palm - music

■diary > 過去の日記

2004年2月26日(木)

今日は、大阪を中心とする関西のPalmユーザ・グループPUGOの定例会。クリエ新製品2機種のレビューがあって、TJ37は、シンプルに使うには、良い機種かも、と思いました。手元で比べてみたら、横幅や厚みは、treo90とそれほど変わらないのですね。

ところで、わたくし、「京都新聞」に時々書かせてもらっていて、毎月、掲載紙をまとめて送ってもらうのですが、21日夕刊の1面トップに、こんな記事が出ていました。

新選組ドラマ関連酒商品、ネーミング「誠」に苦労
商標権が壁、回収騒ぎも

内容は、この見出しのまま。大河ドラマのご当地ということで、新商品を出そうとしても、「新選組」や「誠」は、既に商標登録されているので、大変、ということのようです。

で、その記事によると、「大河ドラマ新選組!」を、NHKの関連会社が商標登録しているのだとか。テレビ番組名は、商標登録するものなのですね。知りませんでした。


2004年2月22日(日)

GarageBandを資料作りに使ったりしながらまとめた原稿。なんとか先週、仕上がりました。

大阪フィルのメンバーによる室内楽の愉しみVol.36
2月23日(月)19:00〜、
大阪フィルハーモニー会館

大フィルが、練習場で年4回開いている、ささやかな室内楽のシリーズです。モーツァルトから「ウスターソース」の人(笑)エルガーまで、バラエティに富んだプログラムなので、お近くの方は、よろしければ、どうぞ。


2004年2月18日(水)

先ほどエルガー(「威風堂々」の作曲家)のことを調べていたら、ソース関係のウェブサイトにたどりついてしまいました。

エルガーといえば、イギリス。イギリスといえばロンドン。「威風堂々」のメロディは、イギリス国王の戴冠式で使われたりしたそうですが、エルガー本人は、生涯のほとんどを生まれ故郷のWorcesterという地方都市(イングランド西部)で過ごしたのだとか。

で、この町の名前のWorcester。「ウースター」もしくは「ウスター」と読むんですね。「ウスターソース」発祥の地なのだそうです。

「ソースについて」(農畜産業振興機構:砂糖類情報「今日の視点1999年6月」)

最近、イギリスのクラシック音楽(エルガーやヴォーン=ウィリアムス)のファンが増えているのは、知っていたのですが、思い切り生活感のある話とつながってしまって、ちょっと不思議な感じがしてしまいました。


2004年2月17日(火)

Palm Day Osaka開催がアナウンスされていますね。3/20(土)16:00〜、メルパルク大阪。

大阪での開催ですが、各地からの参加を想定した、「全国のPalmユーザー」のイベントなのだと思います。

最寄り駅は、JR新大阪、新幹線停車駅です。時間帯も早いですから、日帰りも可能。土曜日がお休み、というのが前提にはなりますが、是非、関西以外からも、たくさんの方が来てくださると、楽しくなるだろうなあ、と思います。

このところ、東京での催しには、ずっと参加できずにいたので、大阪での開催は、とても嬉しいです。私も、是非、参加したいと思います。


2004年2月15日(日)

マックトピアのiLife '04レビュー(前編)を見ていたら、先日、発売されたGarageBandの追加オプションJam Packについて、

「 同パッケージには、1,500 万円近い高価なボーゼンドーファー社製ピアノの音(……などが用意されている)」

という記述がありました。Jam Packの「Classical Piano」のことだと思うのですが、どうやら話の出所は、先日のJobs氏のKeynoteらしいですね。GarageBand本体に入っているピアノはYAMAHAで、Jam PackはBosendorfer(日本では「ベーゼンドルファー」という表記が一般的でしょうか)の音をサンプリングしているのだ、と。

アメリカのスタインウェイ(華やかな音)ではなくて、オーストリアのベーゼンドルファー(通好み、シックで重厚)というのは、意図的な選択なのでしょうか。なんとなく、そんな気もしますが、どうなんでしょう。

ところで、まったく関係ありませんが、「新撰組!」のテーマ曲、N響の演奏を指揮しているのは、広上淳一さん。

小柄で、なんというかヴィジュアル系ではないのですが、とても熱い演奏をする人という印象があります。去年の春、大阪で聞いた時には、オーケストラのディテールが鮮明で、本当にびっくりしました。歌の伴奏だったのですが、ルーティーンな感じがまったくなかったです。今年は(も)、大フィルや京都交響楽団の定期に出演されるようです。

「新撰組!」テーマ曲の最後の音、ものすごく力のこもった引き延ばし方(でも全然、乱暴ではない)が、広上さんならではかな、と思ったりしています。


2004年2月14日(土)

