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◆ 社名の歴史 ◆
「青磁社」という名の出版社は私たちで3代目となります。 第一次青磁社は昭和初期に歌集出版などを手掛けていました。 第二次青磁社は昭和40年代頃に詩集出版をメインに、やはり歌集も出版していました。 歌集出版にゆかりある社名を引き継いだ使命を、今後十二分に果たしていく所存です。


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◆ 新刊のご案内 ◆

▼『屋根にのぼる』
山下洋第三歌集
四六判並製・276ページ
2300円(税別)


前歌集から10年、著者待望の第三歌集。

▼『泉』
木村泉洋第一歌集
四六判上製・176ページ
1800円(税別)


「古志」所属の著者の第一句集。


▼『海の見える場所』
宮里勝子第一歌集
四六判上製・216ページ
2500円(税別)


閉鎖せし元の職場の毀たれて一万坪の平らとなれり
元職場の解かれし平らに二千KWのソーラーパネル光りを返す

海の見える丘の上の、これが現状である。一万坪にソーラーパネル八千枚、その周辺も含めるとその倍の規模だという。パネルの光る宏大な景観を一望しつつ、世の変転を宮里さんはどんな思いで見ているのだろう。
この丘は「海の見ゆる墓地より望む水平線黄砂にかすみて隔てもあらず」と歌われ、二人で草をひいた墓処には今は夫が十年の眠りに安んじておいでなのである。・・・池本一郎「跋文」より


▼『大きな傘』
佐藤多惠子第二歌集
四六判上製・216ページ
2500円(税別)


どこか危うく繊細な感性としたたかな理知の綯い交ざった、佐藤多惠子さんの歌世界は、底知れぬ深みと多彩の魅力をもつ。
堺という特殊な歴史と文化の都市で、生粋の堺人として身に積んできたものの魅力でもあろうか。
端正な韻律・精確な叙法に詠み出される充実の第二歌集を、じっくり味わって頂きたい。・・・藤井幸子 「帯文」より

▼『柚子坊』
八汐阿津子第二歌集
四六判上製・188ページ
2000円(税別)


阿呆だから人間は見目(みめ)ばかり言ふ柚子坊だれの子黒揚羽の子
木登りの好きな蜥蜴の子らのため植ゑておくひまはりの苗を三本
金蛇は飛蝗一匹呑み終へぬ武士の作法のごとくしづかに

身のまわりの生きものが好きな読者はこの『柚子坊』に読み耽らずにはいられない。つぎつぎと面白く楽しい生きものの歌が登場する。作者は自然豊かな鹿児島県に住んでいるが、それだけでこんな新鮮な作ができるわけではあるまい。助産師という命に関わる大切な仕事、そして自らもがんと闘ってきた体験が、生きものを見つめる眼をより深く愛情あるものにしている。もちろん「阿呆」と言いつつ人間が大好きな作者でもある。・・・伊藤一彦「帯文」より


▼『落葉松林』
原秀子第三歌集
四六判上製・194ページ
2500円(税別)


信州の落葉松林の中の山荘を去り、若かりし頃に建てた家を手放す。齢を重ねるとは何かを捨てゆくことなのだろうか。おそらくそうではないだろう。一首に残すこと、歌い留めることでそういった思い出や記憶の詰まった地や家は、形を失っても言葉として生き続ける。原さんはそのことをよく知っているからこそ、愛惜しながらも、前を向いて歌い継いでいるのだろう。なにも家ばかりではない。小さな動植物や日々の雑感についてもまた同じことが言えるだろう。・・・「帯」より


▼『石榴を食らえ』
関野裕之第一歌集
A5判変形ドイツ装・
196ページ
2500円(税別)


幾つかの夢は石榴になりはてて飲み下せない種を吐き出す
ぼっけぼっけ黒き泥湯の湧き出ずる音は寂しも阿寒のボッケ
祖母の家の五右衛門風呂は使われず暗がりに「あ」と口あけている
のっそりと息子が部屋に鎮座する今宵は歌がひとつも出来ぬ

著者第一歌集。

▼『実りて光る』
高野敏子第一歌集
四六判上製・204ページ
2500円(税別)


