仕事の記録と日記

白石知雄

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2002年12月26日(木)

演奏会評の記録を更新しました。


2002年12月23日(日)

京都芸術センターで2本のフルートとギター、チェロという珍しい編成の四重奏。上手くアレンジすれば、面白い組み合わせだと思いました。


2002年12月22日(土)

阿倍野区民センターの響きの良い小ホールで、ドビュッシー「白と黒で」など(中村勝樹、脇山幹士)。ピアノのデュオは、相当きっちり合わせないと、きれいに響かないですね。でも、一度は弾いてみたい曲。


2002年12月20日(金)

木下真希さんのヴァイオリン・リサイタル(バロック・ザール)。弓をいっぱいに使った大きな音楽。


2002年12月16日(月)〜12月19日(木)

鳴門教育大学で「音楽史」の集中講義。助手の増田聡さんには、お忙しいなか、毎日おつきあいいただき、お世話になりました。


2002年12月14日(土)

奈良ゆみさんのフランス歌曲シリーズ(モーツァルト・サロン)。サティとケージ。サティの「歌詞のない歌」を濃厚な演技で聴かせるなど、楽しげな演奏会になりました。


2002年12月13日(金)

谷千鶴さんによるクララ・シューマンのピアノ曲の演奏(京都府立府民ホール・アルティ)。

クララ・シューマンは夫の作曲の才能を理解しない「悪妻」だった、という説があることを最近、知りました。でも、シューマンの足跡や書き残したものを見るかぎり、この人は、相当な変人。私だったら、個人的なつきあいは遠慮したいかも、と思います。シューマンの妻というのは、ものすごく大変だったのではないでしょうか。

楽曲解説の記録を更新しました。


2002年12月10日(火)

斎藤健寛チェロ・リサイタル・シリーズ第5回(ザ・フェニックスホール)。グリーグのソナタを熱演。


2002年12月9日(月)

大阪センチュリー交響楽団定期(ザ・シンフォニーホール)。フォーレ「レクイエム」の前に、ケージのトイ・ピアノのための組曲(ルイ・ハリソンの管弦楽編曲)とクルト・ワイルの交響曲。1930年代になって、どういうわけか色々な作曲家が交響曲を書いていますね。


2002年12月7日(土)

午後、ダンスリー・ルネサンスによる「トリスタンとイズー物語」(柏原市民文化会館)。ケルト的なものについて考えるひとつのきっかけになりそう。

夜はミンゲン・カルテット(ザ・フェニックスホール)。リームの弦楽四重奏曲「Im Inneresten」を聴き、音響の趣味はまったく違いますが、西村朗の音楽を連想しました。


2002年12月6日(金)

チェロ・アンサンブルの楽しみ(京都文化芸術会館)。ショスタコービチの前奏曲とフーガをチェロ五重奏で。


2002年12月5日(木)

楽曲解説の記録を更新しました。


2002年12月4日(水)

地元、茨木市の演奏会(第6回茨木市音楽芸術協会コンサート《主役はピアノ!》)で、ピアノの歴史の解説。


2002年12月3日(火)

ナンドール・セデルケニ氏が弾くイエネ・フバイのヴァイオリン作品(ザ・フェニックスホール)。ジプシーの歌、ジプシー・ヴァイオリンの風味を取り込んだヴィルトゥオーゾ音楽。こういう独特の音の質感や俊敏な動きは、リストやブラームスのピアノ版ジプシー音楽では、わからないところですね。

会場で、来年から始まるレクチャーコンサート・シリーズ「ピアノはいつピアノになったか?」(企画:伊東信宏)のチラシを受け取りました。


2002年12月2日(月)

NHKホール大阪の「大阪、元気クラシック」第2期、最終回。玉井菜採さんのベートーヴェンの協奏曲。ゆったりしたテンポで、正々堂々。


2002年12月1日(日)

ショパンの練習曲の全曲演奏(笠原咸子ピアノ・リサイタル、イシハラホール)。明確なコンセプトで全体が貫かれた、立派なお仕事と思いました。

夜、NHK芸術劇場で、ポリーニがショパンの24の前奏曲を弾いている姿を少しだけ観ました。そういえば、学生時代にシンフォニーホールで聞いた時(曲目同じ)は、呆れるくらい禁欲的な演奏でした。絶世の美女を前にした聖職者、サロメの前のヨカナーンといった様子。同意も共感もできませんでしたが、ポリーニには、そのように弾かねばならない使命感のようなものがあるのだろうな、大変な場所にいる人なのだなあ、と当時、思っていました。今回、ポリーニの表情は、随分、柔和になったように見えますが、会場はどんな様子だったのでしょうね。



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by 白石知雄 (Tomoo Shiraishi: tsiraisi@osk3.3web.ne.jp)