2002年8月31日(土)
朝の4時からNHK-BS2で「チェリビダッケのシェヘラザード」(NHK BS-2)というのをやっていました。昔(1982年制作)、音だけがNHK-FMで放送されたものですね。ビデオ録画をセットしてはいたのですが、つい全部見てしまいました。
当時、私は高校生で、チェリビダッケの演奏というのは、FMでエアチェックしたり、聞き逃した分を友人からダビングさせてもらったりしたものでした。
それにしても、20年間、音だけでしか知らなかった演奏の映像を今頃になって見るというのは、懐かしいというかなんというか、変な気分。
しかも放送スタジオでの収録。当時、このスタイルが普通のことだったのかもしれませんが、今になって映像で見ると、なんだか「不遇」という感じがしてしまいました。服装が、コンサート並みに、異常なまでにきちんとしているのが、かえってインチキ臭い。^^;;
まあ、このすぐあとにミュンヘンの常任指揮者になるわけですから、出口は近かったのかもしれませんが……。
2002年8月29日(木)
鈴木晶『バレエ誕生』(新書館)という本を読んでいたのですが、バレエ特有のつま先立ちの踊り(「ポワントで立つ」と言うのでしょうか)は、実は、19世紀に始まったことなのだそうです。それ以前のバレエは、もっと別の踊り方をしていたようです。
漠然と、もっと歴史のあるものだと思っていたのですが、そうではないのですね。
「古そうに見えるけど、実は19世紀=近代の産物」というパターンは、案外、多いようです。
音楽の場合、そういう「後世に加わった演奏慣習」があまりにも多すぎるので、今では、18世紀(以前)の曲(=ベートーヴェン以前の曲)について、ピリオド楽器とか言って、かつての楽器・奏法で復元演奏する試みがさかんです。
文学論や言語(国語)論でも、近代が創り出した(ねつ造した?)伝統を洗い直す議論がさかんなようですし、ひょっとすると、宗教的な儀礼や習俗にも、そういうことがあるかも……。
「文化遺産」として継承してゆくにしても、壊して新しいものを作るにしても、それがどの程度古い(新しい)のか、正確に知っておくのは、大切ですね。
2002年8月25日(日)
くりすたるあーとで、Apple User Groups Summer Tourの大阪初日の模様がアップされていますね。
しかし、「これが実物です」って……。^^;;
25日(日)も、10:00-18:00に開催。ご都合のつく方は、是非。
日時 平成14年8月24日(土)・8月25日(日)
会場 ツイン21ギャラリー
会費 無料
2002年8月23日(金)
仙台・名古屋と巡回してきたマック・ユーザーのイベントApple User Groups Summer Tourが、今週末は、大阪で開催。
日時 平成14年8月24日(土)・8月25日(日)
会場 ツイン21ギャラリー
会費 無料
関西のパーム・ユーザー・グループPUGOもブース出展します(パームよろす相談など)。ご近所の方は、是非!
