リーダーは私よ
「中将、この書類の認可正午までにお願いしますね」
「真宮寺大佐、粕谷少将が明後日の二時にお話したいとのことですよ」
「真之介、人型蒸気についての講義は明日よ、講義内容出来てるの?」
……。
「俺は思うんだがなあ」
「私は思うんですけどね」
「オレはよく考えるんだがな」
『対降魔部隊の隊長って……』
そんな風にも思えた太正五年。
塵都氏画
平成十五年初春
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