紐育の悲しき三角関係
はじめに
轟華絢爛第一巻反逆小説


 この作品は、OVAサクラ大戦第二期シリーズ轟華絢爛の第一巻「紐育の怒れる刺客」に触発されて書いたものです。
 執筆に当たって参考にしたのは雑誌先行公開分までですので、OVAの結末に関するネタバレはありません。
 ですが、雑誌の公開情報も見る前に知っておきたくはないと言う方にはやはりお勧めできない内容となっております。
 また一方で、作品の背景として小説「サクラ大戦前夜」第二巻の結末を取り入れています。
 この作品のネタバレを嫌う方にはやはりお勧めできません。
 それでも構わない、と言う方のみ先へお進み下さい。




捻れた想い































 では、本編開始前にOVAを御覧になった方にも、そうでない方にも、一寸解説させていただきます。

「バレンチーノフ=ウラジミール・アレクサンドロビッチ」
  マリアと革命軍隊長ユーリーの元同志。
  革命時の階級は少尉。
  モスクワでの戦いで敵の待ち伏せを予測していたかのような行動をとった。
  その結果、マリアたちの部隊を危機にさらし、ユーリーは死亡してしまう。
  マリアに恋しておりアメリカで再会。
  しかし再びマリアに対する裏切りを露呈し、他ならぬマリアの手によって殺された



 以上、セガサターン用ソフト「サクラ大戦 帝撃グラフ」
 1998年レッドカンパニー作品 より抜粋。



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初出、SEGAサクラ大戦BBS 平成十一年十二月二十九日
イメージイラスト、塵都氏画



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