第4期おおくぼ学校 れぽーと 5

【第1シリーズ:多文化講座編】

「韓国の外国人労働者政策をめぐる最新動向」

 韓国では、この2,3年のあいだ、外国人労働者受け入れ政策をめぐって大きな変化がありました。

ソンさん 会場風景1

 10年以上続けてきた「産業研修生制度」(日本の外国人研修生制度に類似する)を廃止し、
名実ともに非熟練外国人労働者を受け入れる「雇用許可制」をスタートさせました。また、雇用
許可制の創設を機に外国人労働者をめぐる様々な課題について意味ある政策が施行されました。

会場風景2   

 さらに今年になってからは、外国籍の韓国・朝鮮人の受け入れについても政策転換の動きが活発になっています。このような動向は、外国人労働者の受け入れ政策にとどまらず、韓国社会が外国人労働者のあり方について新しい方向性を模索しているものと評価できます。

会場風景3           

 今回の「おおくぼ学校」では、こうした韓国の外国人労働者政策に関する最新動向を紹介し、その意味合いについて皆さんと語り合う機会になればと思います。

   お話:宣 元錫(そん うぉんそく)さんソンさん2

 1965年韓国生まれ、1987年高麗大学卒業、
2000年一橋大学大学院社会学研究科修了(社会学博士)、
2000年から2002年まで韓国大統領諮問政策企画委員会専門委員、国際交流基金招聘フェローを経て、現在中央大学兼任講師。
社会政策、外国人労働者問題などを中心に研究活動を行って
いる。2004年から共住懇会員。

プログラム案内      ホ ー ムへ戻る