CLIEの話題の新機種が発売されたようですが、相変わらず、GarageBandにかかり切りになっております。

依然として、ループはまったく使っていません。(^^;;;)

2オクターブ半の小さなキーボード(仕事机の上に置けるので便利)をつないで、3〜4パートの室内楽曲を1パートずつ、ひたすら入力しています。これまでに、ほぼ1回の演奏会の半分程度(合計約40分くらい)入力しました。

リアルタイム入力時のメトロノームだけは、MIDIで別に作っています。欲しいのは、3/4拍子を8分音符で刻んで、小節の頭だけ音を変える等々というようなパーカッションのトラック。Windows時代から使っているMML2MIDでMIDIファイルを作って、Dent du Midi経由でGarageBandに取り込んでいます。

ちなみに、MML2MIDは、もともとMS-DOSやWindows用のツールですが、UNIX向けのC言語ソースが公開されています。OS Xでも、そのままmakeできました。

Terminalで動かすコマンドですが、AppleScriptなどと組み合わせると、テキスト・エディタから実行できたりするので、そういうのが苦にならない人には、便利なツールなのではないでしょうか。メトロノームのような単純なリズム・パターンのMIDIファイルを作るのには、ちょうど良い手軽さかな、と思っています。


2004年2月11日(水)

GarageBandについて、もう少し書きたいこともあるのですが、別の話を簡単に。

盲学校教諭、色判別システムを開発 色覚障害に強い味方(京都新聞)

デジカメとPCを組み合わせて、「色覚障害の生徒のために、色を判別して読み上げるシステム」を京都の盲学校の先生が開発したそうです。

で、「視野が狭い人はマウス操作が苦手なので、タッチパネル方式を導入した」のだとか。

どうやら、デジカメからPCに動画を転送して、その画像に触れると、色を音声で読み上げる、というシステムのようです。

そして、この先生は、「将来的にはノートパソコンとカメラを持ち歩いて、さまざまな物体の色が簡単に分かる機械をつくることもできるのでは。」と考えておられるそうです。

要するに、このシステムに必要な機材は、デジカメとタッチパネルがついたモバイル・コンピュータ。

……これって、CLIEやZire71のような、カメラ付きPDAにうってつけじゃないでしょうか?

誰か、作りませんか。


2004年2月9日(月)

GarageBandで、さらに何曲か作ってみました。……といっても、相変わらず、3〜4トラックくらいの小さな曲を、MIDIキーボードから入力しているだけで、ループ・シーケンサとして使っているわけではないのですが……。

数十小節分、まとめてリアルタイム入力した時には、さすがに、メモリ不足の警告が出ました。入力は、できるだけ細切れにしたほうが良いみたいです。

ところで、Appleサイトの「GarageBand - ヒントとコツ」には、ショートカットキーの一覧などが出ています。

……等々。キーボードで入力している時に、マウスに持ち替えずに操作できるので、随分、楽になりますね。


2004年2月8日(日)

GarageBandについては、既に色々な動きがあるようですね。基本はループ・シーケンサですから、追加のループなども出はじめているようですし、MIDIデータをGarageBandのループに変換するツール(Dent du MIDI)というのも公開されていますね。

ところで、昨日の記事ですが、一部、勘違いしていました。GarageBandで外部のMIDI音源を制御する(MIDI音源を鳴らす等)はできなかったようです。MIDIキーボードなどの入力を受け入れるだけですね。失礼しました。

時間ができたら、また、色々と試してみようと思います。


2004年2月7日(土)[追記]、[訂正]あり

Pantherに続いて、話題のiLife '04を購入しました。

お目当ては、もちろん、GarageBand。……正直言って、紹介記事を読んでいる時点では、申し訳ないですが、あまり期待していなかった、というか、半信半疑。音楽ソフトというと、シーケンサでも、楽譜ソフトでも、一般向けのものでも数万円しますから、iLifeの各ソフト合わせて5,800円というのは、文字通り「桁違い」。オマケ的なもので、まともに使えないのではないかと、ちょっと警戒してしまっていました。

でも、実際に使ってみると、これは良いです。

とにかく、MIDI楽器の扱いが簡単。MIDIキーボードをつなぐと、GarageBand側が自動的に認識してくれます。ほとんど、マウスやテンキーをUSBに差すのと同じ感覚。本当に差すだけで良いんです。あとは、「トラック」を選んで、録音ボタンを押すだけで、楽器の演奏を記録できます。

これは本当に驚きました。WindowsやOS 9で、演奏を始める前に、シリアルポートの設定をしたり、MIDI管理用の特別な機能拡張を入れたり、あっちこっちに分散する設定を切り替えたりしなければならなかったのは、何だったのだろうと思ってしまいました。昔、初代iMacが出たときに、インターネット接続の簡単さが売りになっていましたが、GarageBandは、それのTDM版という感じですね。

