支配人室



しんみりと酒を飲んでいる米田。
机の上には一枚だけ残された写真がある。
米田 一馬、あやめくん、・・・とうとう山崎まで・・・。
どうして、この老いぼれだけ残して、みーんなとっとと逝っちまうんだ・・・。
    だが、あなたにはまだ、やるべきことがあるのです。
今の、あなたの子供達を守るのは、あなたしかいない。
・・・さくらのことも、よろしく頼みますよ。
米田 !!!
振り返った米田の背後で、床が波立っているが、やがて元に戻る。
米田 一馬・・・、まさか・・・おめえが・・・・!?




短編「時は巡り」
米田誕生日記念小説





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