1983年から2001年までの歌作を纏めた遺歌集 。

▼『ラグーナビーチと秋刀魚』
桂木遙エッセイ集
四六判上製・274ページ
2000円(税別)


それは一つ一つの小さな物語

仕事で幾度も訪れたアメリカ。その際に見聞、体験したさまざまな文化や考え方の違い、それら些細なエピソードやトピックを素直な筆致で綴った数々のエッセイ。ほかにも日々に起こる出来事や、観た映画・演劇、読んだ本の紹介などを織り交ぜながら紡がれる、タペストリーのような一集。・・・「帯」より


▼『海洋緑道』
杉本文夫第一歌集
四六判上製・178ページ
2500円(税別)


サフィニアの花が真紅に群れ咲けり見つめているとどこかが燃える

この歌は不思議な歌だ。「どこかが燃える」が魅力的なフレーズであるが、どこなのだろう?内面的なものともとれるし視覚的にそう捉えているのかもしれない。静かな情熱のようなものが燃えているような印象を受けた。このような歌が次の杉本さんの歌をさらに広げていくのではと思っている。・・・前田康子「跋文」より

▼『金毘羅』
曽根崇第一句集
四六判並製・218ページ
2000円(税別)


波音や宇宙さまよふ大朝寝

「古志」所属の著者の第一句集。

▼『水琴集』
高松富二子第二歌集
四六判上製・162ページ
2500円(税別)


子どもたちもいつしか育ち、それぞれの家庭を持って離れてゆく。中には異国に暮らし、その地で子供を生み育てる家族もある。
人生に縁のあった人々の少なくない数がこの世を去る。
そんな彼ら、彼女らを一首一首に丹念に歌い留めることが、寂しさを紛らすことにも慰めにもなっていよう。
山と海と川からほど近い宝塚の地に住まいながら、起伏の小さい日々にあって日常の些事を、そして回想や時に幻想を確度高く綴った第二歌集。・・・「帯」より


▼『石榴の木のある家』
数又みはる第一歌集
四六判上製・204ページ
2500円(税別)


果てもなく暗い座敷の並びいて夕べ騒立つ生れたる村は

デテールのしっかりした小説のように読ませる歌集である。この情感とふんいきは得難い。「石榴の木のある家」はなくなったが、歌集のかたちで残ったことを喜びたい 。・・・花山多佳子「解説」より

▼『赤とんぼ』
山田トシ子第一歌集
A5判上製・186ページ
2500円(税別)


白鵬の浴衣の藍のとんぼとぶ付け人ぱつと着せかける時

浴衣に染められている蜻蛉が、白鵬の大きな体に着せかけられたとき、生命を持ったかのように、いきいきと動きはじめる。一瞬の光景を、うまく切り取った秀歌である。
山田トシ子さんは、八十二年もの長い年月を生きてきた。その中には戦争体験やさまざまな悲哀もあっただろうが、『赤とんぼ』一冊を読むと、むしろ時間を重ねてきたことの充足感がゆったりと広がっているようである。・・・吉川宏志「跋」より

▼『哀惜の譜
人間国宝茂山千作先生』
村山美恵子著
A5判並製・72ページ
1500円(税別)


2013年5月にこの世を去った師茂山千作に捧げる追悼集。歌人でもある著者の短歌やエッセイ、アルバムなど亡き師へのおもいを綴った一著。


▼『ウォータープルーフ』
沼尻つた子第一歌集
四六判変形並製・200ページ
1700円(税別)


現実をしっかり作品のなかに取り入れつつ、表現は自在で、しばしばユーモアさえ漂わせる。女性の作者にしたたかと言ったら失礼かもしれないが、表現者としてはしたたかである。・・・伊藤一彦 「栞」より

「愚か」とは、短歌を書くことを知っている人が宿命的に負う、そんな性質のことだろう。それでも自ら屈みこむとき、そこにはひと粒かがやく種があることを、沼尻さんの歌は示してくれる気がするのである。・・・服部真里子「栞」より