凝ったことはできないようですが、私には、これで十分かなという印象です。

ちなみに、iLifeのパッケージには、「GarageBandのソフトウェア音源を使うにはG4以上が必要」と書かれています。それで、G3 iBookでは、満足に使えないだろうと覚悟していたのですが、ピアノで数個の和音を鳴らす程度だったら、大丈夫そうです。実際に使い始めて、同自発音数が多くなったり、エフェクトを多用したりすると、問題が出てくるのかもしれませんが……。とりあえず、しばらく使ってみようと思います。

[追記]

上の文章を書いてから、早速、3分くらいのチェロの二重奏曲をGarageBandで入力してみました。(楽曲解説の仕事を頼まれている曲。CDなどが手元にないので、音を確かめるために、楽譜を初見で弾いて、録音してみました。)慣れないところもあって、多少手間取りましたが、実質20分くらいで1曲完成。これは使えますね。

MIDIキーボードからの入力は、内臓のソフトシンセでも再生できるし、外部MIDI音源を鳴らすこともできます。([訂正] GarageBandで外部MIDI音源を制御することはできませんでした。失礼しました。)MIDIトラック(ソフトシンセ音源)のデータは、GarageBand上で、音符単位の編集が可能。ただし、作った曲は、専用形式(.band)で書き出すか、iTunesにAIF形式で書き出し。MIDIトラックから標準MIDIファイルを作る、というのは、(メニューなどを探した感じでは)できないみたいです。

GarageBandの画面は、ぱっと見た印象では、ボタンやウインドウがたくさんって、ややこしそうですが、他の音楽ソフトを使ったことのある人だったら、使い方はなんとなくわかると思います。

実際に使ってみると、むしろ、余分な作業が必要なくて、データの入力に集中できる気がしました。MIDIキーボードから入力(録音)する時は、新規トラックを作成or既存の録音したいトラックを選択して、スライドバーで入力開始ポイントを決めて(マウスでスライドの上端、メモリ上部をドラッグ)、録音ボタンを押すだけ(録音停止は、ボタンorスペースキー)。

既に音が入っているトラックで録音を始めても、音が付け足されるだけで、前のデータは残ります(上書きではない)。おかげで、途中で止めて続きを弾くとか、間違ったところだけ弾き直すということが、簡単にできます。概して、いい加減に操作しても大丈夫なように設計してあるみたいです。

各トラックの楽器のアイコンをダブルクリックして、楽器(音色)やエフェクトを変更。曲のテンポや調の変更は、メイントラックを表示して、アイコンをダブルクリック。

音楽ソフトは、たくさん出ていますから、きっと他にも、操作しやすいものがあるだろうとは思います。でも、高価だったり、ハイスペックを要求されたりするので、なかなか、あれこれ試してみるというのは難しいんですよね。気軽に始められる、とっつきやすいソフトが、安価に出たというのは、かなり画期的なことだと思います。

(G3 800MHzのiBookでも、画面のスクロールなど、特にもたつきなどは感じなかったです。)


2004年2月5日(木)

大学の非常勤の授業(今年の後期は4日間7コマあって結構大変でした)も、昨日で最後のひとつが終わって、補講を1回残すのみとなりました。年末年始に作った出席日数を数えるPerlスクリプトは、レポートや試験結果の計算もできるように改良してあるので、成績を集計する作業も、今年は、多少、楽になりそうです。

で、昨日は授業のあと、ほっとしたところで、大学生協へ行くと……、

OX 10.3 Pantherのアカデミック版を発見……。

まあ、これも何かの縁でしょう。

……というわけで、遅ればせながらiBookに、Pantherを入れてみました。

まだ、これまで使っていたものをそのまま移しただけですが、特に問題は出ていないようで一安心。細かいことですけれど、「Cmd+[TAB]」でアプリケーションを切り替えるときに、画面中央に巨大なアイコンが出てくるのが、(ちょっとWindowsみたいではありますが)わかりやすくて、良いですね。

ただ、これも細かいことですが、Finderの「移動」メニューから「お気に入り」が消えたのは、ちょっと残念。書きかけの文書などを「お気に入り」に登録して……、という風に、私はよく利用していたのですが……。一般の需要は、あまり、なかったのでしょうか。

仕方がないので、「お気に入り」フォルダ(~:Library:Favorites)にあるエイリアスをリストアップするAppleScriptを作ることにしました。やってみたら、結構、簡単に作れるものですね。この自作スクリプトをOpenMenuで右クリックに割り付けて使ってみようかな、と思っています。



all these contents are written in Japanese
by 白石 (Tomoo Shiraishi: tsiraisi@osk3.3web.ne.jp)