彼女は、妖精族の最上位種族にして神々と同等の種族とも言われる神精族の巫女です。ある森の奥深くにある彼らの村で暮らしていたのですが、正体不明の魔物の出現の噂と、村の近辺に現れだした「ウェンカムイ(邪神、あるいは歪んだ存在の精霊や妖精など)」を何とかしなくてはと思っていた矢先、村に現れたウェンカムイを一緒に倒したことがきっかけで、二人の人間(ブリティアとウィズ)とともに旅にでます。
外見は美しい水色の髪の毛をした人間の女性といったところですが、耳はエルフのように尖っています。また、彼らの間には性別はありません。しかし、彼女は女性的な精神を持っています。性格は、しとやかでかつ快活、といったところです。
神精族は不滅の存在です。彼らは1ラウンドあたり3点ずつ、生命点及び精神点が回復します。生命点が0になった場合、体は光の粒子になって四散しますが、その場には薄く輝く精神体が残ります。この状態ではいかなる攻撃も受け付けません。また、ファントムとは違うので場所の移動も可能で、姿を見えないように透明化することも出来ます。憑依も可能で、抵抗の目標値は12です。憑依する際には姿を見せていなくてはなりません。憑依に成功した場合、更に対象となった者の魂を破滅させることを選んでもかまいません。また、肉体は約一日で再構成され、完全な形で復活出来ます。彼らの魂は、破滅することはありません。アンデッド化もしません。また、彼らは神聖魔法の技能をもっていますが、信仰によるものではなく自らの力で行使するのです。なお、全身に強い魔力を帯びているので魔法の使用に発動体や身振りは不要です。但し呪文は唱えなくてはなりません。彼らの真の体は別次元の高次空間に存在していて、そちらの体が滅ぼされない限り死ぬことはないのです。また、彼らは一時的に本来の体(フィリースピリアル・ボディ)を、こちらの世界に呼び出して肉体と融合させることもできます。その状態では、生命点と精神点の回復値や各能力値が激増し、上位呪歌使用可能、通常武器無効、精神点吸収効果の反射、生命点吸収効果の反射、魔法耐性など凄まじい力を得られますが不安定な状態であるために長時間の融合は出来ません。また、万が一この状態で生命点(精神点)を0以下にされたり、限度を超えた長時間の融合などを行った場合、彼らは消滅します。その時間や能力値などには当然個体差があります。
彼女はウィズに好意をよせており、ウィズのほうでもそれに気付いてはいるのですが、お互いに立場や身分の違いを考えて遠慮しあっているようです。彼女からすればそもそも男女の概念すらない種族である自分が人間であるウィズの傍にいても仕方がないと思っているのでしょう。ウィズとはいくつかの冒険行を共にしましたが、現在は森の村に戻って、彼の再訪を心待ちにしているようです。
なお、このデータはウィズらと最初に出会ったころのものです。