山崎真之介記念研究館
団員の主張



団長 妙法寺ラビ

「追憶の彼方の人に思いを馳せて」
山崎真之介という人物について、本編中で明かされる事実はごく僅かです。
彼について、様々なことを知っているであろうあやめさんも米田中将も、あまり多くを語ってはくれません。
だから、彼らが真之介についてどのような思いを抱いていたのか?等については、現時点ではユーザーの想像の領域です。
これからオフィシャルサイドの出版物や、続編等で語られてくる事柄もあるかもしれませんが
今の段階では我々にとっても追憶の彼方の人、そう、過去に存在していた人物の一人にすぎないのです。

サクラという世界自体が架空のお話であるのに
その中のさらに過去の人物、現在進行形ではない人物、物語の開始時点で既に生きてはいない人物・・・・・・
これほど儚い存在に惹かれること自体、自分でも不思議です。

色々と考えてみた結果、いくつか気がついたことがあります。
私自身は、かなり特殊な真之介像に惹かれているんだなぁ、と。
私の中では大魔王サタンはおろか、葵叉丹とも全くの別人として真之介という人物は存在しています。(今のところは)

真之介という人は、実に無色透明な人です。
現実の世界でさえ、死者は美化されることも、貶められる事も
生者のそれぞれの思いによって幾千幾万もの捉えられようがあるのですから・・・・・・。
サクラユーザーの考え方一つで、実に様々な人物像が存在する、
真之介の魅力は、その捉えどころの無さかも知れません。

私が最初に惹かれたのは、間違いなく夢織さまや桜嵐さま、黒火会さま達が描く
強烈な個性を輝かせている生き生きとした真之介(たち)でした。
あぁ、この人達はこんなにもキャラクターに愛情を注いで自分達の世界を作り上げているんだなぁ、と感歎したものです。
そして、そんな風にファンの想像をかきたてる対降魔部隊の面々
とりわけ真之介という人物に強く興味を抱きました。

そして今、私には私なりの真之介像というものが、少しづつではありますが、確かに形になりつつあります。
先に、私の中の真之介は叉丹ともサタンとも別人であると書きましたが、それは私の中の真之介に
未だはっきりとした答えが出てないからです。
「何故、黒に染まらなければいけなかったのだろう?」
という問いの答えが。

どんな形になるかわかりませんが、その答えを得たとき
また、私の中の真之介像も変わっていくでしょう。
だから、私自身は他の様々な考察、私的・公式の設定等を否定はしません。
叉丹もサタンも、全てを受け入れられるような考えを巡らせられることが楽しみでもありますので・・・・・・
そして、その思いは、夢織さまのような方々の考えを否定するものでも無いのです。
ファンのキャラクターに対する思いは百人百様であり、さらに真之介という人物は
今のところはその掴み所の無さが、また魅力の一つでもあるのですから(^^)
萌萌団という組織の啓蒙活動というほどのものではありませんが、私の希望は一つだけ。
今年6月6日の誕生日お祝いの頃のように
いろんな方の真之介像というものをたくさん見てみたいなぁ・・・ただそれだけです。

それでは最後に
ずーっと何らアクションを起こさなかった私に代わって(爆)サイト開設までこぎつけて下さった夢織さまに感謝多謝!!
なんか団長とかNo.いくつとかありますけど・・・・・・
これに関してはホントにただの遊びですので(汗々)私自身、知らない間に団長とやらになってたものですし(核爆)
それこそ皆さまに平身低頭してお伝えする次第であります。
「自分の中でスポットライト当ててみると、すごく素敵かもしれないキャラクターはここにもいるよー♪」って。
事実は遥か時空の彼方ですが
真実は貴方の想いの数だけ存在します。
きっと無限に(夢幻に?)広がっていくのです。
さてさて、貴方の中の真之介は、何を考え、どんな顔をして
何を語り、どんな生き様を見せてくれていますか?(^^)



