混沌の地、手記抜粋
混沌魔術超入門
「混沌魔術」
古代語魔術の一派、四大魔術の中で異端とされる魔術師マッデン(マダンバルーサス)の研究による。
”四大なる言葉は過ちである。少なくとも完全とは言い難い”
四大と呼ばれる元素、すなわち炎と水と風と土は、複合させることで別の力を生み出すことが出来る。
広く知られた古代語魔法”ブリザード”は風と水の複合である。
また、光と闇も同列に考えられる元素であるとマッデンは考え、風と光の混合から有名な”ライトニング”が発生できることを彼は証明した。
紆余曲折を経て、彼はいくつかの元素の混合に成功した。
それは、精霊すら他の精霊から生み出せるという結果を示す。
風と炎から「熱」を。
地と炎から「溶岩」を。
風と水から「冷」を。
地と水から「氷」を。
地と光から見えざる炎(電流)を。
地と闇から見えざる力(磁力)を。
風と光から「雷」を。
風と闇から何かを。
さらに問題となるのは、対立する精霊、すなわち炎と水、風と地の混合。
さらに、三種以上の混合や、精神の精霊、混合比率の調整による変化など、数多くの課題を残しつつ、マッデンはこの世を去る。
それでも彼は「ありとあらゆる物を投げ込み、混ぜ合わせた物から、ありとあらゆる物を取り出すことが出来た」と語った。
五百年の時を経て、これらを後継した”大王”ヴォーゲル。
彼は、マダンバルーサスの理想を受け継ぎ、真理を追究する。
溶岩噴出(ブロウ・マグマ)
地と炎の複合による”溶岩”。
大地を裂いて溶岩を噴出させ、敵にダメージを与えると共に大地に飲み込む。
推定:到達距離30メートル、範囲半径10メートル。
詠唱:「ゲル・イアガ・エ・ラズ・ヘルム・バルグロス」
磁縛の場(マグネティック・ジェイル)
地と闇の複合による”磁力”。
磁力によって、範囲内の鉄を大地に引きつける。
鎧などを着ていれば、大地にはいつくばることになり、動けなくなるだろう。
詠唱:「マナの下に、闇に命ず。地に入り、力となることを」
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光と地の複合による”電流”。
大地(あるいは床)の上に電流を走らせ、単体目標に電撃によるダメージを与える。
”ライトニング”と違うのは、攻撃が見えないこと。
アースされるのではないかというツッコミは効かない。だって、混沌魔術なんですから(^^)
推定:到達距離30メートル、直線。
詠唱:「マナの名において、光よ地を走るがよい」
闇なる炎
闇と炎の複合による”死”。
黒い炎で目標を包み、問答無用で死を与える。
推定:目標10メートル。
詠唱:「死と破壊の究極よ、速やかに命の炎を断ち切るがよい」
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水と光の複合による”生命”。
精霊魔法”レストアヘルス”と同等・・・あるいは同じ魔法かもしれない。
詠唱:「体を流れるは水。生命の鼓動は水の流れ。光もちて洗い清めよ。生命の脈を」
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水と光の複合による”生命”(推定)。
精霊魔法”ヒーリング”と同等・・・あるいは同じ魔法かも知れない。
その他、オランの牢屋にとっつかまっているダークエルフ(ヴォーゲルの元部下)に使わせた実験作によると、
ウィスプ(光)×スプライト・・・・・精神の成長
ウィスプ(光)×シルフ(風)・・・・・放電
ウィスプ(光)×サラマンダー(火)・・・・・浄化の炎(フェニックスの力?)
ウィスプ(光)×ドライアート(精神)・・・・・幻惑
ウィスプ(光)×レプラコーン(精神)・・・・・幻惑
となるようです。
この時点では、対立精霊は対消滅という結果になっています。
参考資料(リプレイ6「2万ガメルを取り返せ!」)
2002/03/10追記
さらに、火の精霊力が強い大地においては「燃える水」が沸き出す所があります。
黒色の液体で、一度火をつけると煙をあげて燃えさかり、水では消すことが出来ないとされます。
ロードス島南東にあるマーモ島の湿地帯で確認されました。
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