コンパスの銀を立たしめ女児(おみなご)は円の数だけ孔を穿ちぬ 見ることを通して、不思議な存在感が生まれている歌である。コンパスの銀に刺された孔には、異界に繋がっていくような幽暗がある。自己の方法を徹底した先に、自己を超えたものが現れてくる。『ウォータープルーフ』を読みつつ、そうした鮮やかな一瞬一瞬に出会うことができたのは、とても嬉しいことだった。・・・吉川宏志「栞」より

▼『大阪ジュリエット』
橘夏生第二歌集
四六判上製・196ページ
2500円(税別)


橘夏生が、どうしても書かなければ生きられなかった歌の数々を収めた集である。この歌集はまず〈川本くん〉の挽歌のために編まれた。その作者を支える〈理解ある優しい夫〉との〈生〉の様相が次にうたわれ、そして最終的には、作者の人間としての自立のための〈母との訣別〉がうたわれなければならなかった。・・・水原紫苑「栞」より

透明な悲傷感がどの一首にも結晶していて、詩歌としての凝縮度は高い。単なる嘆きの歌ではなく、そこには当事者でありながらも、どうしようもなくウタビトでもある橘夏生の矜持が貫かれ、表現の水位は高い。それを支える熱量と技量も卓抜だからだ。・・・藤原龍一郎「栞」より

▼『ノアの時代』
岩井謙一第五歌集
四六判上製・136ページ
2000円(税別)


旧約聖書にノアの物語がある。
私は長らく人類が滅びるとしたら核戦争であろうと思ってきた。しかし今は気候変動によってそれは起こると考えるようになった。その時もう一度箱舟が造られたとしたら、すべての種を乗せたのち、地球を支配してきた人類はノアと同じく箱舟に乗るのであろうか。それとも別の選択をするのだろうか。・・・著者「あとがき」より


▼『たどり着けない地平線』
池田行謙第一歌集
四六判上製・214ページ
2500円(税別)


ほんとうは存在しないものとして水平線ははっきりみえる

歌集名もふくめ、「線」と称される地形への関心が強い。見えている、というか脳が認識している「線」は、いつも「何かの途中」にいる人にとって、たどり着けない場所、伝わらない願い、すれちがう思慕……あらゆる局面での、片思いの象徴のようである。・・・佐藤弓生「栞」より

旧姓で呼べばあなたは旧姓の顔をしてここはまだ汽水域

池田さんの歌は、波に洗われた小石が陽光をまとっているような透明感がある。
美しい普遍性とともに、言葉は手放され、自然の受容力へと明け渡される。そして言葉がその可能性を無限に広げていく姿を、作者と私たちはただ静かに見守るのである。・・・吉村実紀恵「栞」より

彗星がまっすぐ飛べなくなるような寓話を考えながら待ってる

どんなに世界が眩しくても、あるいは痛ましくても、池田さんは目をつむらない。そこから、こんなにもひりひりした言葉が生まれてくるのだ。・・・大森静佳「栞」より

▼『二つぶ重いやまひだれ
――癌闘病歌日記』(※やまひだれの表記は部首の病だれ)
岡部史著
四六判並製・214ページ
1000円(税別)


翻訳家であり食文化研究家であり作家であり歌人でもある著者。1997年に子宮体癌と診断されるが紆余曲折の末、誤診と判明する。その後、2009年に再び子宮体癌を診断。その悪戦苦闘の闘病生活を短歌と文章で綴った一著。

*朝日新聞「患者を生きる」(2016/2/9より五回連載)
で紹介されました。

▼『からだにやさしい』
宿久理花子第一詩集
A5判変形並製・104ページ
1500円(税別)


血が、もりあがる。

他者と身体のはざまから自在に口語を呼び集め、手なずけ、嬉々と遊ばせ、疾走させ、鞭打つ。

のびやかな語りと不意に襲ってくる白熱(ラッシュ)、愛の不穏と、禽獣の眼のやさしさ。

生まれたての世界の皮膜に、なみなみとした言葉の地平をひらく、「ユリイカ」新鋭詩人の第一詩集。・・・君野隆久「帯文」より

第21回中原中也賞最終選考作品


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