混沌の地、手記抜粋
混沌の地の生物
混沌の地に生息する生物は、厳しい自然環境に適応するためにか、極めて特異な進化を遂げています。
それが、純粋な進化によるものなのか、混沌の存在ジャカオの影響によるものなのかは定かではありませんが。
植物の多くは毒あるいは針や棘を持ち、草食動物といえど肉を食らうために他の動物に襲いかかります。
肉食動物は狩りのためにさらに恐ろしい力を持ったり、大きく変形したりしています。
周りにある生物全てが敵となる世界。
全ては、アレクラスト大陸の常識では計りようのない世界です。
生物
セイズチップ(RPGドラゴン1号)
ススキによく似ていますが、極めて鋭利な葉で通りがかった動物を傷つけます。
同時に、セイズチップの種は生物の血液に触れると急激に(数分)成長し、皮膚に根を張ります。
それから芽を出し、また根を伸ばしして、三日ほどで犠牲となった動物を覆い尽くします。
取り除くには、リスプという薬草を使うか、神聖魔法「リフレッシュ」が必要です。
ピッチナッツ(混沌の大地I)
爆ぜ実という名の通り、このヤシ科の木に生える実は、非常に油脂を含んでおり燃えやすい性質があります。
この実を点火して投げると、着弾の衝撃で燃える油脂をまき散らします。
一本のピッチナッツには1から6個の実が生っていますが、ピッチピッチャーが住み着いていることも多いようです。
ブリーダー・ソーン(混沌の夜明けII)
現地名「スキロプラ・アザミ」で、意味は「出血の茨」です。
灌木の一種で、全体に生えている棘には毒物「スキロプラニ」が分泌されています。
この毒は血液の凝固を妨げる効果があります。
状況によっては使いようもあるでしょう。
モンスター
基本的に、ほとんどの動物は相手が自分より多数でも、自分より巨大でも攻撃的に反応します。
それぞれが、相手を倒す能力に優れているからでしょう。
純粋な草食動物はほとんど存在しないようです。
そのほかに混沌の地で遭遇するのは、狂える精霊と古代王国時代の魔法生物です。
狂える精霊はどこでも遭遇する危険性がありますが(精霊魔法を使っただけでも!)、
古代王国時代の魔法生物は基本的に”凶主”の遺跡にしかいません。
また、アレクラスト大陸に生息しているようなキマイラなどの「一般的な」魔獣は未だに確認されていません。
レベル1モンスター
グラスニードル(RPGドラゴン2号)
ハリネズミとウサギの中間のような生物で、珍しく草食性で臆病な性格をしています。
背中に草むらに擬態出来る濃い緑色の鋭い針が無数に生えていて、踏みつけると普通の靴ぐらいなら貫いてしまいます。
この針には麻痺毒が含まれていて、敵が痺れている間にグラスニードルはさっさと逃げることでしょう。
ツリーランナー(RPGドラゴン1号)
数十匹で集団生息するクモで、成長すると40センチほどになります。
森の木々に生息して、下を通りがかった生物を集団で不意打ちします。
産卵の時期が来ると捉えた獲物を殺さずに卵を植え付けて繁殖します。
ハングラー(インファント)(RPGドラゴン2号)
ハングラー(LV4)の子供で、雌のハングラーの背中にしがみついています。
時々、得物に飛びついてげしげしと攻撃をしかけることがあります。
バンパイア・ビートル(RPGドラゴン2号)
体長30センチほどになる夜行性カブトムシで、動物の血を吸って活動します。
普段は森の中で得物がくるのを待っていますが、光があるとそこに集まる習性があります。
ピッチ・ピッチャー(混沌の大地I)
体長五十センチほどの、ヤシガニに似た甲殻生物で、ピッチナッツという木に生息しています。
自分の住んでいる木の近くに侵入者があると、爆発性のこの木の実を引火させて投げて追い払います。
炎に弱く、燃えるとこのモンスターは爆発します。・・・おそらく、木と実ごと。
ファング・ラビット(混沌の夜明けII)
外見上ははほぼウサギなのですが、牙が長く、雑食性で小動物を捕獲して食べることがあります。
自分より大きい相手に対しても攻撃的です。
混沌の地の森や平原に広く生息しています。
ルーンクリケット(RPGドラゴン2号)
体長10センチほどの鮮やかな色をしたコオロギで、呪歌”キュアリオスティ”の効果を持った鳴き声を出します。
これによって、いくつもの生物を集めて戦わせて、その敗者を補食して生活しています。
レベル2モンスター
エアラット(RPGドラゴン2号)
森林に生息する、体長1メートルほどになる雑食性のネズミに似た生物で、通常より強い”ラット・ディジーズ”も持っています。
耳が非常に大きく、これを後ろ足でつかんでムササビのように滑空することが出来ます。
ブッチャーツリー(RPGドラゴン4号)2000/06/25
粘着性の樹液を持ったクリーピングツリーの一種です。
