大神: | カンナ、部屋でも鍛錬を欠かさないんだね。 |
カンナ: | まあな。鍛錬室には色々な鍛錬器があるけど、それだけじゃ鍛える筋肉も偏っちまう。 身体中を上手く均整が取れるように鍛えないといけないからな。 |
大神: | ・・・・俺は鍛える場所が偏っているなあ。 |
カンナ: | へえ、隊長ともあろう人がねえ。一番鍛えているのはやっぱり腕かい? |
大神: | いや・・・、指先なんだ。 |
カンナ: | は?隊長はマリアみたいに銃が専門じゃないだろう。 |
大神: | ・・・・モギリのハサミ使いと、伝票整理でね・・・・・・。 |
カンナ: | たいちょお・・・・・・・・・。 ようしわかった!いっちょあたいと組み手と行こうぜ! |
大神: | おおい、俺はまだ見回りの途中なんだけど・・・。 |
引きずられながらも、何故か笑ってしまう大神。 |
短編「鏡の色彩」 カンナ誕生日小説 |