2014年5月号外 日本共産党三菱電機伊丹委員会
 「羅針盤」は1985年10月に創刊された日本共産党伊丹委員会の職場新聞です。
「仲間と仲間、職場と家庭を結ぶ連帯のきずな」として月刊紙として発刊されました。
創刊後29年目迎え、今号で第193号です


【NEWSCLICK】
▼ルネサス北伊丹事業所の閉鎖中止を 雇用と地域経済を守れ!
▼ルネサスのリストラから雇用と地域経済を守るための要請書


ルネサス北伊丹事業所の閉鎖中止を 雇用と地域経済を守れ!

 連絡会が県と伊丹市に要請

  兵庫労連、日本共産党伊丹市議団などの呼びかけでつくる「ルネサスのリストラから雇用と地域経済を守る連絡会」 (準)は4月30日、兵庫県庁と伊丹市庁を訪れ、「ルネサス北伊丹事業所に対して、事業所の閉鎖をやめさせ、雇用と地域経済を守らせる」よう、要請しました。

「最善の努力をしたい」

 これに対し、石井孝一・県産業労働部長は、「雇用問題については影響を少なくしていくためにみなさんと一緒にすすめたい 」と述べるとともに「市と労働局と連携をとりながら最善の努力をしたい」と強調しました。

 「事業所の撤退に対しては受け入れがたい」

 伊丹市では、松村隆・都市活力部長が、「事業所の撤退に対しては受け入れがたい」、「県と連携して対応し、労働局も入れた 話し合いを5月中に設定したい」と述べました。
 ルネサスが計画するリストラは、北伊丹事業を閉鎖し、2015年9月末までに関東(武蔵・高崎・那珂)の各事業所へ 1600人(関連企業600人含む)もの大量転勤をさせようとするもので、応じられない人は退職に追い込まれ、事業所周辺の地域経済にも重大な影響を与えるものです。



 
ルネサスのリストラから雇用と地域経済を守るための要請書

  2014年4月30日「ルネサスのリストラから雇用と地域経済を守る連絡会」(準)が井戸敏三兵庫県知事と藤原保幸伊丹市長に 手渡した要請書の全文をご紹介します。

 ルネサスのリストラから雇用と地域経済を守るための要請書

 半導体大手メーカ、ルネサスエレクトロニクス(以下ルネサス)は、これまで数年にわたって2万人をこえる人員削減を強行してきましたが、本年1月末に新たに大リストラ計画を発表しました。  今回のリストラは、「国際競争力強化」を理由に、2015年度末迄に、社員5,400人(国内4,700人)を削減、賃金制度改定で人件費100億円削減するとしています。
 人員削減は、早期退職の募集、社外への移籍などとしていますが、2015年9月に北伊丹事業所を閉鎖するとして、関東(武蔵・高崎・那珂)の事業所に1,600人 (含.関連企業600人)もの大量転勤を命じ、応じられない人を退職に追い込もうとしています。
 北伊丹事業所の閉鎖が実施されると、転勤できない労働者が退職させられるだけでなく、事業所所在の伊丹市と周辺地域の経済・営業と住民の生活にも重大な影響を 与えます。
 ルネサス北伊丹事業所(前身 三菱電機)は、瑞ヶ池を埋め立てて建設した伊丹市の誘致企業です。インフラ整備や税制など自治体のさまざまな優遇策を 受けてきた大企業が、「国際競争力強化」を理由に、人員削減(解雇)や事業所閉鎖などで、労働者と地域住民にしわ寄せするようなことは許されません。 労働者・地域住民の雇用と生活を守ることは、最も基本的な企業の社会的責任だからです。ルネサスの設立母体である三菱電機の社会的責任も問われています。 私たちは、広く地域の団体や住民にもよびかけて、「ルネサス北伊丹事業所を存続させ、雇用と地域経済を守る」運動を展開しています。 以上の点から、下記のとおり申し入れるものです。

  

―記―

 ルネサス北伊丹事業所に対して、事業所の閉鎖をやめさせ、雇用と地域経済を 守るよう申し入れること。



◆ルネサス・リストラ 困ったこと悩みがあったら◆
■ 働くルールの110番 ■
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