樹液で獲物や攻撃してきたものまで接着し、鋭利な枝で攻撃します。
養分を吸い取ったあとの髑髏などを防具代わりに纏っていることもあります。
ピッキングビーク(RPGドラゴン8号)
現地名を「ラガ・レイ」といい、翼長1メートルほど嘴が40センチほどの大型のキツツキのような鳥です。
得物にしがみついて、鎧による防護を無視した攻撃を(キツツキが穴を開けるように!)行います。
子供の頃から餌付けをしていると、人間に懐くこともあるようです。
ボトムクリーパー(RPGドラゴン1号)
体長1.5メートルほどになる雑食性のチョウザメに似た淡水魚で、湖に生息しています。
戦闘になると、水を湖底の泥に吹き付けて泥の煙幕を張ります。
これにより、ボトムクリーパーへの攻撃はあたりにくくなりますが、自身は鋭敏感覚のため問題がありません。
ロックスラッグ(RPGドラゴン1号)
肉食性の体長80センチほどのアメフラシです。
岩に凝固することが出来、主に不意打ちをしかけます。
また一日に三回まで酸を吐くことが出来ます。
レベル3モンスター
エズノアル(RPGドラゴン4号)2000/06/25
1〜15メートルにもなる筒状の袋を持った植物で、触手の先から麻痺性の毒霧を吹き出します。
獲物が意識を失うとその上に強酸をかけて土中の養分にしようとします。
ジャイアントロータス(RPGドラゴン1号)
直径4メートルほどの葉を何枚かと、直径1メートルほどの花をそなえた巨大な蓮です。
根元から生えている蔓(最大八本)で相手を絞め殺して養分にする一方、
最大200キロまで乗せられる葉の上に乗った生き物も補職します。
また、陸上生物を水の中に引き込んで溺死させることもあります。
スクレイパー(RPGドラゴン1号,9号)
現地名を「アグ・ラガ」といい、体長八十センチほどの、リスに似た雑食性の齧歯類です。
発達した門歯で木を削り、木の中に生息する生物や、木屑を食べます。
また、尻尾には毒針が隠されていて、麻痺毒を与えます。
ニードルレイン(RPGドラゴン9号)2000/06/25
現地名を「シル・ファーン」といい、蜂の巣ににた実を実らせる5メートルほどの木です。
幹から獲物の接近を感知する触角代わりの数本の蔦が延びていて、獲物が来ると実から針状種子を発射します。
この種子には仮死毒があり、犠牲者を仮死状態にしてそこから発芽します。
ピッククロー(RPGドラゴン1号)
体長二メートルほどの海蛇で、砂地の海底で保護色になるような色をしています。
海蛇ながら頭部の後ろに麻痺毒を備えた手を二本持っています。
フットカッター(RPGドラゴン2号)
体長30センチから50センチにもなる巨大なゴキブリに似た昆虫で、頭部が半円形の刃のようになっています。
普段は草むらに潜み、獲物を見つけると地面すれすれに飛行して足を払って転倒させます。
この攻撃に対して、盾の回避力は役に立ちません。(足まであるタワーシールドだというなら話は別でしょうが・・・)
ローズリザード(RPGドラゴン4号)2000/06/25
体長が3メートルにもなる大型のトカゲで、背中に巨大な真紅のバラのような植物を背負っています。
このバラからは睡眠ガスが発生しており、近接戦闘を行うと眠ってしまうことがあります。
バラはトカゲから養分を吸い取る代わりにトカゲの狩りの手伝いをする共生関係にあります。
レベル4モンスター
グレイ・ウルフ(混沌の夜明けIII)
現地名「ダル・ケライ」といい、狼に似ていますが、もっと獰猛で強力な肉体を持っています。
全身を鈍い銀色の毛に覆われており、また上顎から長く伸びる牙を持っています。
タスクモウル(混沌の大地I)
普段は地中にいますが、時折地上に現れる人間より大きなモグラです。
牙と爪で攻撃する一方、相手を地中に引きずり込むことがあります。
ハングラー(RPGドラゴン2号)
体長2メートルほどの直立したトカゲで、いつも腹を空かせていて凶暴な性格をしています。
雌の場合、背中に1〜3匹の子供を背負っていることがあり、それがこのモンスターの名前の由来になっています。
戦闘中、この子供は自発的に敵に飛びつくことがあります。
レベル6モンスター
ホーンクラウン(混沌の夜明けIII)
白地に黒の毛皮を持った虎に近い生物ですが、強力な前足をもって森を徘徊しています。
また、額にはキチン質で出来た外骨格と角を持っており、これによる突進攻撃も可能です。
レベル7モンスター
シー・ウォーム(混沌の夜明けI)
アレクラストに生息するシー・ウォームと比べて遙かに巨大で、殻や牙を持っています。
普段は深海に生息しますが、時折海面に姿を現します。
光に対して凶暴になる性質はアレクラストのものと同じです。
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