、結局、BS-1の10時からの再放送まで、2回とも観てしまいました。内容は……、某同居人様のレビューを、楽しみに待ちましょう。

(……と書いていたら、もう更新されてるじゃないですか
しかも、「前編」。^^;;)
しかも、な、長い。嬉しい。(^^))


2004年7月8日(水)

2年前に、ナンシー関の本を遅ればせながら、生まれて初めて買ってみたら、その日に、ご本人が亡くなってしまった、というのを、ここに書いたことがありますが、また、似たようなことが起きてしまいました。

今朝の新聞のトップ記事は、「警察庁長官銃撃容疑で、オウム真理教元幹部逮捕」(7/7)ということだったようですが、

……ちょうど、昨日、森達也のオウム真理教ドキュメンタリー映画「A」「A2」(DVD)を見終わったところでした。(撮影日記のほうは、先週、読みました。)

偶然ですけれど、なんだか、考えさせられるタイミングになってしまいました。

仕事の原稿は、相変わらず、あまり、はかどっていないのですが……。

ここ数日で、気が付けば、他にも……、

オウム(今更ですか?)と、ひょっとすると、どこかで関係があるかもしれないかもしれない本とか、

・田川健一『キリスト教思想への招待』(信仰って何?)
・『反社会学講座』(頑張りすぎはいけませんね、)

ひとまず、関係なさそうなものとか、

・コード・ガーベン『ミケランジェリある天才との綱渡り』
(付録CDのリハーサル風景が圧巻)
・『雨に唄えば』のDVD
(特典で他のMGMミュージカル映画の名シーン満載)

家で原稿ばかり書いていると、つい、あれこれ、読んだり、観たりしてしまっています。^^;;;)

現実逃避にも、程がありますね。仕事に戻ります……。


2004年7月6日(月)

気が付けば、もう7月、しかも、既に何日も経っているではないですか。相変わらず、〆切に追われていますが、それにしても、6月は慌ただしくて、今までの人生で、こんなにあっという間に過ぎ去ってしまった一ヶ月は、なかったような気がします。年齢と共に、時間の経過を早く感じると言いますが、だんだん、こういう感覚に、慣れてしまうものなのでしょうか。それは悲しいかも。どこかで、一息ついて、バランスを取らないといけませんね。

ともあれ、ご結婚おめでとうございます。(^^)



all these contents are written in Japanese
by 白石 (Tomoo Shiraishi: tsiraisi@osk3.3web.ne.jp)