しんみりと酒を飲んでいる米田。 机の上には一枚だけ残された写真がある。 | |
米田: | 一馬、あやめくん、・・・とうとう山崎まで・・・。 どうして、この老いぼれだけ残して、みーんなとっとと逝っちまうんだ・・・。 |
: | だが、あなたにはまだ、やるべきことがあるのです。 今の、あなたの子供達を守るのは、あなたしかいない。 ・・・さくらのことも、よろしく頼みますよ。 |
米田: | !!! |
振り返った米田の背後で、床が波立っているが、やがて元に戻る。 | |
米田: | 一馬・・・、まさか・・・おめえが・・・・!? |
短編「時は巡り」 米田誕生日記念小説 |