地下・医務室

大神 やあ、サキくん。どうしたんだいこんなところで。
サキ アラ、大神さん。いざというとき、どんなお薬があるか知っておこうと思ってネ。これは・・・、
大神 あ、危ない・・・!その瓶は・・・!
どかーん!
サキ ・・・・・けほ・・・、何・・・一体・・・・?
大神 い、今のは紅蘭が作った薬なんだけど、下手に揺らすと爆発するんだ。
今手当をするよ・・・。
サキ (〇×さま・・・、私、なんでこんなところにきちゃったんでしょう・・・・)
いそいそと手当をする大神。
サキ ここには、市販のお薬もあるのネ。
大神 まあ、いつもいつも医療ポットに頼るわけじゃないからね。よし、これで大丈夫だろう。
サキ ありがとう、大神さん。じゃあね。
大神 今度から危険物って書いておかなきゃ駄目だな・・・、ん?いてて・・、
誰だ・・・、背中をつねるのは・・・?
さくら なんだか、ずいぶん仲が良さそうでしたね・・・!
大神 いいいいいいっ!?さくらくん・・・!?




 太正時代の帝都には、結構色々な薬が流通していたようです。
 花組の隊員だって、風邪を引いたり包丁で指を切ったりもするでしょうから、 医務室に色々薬が置いてあるんじゃないでしょうか。
 太正十二年なら、あやめさんが薬を常備していそうですけど。
 史実通りなら、いくつかビタミンが発見されていますが、抗生物質ペニシリンがまだ発見されていない時代です。
 なお、現在ニトログリセリンが、血管拡張薬やおたふく風邪患者の心不全予防薬として使われているらしいです。ほんとに。


薬名制作効用、その他
しぐまドール獅子討製薬毒虫や蛇の毒を一時的に中和する消毒薬。
解毒できるわけではないので、応急処置用。
苦汁獅子討製薬陸軍正式採用の滋養強壮飲料水。
試飲した五大博士の一人が漏らした感想から命名された。
延命薬獅子討製薬詳細は不明。漢方系の薬ではないだろうか。
Dr.ケッシー大阪蛭子堂
(ヒルコ堂)
蜂、蜘蛛、百足の毒を一時的に中和する消毒薬。
解毒できるわけではないので、応急処置用。
蒸気ラジオショウの背景に広告がある。
独虫ポマード大阪蛭子堂
(ヒルコ堂)
当時流行した、髪型を整えるためのポマード。
大神隊長が使っているのはこれではないだろうか?
風邪薬
ネツサマッシー
大阪蛭子堂
(ヒルコ堂)
名前通りの代物。原料はアセチルサリチル酸だろうか。
ヒルコ堂の薬は冗談めいた命名で有名である。
猫印滋養糖
シッカリール
大阪蛭子堂
(ヒルコ堂)
名前通りの代物。ビタミン剤かも知れない。
ヘドロン軟膏蛙神堂
(あかむ堂)
本来は、ひび、あかぎれ用の薬だが、なんでも薬として定着しているらしい。
犬顔印の
ビッグバンA
蛙神堂
(あかむ堂)
やせ薬らしい。
女性の社会進出に伴う製品と言ったところか。
エネルミン鳳製薬滋養強壮、食欲不振、睡眠不足などに効くという。
beautyCHERRYエル化粧品美顔液というが、成分や細かい効果は不明。
きず薬(仮)李紅蘭外傷の治癒効果を飛躍的に高める。
副作用として丸半日は眠りこけるが。
どんな成分だったのやら。
樟脳(カンフル)薬とはちょっと違うが、防虫剤として一般に使われていた。
帝劇でも衣装の保存に使っていたことだろう。

このほか、アサヒ薬局というところが薬の販売を手がけていたようです。
また、蛙神堂は、品川にあったようです。


その他の設備


医療ポット

 帝国華撃団が誇る、強力な医療設備。
 酸素や細胞賦活剤などをふくんだ電解質を満たし、体温とほぼ同じ温度のまま循環させ、 人間の治癒能力を高めることが出来る。
 手術が必要なくらいの傷でも何とかなってしまうらしい。
 外部モニターも充実しており、脳波や意識状態もチェック可能。
 入るときは全裸になるせいか、表面のガラスは異様なまでに反射率や屈折率が高いとかなんとか(笑)。

どくみくん

 紅蘭が開発した、毒の検知器。
 傷口に当てると、毒の種類と強度が判明するらしいが、どのような仕組みかは不明。

帝劇入り口に戻る。
夢織時代への扉に戻る。