映画 「風に立つライオン」・・・を観て

 

 

        実在の医師をモデルにした映画だが、一部創作された個所もあるとのこと・・・・・・

日本がバブル景気にうかれていたころ、アフリカのケニヤ周辺では内戦が続いていた。

自ら進んでケニアに赴き戦争に駆り出された幼い子供の怪我の手当や教育に青春を

捧げた医師と、マザーテレサの教団で奉仕活動をしていた、看護師が自らの希望で

このボランティア医療施設に赴き献身的な奉仕活動を行った映画である。

この映画の最後に語られる 「世界の国々の人々は、こうした人道的・献身的な奉仕活動に

理解があり称賛のエールを贈るが、日本の現状は、まだこうした活動を支援する

精神的背景が貧弱であり、国内においても、自らの利益追求のための経済活動には

熱心であるが、他国の貧困と悲惨な現状に献身しようと言う奇特な人々はすくない・・・」と・・・

最下段のURLは、この映画の公式ホ-ムページである。

 

尚、下記は、この映画のコメントのURLである。

 

 

http://www.direct-ns.co.jp/lion/

http://kaze-lion.com/

映画 「くちびるに歌を」 ・・・を観て・・・

 

 

 

 

「くちびるに歌を・・・」の映画は、JCOMなどのテレビの広告で紹介しているので、どのような


映画か、まだ観られていなくても概要をご存じの方もおられると思いますが、紹介されている


広告よりかなり深い最近の日本映画の中ではレベルの高い映画だと思いました。



まず、長崎の五島列島の公立中学校の合唱部の物語なのだが、

 

最初から最後まで長崎の五島列島の教会が紹介されていて、

 

単なる過去の映画の「二十四の瞳」とは違った観点から

物語を進めているところがこの映画の深さを観客に感じさせ

 

ている点かもしれない。

中学3年生の男子生徒の中に、身体に障害を持っている兄が

 

家族にいるのだが、この合唱部の生徒が兄を支えながら歌う

 

ことに生き甲斐を持って自分自身の生きている意義を見つけ

 

ていく心の遍歴が紹介されていて、観る者に人生の生きる意義

 

(目的)について聴衆に問いかけている点である。

音楽教室の教卓の前面に大きく「勇気を持ってつきすすめ! 

 

くちびるに歌を持て! 心に太陽を持て!」

と描かれた標語が掲げられており、生徒や教員、保護者の家族

 

 

も日曜日には教会に通い賛美歌を歌って前向きに生きようと

 

している点も、観ているものに生きる勇気を与えてくれていた

 

ように思えてならない。

暗く索漠とした映画が多い中で久しぶりにいい映画をみせて

 

させられた映画であった。

最下段の URL が「くちびるに歌を」・・・の映画の公式

 

ホームぺージである。

また、↓↓↓ は、映画「くちびるに歌を・・・」の感想コメントである。
http://kuchibiru.jp/comments/

http://kuchibiru.jp/




映画 「アリの街のマリア」


北原怜子(サトコ)さんのノンフィクション映画

昭和20年代彼女は大学教授の富裕な娘として薬学専門学校に通っていたが彼女が在宅中、家に道を尋ねて訪れたゼノ神父と出会い彼が探していたアリの街と呼ばれる大陸からの引揚者で作られていた貧しい街 を案内する。そのことがきっかけで、彼女は、その「アリの街」の子供達の放課後の介護と家庭教師を引き受けることに。・・・・・

時がたち子供達はすぐに彼女と親しくなるが、親は富裕な娘のお嬢さんということで、なかなか溶け込まない。そこで、彼女は自ら廃品回収業の免許を東京都からもらい「アリの街」に住みついて子供達とともに廃品の回収をして、生計を営み、私塾を経営する。ゼノ神父の働きもあり「アリの街」に初めてのキリスト教会が・・・・・・・・・・しかし、彼女は過労から、結核で倒れ多くの子供達や「アリの街」の人々に見守られて昇天する。_

彼女の心と行動は、マザーテレサのような、貧しい人々へのつきることのない愛と見返りを求めない奉仕・福音伝道につきるのでないでしょうか。そして、彼女の心を支配していたものは、キリストの御言葉「自分を愛するようにあなたの隣人を愛しなさい」 だけだったように思います。日本にマザーテレサさんのような、立派なクリスチャンがいたことを誇りに思います。 賀川豊彦牧師の女性版のようなこの実話に自分も何かしなくては、・・・・と痛感するのでした。