(私は都合で参加できませんが、皆さん、頑張って準備してくださっています。)
2002年8月20日(火)
音楽家の個人サイト、と言うのでしょうか、クラシック音楽の演奏家でも、日記などをウェブ上で公開している人は、少なくないようですね。
例えば、
NHK交響楽団の第2ヴァイオリンの根津昭義さんのページ
私は最近知ったのですが、97年から続けておられるようです。特に、日記コーナー「ひとりごと」は、N響の練習の様子なども克明に綴られていて、興味深いです。
しかも、毎日欠かさず更新。内容からも、真面目なお人柄がうかがえます。
8月18日の記事をみると、
家族が買い物に出かけてからVisorを開けたら1つ用事が入っていました。
という記述。パーム・ユーザーだったんですね。
演奏会・リハーサル、お弟子さんのレッスン等々のスケジュール管理に、活用しておられのでしょうか。
2002年8月18日(日)
VisorとMacの小部屋さんが、このページのPocketBBSでの切り出し設定を公開してくださっています。
PocketBBSって、掲示板だけでなく、普通のWebサイトの巡回できたんですね。よくわかっていませんでした。^^;;
せっかくだから試してみなければ。
それにしても、Soneさん、ありがとうございました。
2002年8月17日(土)
敗戦の日おなじみの話題。「三文字以内」というのが興味深かったので、クイズのつもりで、回答を考えてみました。
靖国参拝について
問い:単なる「墓参り」が、なぜ問題なのか。3文字以内で答えなさい。(参考:「終戦記念日」@丑や「店長日記」)
答案:「公務員」(国家公務員が、税金を使って墓参りしてはいけないのではないでしょうか。公的な追悼は、特定の宗教とは無関係に行っていただきたい。)
そして、もうひとつ。こちらは、参考にさせていただいたサイトでも独自の考えをまとめておられますが、私なりの考えをまとめてみました。ひとつの「正解」があるわけではないと思うので。
平和主義について
問い:戦争は私も嫌いです。でも、それじゃあ、具体的にどうすればいい? やられても、報復しないというのが平和主義。だとしたら、我慢するしかない?(参考:「ふと思ったこと。」@Titanium and Platinum)
私見:大切なのは「法」と「信用」(被害者は、加害者に補償を求めるべきだと、私は思っています。泣き寝入りする必要はない。でも、そのためにはルールが必要。そして、そのルールを守る仲間を増やす努力をする、ということになるのかなあ、という気がします。そういうシステムが機能するようになるには、時間がかかると思うけれど、「理念」というのは、そういう辛抱強い作業を進める時に、心の支えとして掲げる旗のようなものであるはず。「平和主義」というのは、短期的で即効性のある政策というよりも、そういう「理念」なのだと、私は理解しています。――以上、字数制限があるわけではないので、ダラダラ書いてみました。)
ま、キレイゴトと言われれば、そうですけどね。
2002年8月15日(木)
アホマガでご活躍のBATWOMさんから、MIDI曲を2つ、投稿していただきました。(アホマガさんと連動企画なんて、本当に感激!)
「怪談」と「群像」、どちらも素晴らしいです。
メモリースティック上のMIDIデータは、クリエT/NRの場合、McFile + McMIDI、または、Beat Playで、直接、再生できます。
コンバートして、クリエやBeatPlusのアラーム曲にするのも良いかも。
季節ものが含まれております。(^_^;)
アホマガの「音楽的アプローチ〜窓辺の少女と夏期休暇」とあわせて、お早めにお楽しみください。
トップページの「作品投稿」からどうぞ。
BATWOMさん、ありがとうございました!
(公開、ちょっと遅れてしまってすみませんでした。)
2002年8月6日(火)
TBSの「ニュース23」に、桜井よしこさんが出演していましたね。状況としては、「笑っていいとも」にみのもんたが登場するようなものでしょうか。不謹慎ですが、ちょっとワクワクしてしまいました。(失礼!)
桜井さんの提案はとても具体的ですね。
住基ネットに納得できない人は、近々送られてくるだろうIDの通知を自治体に送り返して、自分のIDの登録を拒否しなさい、それが、自治体がネットから切断する後押しになるはずだ、と。
ところで、数日前から
大西巨人『神聖喜劇』(光文社文庫)
を読み始めています。
旧日本軍の内地班で孤軍奮闘する二等兵さんのお話であるわけですが、
最初に出てくるのは、何か不都合が起きたときに、上官に対して「知りませんでした」(=だからそれは私の過失ではありません)と言うのはタブーであって、必ず「忘れました」(=それは私の過失です)と言わねばならなかった、というエピソード。
上官が責任を負わずに済むシステムというのは、こういう細部に支えられているのかもしれませんね。
「『おおむね順調』と語る、官房長官のいつもの微笑」
(by 桜井よしこ)
日本国の上司保護システムは、今日も円滑に作動中のようですね。