2000年2月8日〜13日
Palm専用音源について、続報です。
News from miniMusic (Feb. 10th)
miniMusic 2/10の「News」欄には、同社がPalm用MIDI音源を展示した NAMM 2000 International Music Market(2月3-6日、L.A. Convention Center)の模様の報告が出ています。
先週のNAMM国際見本市での反応は信じられないものでした。4日間、miniMusicブースを訪れ、デモ用のPalm機で私たちのソフトウェアを試す人々の列が絶えませんでした。
「これでPalmを買う理由ができた」
の声をしばしば耳にしました。[...]
ちょっとCMっぽい文章でしょうか。でも、きっと、現物を見るとインパクトがあるんだと思います。(だからこそ、画像が欲しいのですが...。)
また、Palm専用音源のことをいくつかの場所でお伝えしたところ、様々な反応をいただきました。以下、そのフォローのつもりでコメントをまとめてみました。まだ正式発表のない段階での観測記事なので、その点はご了承ください。(情報をお持ちの方は、是非、ご一報ください。ウェブ上でこんなニュースが出ていた、特に試作品の画像など、とっても嬉しいです。)
スピーカーは?
試作品はイヤホンジャックから出力していたという情報が漏れ伝わっています。
確かに、電池駆動だと、スピーカーまで搭載するのは苦しいでしょうし、妥当な選択という気がします。
でも、逆に考えると、きっと電池がきついんでしょうね。PalmFanで、M. Hiroseさんも指摘しておられますが、電池がどれくらい保つのか、気になりますね。
ハードの性能は?
試作品の同時発音数には制限があったようですが、これがハードの制限なのか、ソフト(miniMusic)の制限なのかは、私にはわかりません。いずれにしても、現行のminiMusicシリーズでこのハードが動いているようなので、きっと、他のアプリから利用できる、一般的なシリアル接続のMIDI音源なのではないかと期待しているのですが、どうなのでしょうか。(miniMusic専用仕様だったどうしよう、ちょっと悲しい...。)
Swivel Systemsとは?
miniMusic の「News」などを読んでいると、「Swivel Systems」が、このハードの製作会社名だと読めました。あんまり「音」の技術をもってそうな感じに見えない名前ですが、どうなんでしょう?
いずれにしても、音質面で大手楽器メーカーのレヴェルの音質をいきなり期待するのは酷のような気がします。今回は、とにかく製品化にこぎつけて、最低限の用途に使えて(簡易DTM、MIDIウォークマン、*イヤホンで聞くアラームというのも、周囲の迷惑にならないから結構いいかも)、そこそこの話題になれば(「へえ、Palmで音楽もできるんだ」って)それで成功だという気がします。頑張ってほしいです。
TRG社のPalmOS搭載機 TRGpro、日本でも、現実的な選択肢のひとつになってきつつありますが、同製品では、CFスロットともに、サウンド機能の強化もセールスポイントのひとつになっているようです。
Muchy's Palmware Review (TRGpro、CFpro 1.01レビュー)
各所で紹介されているように、TRGproの詳細なレビュー記事を掲載してくださっています。Waveファイル再生機能の使用感のコメントもあります。
(Waveファイルの再生といえば、The MTI WavePlayer というソフトがあったと思うのですが、これは TRGpro で動作するのでしょうか。そしてその使用感は? TRGpro を入手された方がいらっしゃいましたら、是非、教えてください。)
ぱ〜む・だいありい 「00-02-11(木) TRGproのレビューを読んで 」
サウンド機能強化への期待をまとめておられます。
また、U.S.では、TRGproのサウンド機能を利用した「DTMF電話のダイアラーソフト」というものが既にいくつか出ているようです。こういうの、日本のプッシュホンでもできるのでしょうか?(PalmGear H.Q.、PalmwareFlash@故「ろばみみ」)
[追記 AM 6:00 一部改稿しました。]
MIDIシーケンサにもなる楽譜ソフトでおなじみの miniMusic に対応したPalm用のMIDI音源モジュールが開発されつつあるようです。
miniMusic のサイトの「News」(1月30日分)には、
NAMM 2000 International Music Market(2月3-6日、L.A. Convention Center)の同社ブースに、「Swivel Systems社(?)」が
「Palm用のMIDI音源モジュールのプロトタイプ(Palmモデムのように底に装着する)」
を出展する、とあります。
ニフティのFPALMには、2/11付けで、実際に NAMM 2000 見本市会場に行かれた方が、詳しい書き込みをしてくださっています(FPALM/MES8/02817)。
「VELOCITY 128」 にも、短いですが、日本語のニュース記事が出ています。それによると、
- 予価 200ドル = 音源+ソフト、30ドル = ソフトのみ
- ソフトは2月10日より出荷開始
- 音源は夏頃出荷予定
となっています。(ここで言う「ソフト」は、miniMusic NotePad の新ヴァージョンなのでしょうか。「2月10日より出荷開始」とありますが、まだ miniMusic にアナウンスは出ていません。)
...残念ながら、この音源モジュールの画像はどこにもみつけることができませんでした。モデムやSnapConnectと同じサイズ、同じデザインなのでしょうか? ともかく、発売が楽しみです。
「ぱ〜む・だいありい」のfujiさんが、ホームページ上で着メロ(MelodyEditorもおそらくこれに準じる)の入力方法を記述することに対する音楽著作権協会(JASRAC)の見解をまとめてくださっています。
思っていた以上に微妙な問題。本当に難しいです...。(明確に著作者の権利を侵害していると認定されてはいないのであれば、公開を続けて盛り上って!と言いたい気持ちは強いですが、あまり無責任なことを言って煽ってもいけない気がしますし...。かといって、曖昧な態度で傍観者のふりをするのは、実はずっと無責任なことなのかもしれない...。ハッピーな解決策はないものでしょうか。)
「ぱ〜む・だいありい」の「音楽室」をきっかけに、MelodyEditor に目覚めたウェブマスターさんが続出しています。(「ぱ〜む・だいありい」からリンクをたどってみてください。)
MelodyEditor は、着メロ感覚で、予定表のアラーム音を作曲するソフトで、P207の着メロデータをそのまま流用することもできます。とってもお手軽に、(でもその気になれば、かなり本格的に)メロディを作れるすごいソフトなので、まだの方は、是非一度、お試しください。(作者Endoさんには、改めて、すてきなソフトを本当に感謝です。)
(P.S. 確か、以前「Pilot-ML」でも話題になっていたと思うのですが、メロディ・データは、アルファベットや数字の羅列といえども、法律上、楽譜の一種という扱いになるようです。なので、ウェブ上での公開などの際には、原曲の著作権にも配慮してあげてくださいね。)
「パーム航空」の最後の定期便が出ています。リアルタイムで読ませていただいたのは、ほんのわずかな期間ですが...、長い間、ありがとうございました。
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音楽の著作権についての暫定メモ
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