休演日の帝劇正面玄関。 長曽我部が大きな箱を持っている。 | |
さくら: | あれっ、長曽我部さん。どうしたんですか。ここは帝劇ですよ。 |
長曽我部: | さ、さくらさん。いやあ、実はこれを持ってきたんですよ。 |
大神: | へー、こんなにあったんですか。録音盤。 |
長曽我部: | 最終回に特集するのに探してみたらたくさん出てきまして、複製ですが花組の皆さんに聞いてもらえたら いいかなあって。 |
サロンに集まる三人。 紅蘭が再生機を持ってくる。 | |
紅蘭: | ほー、いろいろあるなー。お、これは・・・(ニヤリ) |
大神: | こ、紅蘭、それは・・・! |
さくら: | あ、この間のシャワーの・・・、 |
大神: | そ、それだけはしまってくれ、紅蘭!たのむ! |
紅蘭: | さーて、どうしよかなー。 |
さくら: | やめましょう紅蘭。それは許すってことだったでしょ。 |
紅蘭: | やさしいなあ、さくらはんは。ま、もう一回煉瓦亭でおごらせたら大神はんが餓死しかねんし、 この場は許したるとするか。 |
大神: | (こ、この場は・・・・・・?) |
長曽我部、大神に同情の視線。 | |
さくら: | あ、これなんかどうです? |
紅蘭: | お、ええな。ほな再生や。 |
集まってくる花組の面々。 あやめに会って緊張の長曽我部。 穏やかな帝劇の昼下がり。 |
サクラ大戦の思い出を綴った、「サクラ大戦帝撃通信局」の「思い出の有楽町帝撃通信局」。
聞き逃した人もいるかも知れませんし、セリフで追って見ようかと思います。
かく言う私も二度ほど逃したのですが。
光録音盤が発売されたら、消去するかも知れません。
放送の内容を勝手に再収録しているわけですから。
でも、それまでは、元検閲官にもお許しいただけるのでは無いでしょうか。
迫り来る太鼓の音。
「ちょっとだけ。その一歩こそ悪の道」
タタンッ
うぎゃああああああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・
そのときに備えて、夢織独自の文も検討しておきます。はい。