各社のコンピュータの実例発表


1.開催日時  平成10年9月25日(金)午後6時30分より

2.場  所  OMMビル 4階 会議室

3.参加者   シール印刷大阪府協同組合 青年部員 9名
          (疋田、谷口、新家、福西、山崎、永井、八崎、坂田、小松)


部長 疋田氏

 本日は我が社ではコンピュータをこんなふうに使っているという実例を発表していただきます。日頃コンピュータを使っていない方やこれから導入しようとお考えの方にも参考になると思います。
 青年部の人には全員メーリングリストに入ってほしいのですが、どうしたらみんなパソコンを使うようになるでしょうか。
副部長 谷口氏

 Macでは簡単な版下と文章を作ったり、ファイルメーカーProを使って刃型の登録と見積り(こちらの使用者は私だけですが...)を行っています。Windowsはバーコードプリンターとして使っています。その他、今月中にCCMを導入予定しています。
副部長 新家氏

 近いうちにパソコン導入を考えていますが、MacにするかWindowsにするか迷っています。皆さんの話を聞いているとMacがいいかなあと思い出しました。
ノートパソコンがあれば、会社でしていた仕事の続きを家ですることが出来るのはいいなあ。
情報ネットワーク委員長 福西氏

 アカデミックバージョンの情報、役に立ったでしょ(笑)。
大きなナンバーリングが出来ますよとお客さんに宣伝しておいたら、本当にその仕事が来ました。パソコンのプリンタでデータベースソフトの桐を使って印刷しています。版下は全てMacで作っています。よって版下屋さんには出していません。しかし作るのに時間はかかっています(笑)。データをインターネットで送ったことはまだありませんが、版下をインターネットでもらったことはあります(笑)。
山崎氏

 トンボの付け方の極意を説明する山崎氏。
パソコンを入れたら版下の管理が楽になります。ハードディスクに何千、何万という版下を入れておけます。当社ではMacもWindowsも両方ありますが、Macでは版下を作り、Windowsではエクセルで表を作ったりしています。
永井氏

 マックはネットワークを組むのが楽です。お客さんからMacとWindowsのデータが混在しているデータがインターネットで送ってくるので、桐で処理してカラーコピー機で印刷しています。
版下のデータを分色して割り付けて変倍もかけて通信で送っています。早ければ朝一で送ると昼前に版が来ます。
八崎氏

 品名をユポの印字用という紙にドットプリンタで印字しています。お客さんにも喜んでもらっているし、ランニングコストも安くついています。
坂田氏

 パソコンは始めたところ。Windowsでこれからワードとエクセルを習うところです。工場の稼働率を表にしたりグラフにしたりしたい。
小松

 やはり印刷屋ですから版下作りに使っています。それだけではもったいないので得意先への請求書作りや見積書作りにも使っています。あと簡単な表計算ならクラリスワークスで十分ですので、事務的な諸計算にも使っています。宛名印刷や地図作成にも。
 また女子社員はデータベースソフトを使って売上帳や仕入帳といった会計的なことにも使っているようです。
 梱包作業の現場ではデジカメで梱包内容を画像として記録しておいてリピート時にも正確な作業が容易に出来るようにしています。PowerBook2400/180とPowerMacintosh7600/120 をEthernetで繋いでファイルのやりとりをしています。
八崎氏がパソコンを使って作っているラベル

 品名をユポの印字用という紙にドットプリンタで印字しています。お客さんにも喜んでもらっているし、ランニングコストも安くついています。
 永井氏がパソコンを使って作っているラベル(2点)
 青枠の方(左)はゴルフコンペのスコアシートに貼る選手識別用のナンバーで、白地の方(下)は机に貼る受験番号です。製作方法はまず、ゴルフコンペの方は白ポリエステルに印刷機で青枠と抜き加工をし、白地の方は抜き加工だけで、かすめくりはしないで、シートを大体A4サイズまたはB4サイズ(要するにプリンターで印字し易い寸法に)仕上げます。(白ポリエステルを使うのは競技上での雨対策と思います。)そして、お絵かきソフト(実際に使っているのはイラストレーター)でナンバーを好きな大きさにレイアウトして、印字しジャンボナンバーリングが完成です。印字速度の点でインクジェットプリンターよりもレーザープリンターに軍配が上がると思います。当社ではマックからファイアリーというプリンターへの画像変換器を通してリコーのプリテールというカラーコピー機につないでおり、零細規模のオンデマンド印刷のように使っています。
 だからもぉ〜、名刺とか結婚式のワインラベルとか、校正刷りとかにはもってこいです。(でもぜんぜん利益が出ないので女房には「もぉ〜こんなもん買ってどうすんの」と怒られてますわ)いろいろな利用方法はあるんだけれど、量の少ない印刷物を作るので、当然売り上げも微々たるもので、カラーの名刺なんか制作に3時間、出力に20分、断裁に500円かかって100枚で¥3,000。合いませんわなぁ〜まぁ、速いのだけがいいところです。全部社内でできるように今持ってる設備で作るから。またカラーカンプが社内でできるからお客さんとことの色の打ち合わせができて、その点で間違いも少なくなったことも利点です。(永井氏談)
福西氏がパソコンを使って作っているビデオラベル

 「大きなナンバーリングが出来ますよとお客さんに宣伝しておいたら、本当にその仕事が来ました。パソコンのプリンタでデータベースソフトの桐を使って印刷しています。」というのがこれ。


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