GURPS サクラ大戦

帝都設立編





 この時代設定では、PCは米田一基とその仲間となって、帝都東京の発展期における魔との戦い、帝都の霊的な平定を行います。
 時代設定は、米田が剣術師団抜刀隊に入隊したのが明冶十二年ですから、その後五年間くらいになるでしょう。
 起こるイベントは、江戸以前の様々な霊的な問題に絡んでいます。
 さかのぼれば平将門の封印でもいいでしょうし、江戸幕府の崩壊を防ぐために天海がしかけておいた術が発動したということも可能でしょう。
 また、日本史上の事件を魔と絡めることもできます。
 GMには歴史の教科書や資料集が良い元ネタになるでしょう。
 また、PCが納得するのならば、某明治剣客漫画のキャラクターにご登場願うというのもありです(笑)
 全くの余談ですが、某漫画のヒロインと米田はほぼ同い年のはずです。


文明レベル

 帝都設立編の文明レベルは4が適当でしょう。
 GURPSの年代基準は欧米の物なので、これをそのまま適応することは出来ません。
 この当時の帝都にはまだ、ほとんど蒸気の煙も上がっていませんから。
 ただし、欧米から産業革命を経たものが輸入されているので、一部は文明レベルが5の物があります。
 文明開化の気分を味わうのが、この時代の楽しみ方の一つでしょう。

PC

 帝都設立編のキャラクターたちは、米田一基のような剣士や、帝都に古くからいる陰陽師、あるいは方術士などになります。
 隠密や士族のように、江戸時代のまま生き方を変えられない者たちもいるはずです。
 CPは100〜150程度といったところでしょうか。
 いずれも霊力を持っているか、魔術なり何なりで魔に対抗する手段を持っていなければ行けません。
 そう言う手段を全く持っていないキャラは、少なくとも警察や軍、あるいは政府につながっていて他のPCのバックアップに回ることになるでしょう。
 基本的には米田を主人公にしてPCキャラのまとめ役にするのが感情移入しやすいでしょう。
 その場合一緒にいる仲間は、米田の知られざる過去(!)を共に生きた者たちなのでしょう。
 また、この時代使えるNPCは威信志士たちの他、神崎忠義、花小路伯爵(この当時の役職は不明)などがいます。

マナの濃度

 マナ、という言い方はこの場合適切ではありませんね。
 地脈の強さなり、都市霊力の強さとでも言った方が適切でしょう。
 陰陽術、方術などはガープス・マジックを使ったら表現しやすいでしょう。
 その場合、帝都東京の大半の場所はマナの濃度が標準のはずです。
 地脈ポイントなど、いくつかマナが密なところはイベントが絡んでくるでしょう。
 また、宮城内部もおそらくマナが密です。



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