2013年8月号外 日本共産党三菱電機伊丹委員会
 「羅針盤」は1985年10月に創刊された日本共産党伊丹委員会の職場新聞です。
「仲間と仲間、職場と家庭を結ぶ連帯のきずな」として月刊紙として発刊されました。
創刊後28年目迎え、今号で第190号です


【NEWSCLICK】
▼退職強要,不当解雇をハネ返しましょう


退職強要,不当解雇をハネ返しましょう 

 ■課長級を降格、整理解雇の脅しまで

 ルネサスは業績悪化を理由にグループ全体で3千数百人を目標に「早期退職」を募集(8月1日〜7日迄)していましたが、 「募集想定人員に満たなかった」として、募集期間を8月29日まで延長し、退職強要をくりかえしています。国民の暮らしの土台である雇用を乱暴に奪う、 企業の違法行為を許すことはできません。

 ■企業のモラルが問われている

 今回の「早期退職」は40歳以上の総合職が対象となっています。課長級の労働者を総合職に降格させ、 「早期退職」の対象にするやり方は事実上の「指名解雇」にほかなりません。「多い人で8回も面談」に呼び出して精神的にも追い詰める手口、退職に応じなかった ら会社都合による「整理解雇」を実施すると脅迫するなど、違法、横暴の総動員です。
 労働者を追い出すためにはなんでもやる、モラルや社会正義のかけらも感じられません。

  ■安倍政権の労働の流動化政策の先取り

 会社は、面談で労働者に「キャリア相談を受けろ」をくりかえします。パソナなどの「再就職支援会社」は、すでに社内で 労働者がくるのを待ちかまえています。労働者を追い出す企業と、受け皿になる企業が一体になってリストラを推進する。これは安倍政権が「成長戦略」で めざす労働の流動化政策の先取りともいえるものです。

 ■団結し連帯の力ではねかえそう

 ルネサス労組は「退職強要は許さない」、「面談は2回まで」「面談内容はメモすること」「誰の相談にものります」と しています。一人で悩まず困ったことがあれば、まずは労組に相談しましょう。労組に団結し、職場から連帯を強め、退職強要、不当解雇をはね返しましょう。

人と技術を大切にしてこそ,企業再建と産業の展望は切り開かれる 日本共産党

■整理解雇の4要件

■整理解雇には @解雇を行なわなければ、企業の維持・存続ができないほどのさしせまった必要性があること。A解雇を回避するあらゆる努力がつくされること。 B解雇の対象とする労働者の選定基準、それにもとづく人選の仕方が、合理的・公平であること。C以上について、労働者個人及び労働組合 (労働組合がない場合は労働者の代表)にたいし、事前に十分な説明をして了解をもとめること。 ー この「4要件」すべて満たさなければ解雇は無効です。



 退職強要をハネ返す5ヵ条

@「私はこの会社に残ります」この一言があなたと家族を守ります。
A 会社が「同意」をせまってくれば「やめてください」ときっぱり言いましょう。
B「同意するまで何回も面談する」「応じなければ仕事 はない」は違法です。「労働組合か労基署に相談します」と言いましょう。
C「キャリアの道もありますよ」と言われたら、「私はこの会社がいいです」と言いましょう。
D「会社は大変」と言われたら「私の生活も大変です」と答えましょう。

{相談先}
●伊丹労働基準監督署072(772)6224
●兵庫労働局労働基準部監督課078(367)9151
●日本共産党三菱電機伊丹委員会072(781)2842


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■ 働くルールの110番 ■
日本共産党三菱電機伊丹委員会
【連絡先】 伊丹市千僧6丁目218 革新会館内
【電話】072(781)0122 【FAX】072(781)2842
【e-mail】melcojcp@osk3.3web.ne.jp

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