夢織: | あのとき、もし私が止められていたら……。 |
学生1: | 何を見ているんですか。 |
夢織: | 高音先生と水地先生のノートだよ。 |
学生2: | 確か・・・もう八年も前に失踪したと言う、この研究室の講師と助教授。 |
夢織: | そうだ・・・。もう、八年になる・・・。 |
高音 渚(たかね なぎさ)オリジナルキャラ。登場作品は嘆きの都と帝大物語。赤子のときに隅田川に係留されていた船の上で泣いているところを水地に拾われて養子となる。 念動力、瞬間移動、空間転移、時空剥離、精霊召喚等々、絶大な霊力を持ち、それが親に捨てられた理由でもあった。 自分を省みなかったと思っている父への憎しみが転じて、養父である水地に思慕の念を抱く。 それが発展して、八歳の時に自らの身体を無理矢理に成長させて大人になった。 書類を偽造して男装して帝大に就職し、近代都史研究室の助手となり、翌年に講師となる。 ただしこのあたりは親の七光りではなく、実力で教員を務められるほどである。 水地亡き後は彼の後を継いで江戸の指導者となり、帝都壊滅を画策する。 好物は、戸籍上の祖父である茶霧の作ってくれる苺ミルクセーキを筆頭に、甘いものは大体。 旧名は粕谷こずえ。 |
あるお方からの寄贈品 大人になる前の、渚です……。 |