血を止める要素って。

血を止めるのには、血小板が必要というのはわかるやろう。
その他に血漿部分(赤血球とかの形のある部品以外の部分)にフィブリノーゲンというのがあって、決壊した堤防の修復に使う土嚢(血小板)と丸太(フィブリノーゲン)の役割を果たしてるねん。
(ちなみに、フィブリノーゲンは、働かない原料の状態で、働く状態ではフィブリンになる)

ただ、人によっては、土嚢に砂が入ってなかったり(血小板機能不全)、土嚢が少なかったり(血小板数減少)、丸太(フィブリノーゲン)がなかったり、丸太と土嚢を固定するロープ(血小板表在性糖蛋白とか)がダメだったりで、大変苦労する訳やねん。

その他にも血を止めるための伝令部隊(血液凝固因子。信号を増幅する機能も併せ持つ)があるけど、割愛。

閑話休題
昨日(3/28)安部 英 容疑者が話題になったけど、問題の血友病は、正式には「血友病A」と言われて、伝令部隊のひとつ第VIII因子が無茶苦茶少ない先天的な病気。それ以外の人としての機能は完全に普通の人。

伝令部隊の一団がいないと「血が出た」情報が伝わらないでしょ。