No.3 夢織時代

 現在とはただそれだけで存在するのではありません。
 私たちが過ごした大帝国劇場の日々にしても、帝国華撃団そのものにしても、その前がありました。

 彼を初めて知ったのは、上野公園での初対決。
 しかし、本当の意味で彼に興味を覚えたのは、紅蘭が霊子甲冑の設計者について話してくれたときでした。
 あの光武を設計したのは紅蘭ではなく、すでに設計図は存在した。
 それを聞いたときは驚きでした。
「ウチらはいわば組立だけや。設計図はとうの昔に昔にできとった」
「それは誰が作ったんだろう?」
「知らん……でもその人に会うてみたかったな。あれはホンマに天才の仕事やで」
 と。

 彼の名前を初めて聞かされたのは、六破星降魔陣のときでした。
 米田中将から聞かされた陸軍特殊部隊対降魔部隊の存在……そのときに、
「われわれ二人の他に、光武や翔鯨丸の設計者である山崎真之介……」
 彼の名前を聞いたのはこれが最初です。
 そのときに、あやめがすごく寂しそうな顔をしたことと共に、はっきりと覚えています。
 回想されるセピアの記憶の中の、意外なくらい若い姿。
 それが……誰かに似ているとそのときには気づきませんでした。

 全てが終わった後であやめさんの日記を読んで、全てが分かりました。
 私たちが相手としていたあの葵叉丹こそが、私たちを守ってくれる全てを作った人であったことを。
 なぜ、そんなことになってしまったのか。それがあまりにも不思議で、そして悲しかったのです。
 私たちの憧れていたあやめさんが……、あのあやめさんが大好きだった人。

 だからこそ、許せませんでした。
 彼と、あやめの魂を簒奪した二つの侵略者の存在が。
 二人の死が避けられないものであったとしても、あれでは二人は救われない。
 天使の傀儡と化して戦うことになる最終決戦への理不尽さとあわさって、私は二人が救われる世界を夢見ることにしました。
 そして、二人の過去を描いていくことになりました。
   公式設定への怒りをこめて。

 今の私の活動はそれが基本にあります。
 サクラ大戦という素晴らしい物語の中で、おそらくは最も重要な位置にいる人物山崎真之介……そして葵叉丹。
 彼の存在への追求と憧れを持って、今このページを立ち上げさせていただきます。
 この組織を作られたラビ氏、勧誘して下さったさおりっぷ氏への感謝と共に。


No.4、桜嵐

 歴史に含まれる真実なんて、たかが知れたものです。特に一人の人間が何を思い、 何を為したかなんてことを、史実と呼ばれる記録から見出すことは不可能に近いことでしょう。 いや、それどころか、たとえその時代に共に生きた人々をこの時代に呼び戻すことができたところで、 真実は得られないかもしれません・・ごくごく親しい一部の人間を除いては。
 私は真宮寺一馬という人格の内側を知るために、米田一基の、藤枝あやめの、 京極慶吾の、そして山崎真之介の目を使いました。それは同時に、 真宮寺一馬の目でもって山崎真之介の内側を垣間見ることにも繋がりました。 そうして見出すことのできた、彼の心、彼の思い、彼の夢・・それらは全て幻想に過ぎないかもしれないけれど、 私の知る真宮寺一馬の見た山崎真之介は、確かに強く、確かに輝き、確かに優しい男であったのです。
 だから、彼を好きになりました。一番ではありません。しかし、一番に限りなく近い魅力を、 彼の内側から見出す事ができたのです。それはとても幸運な出来事でした。 後にこの組織・・いや、この場に誘っていただけたことも含めて。
 時と想いの偶然の織り成したこの出逢いを、これからも大切にしていきたいと思っております。
 ページ開設、おめでとうございます。

No.6、葉月 文

  この人たちがここに辿りつくまでに、一体どれほどのことがあったのだろう。
 このお話を初めて知った時、あやめさんや米田さんに対して抱いた想いでした。
 だから、あの最期は本当に悲しかったし、憤りを覚えました。
  何故、その人として逝かせてくれないの。
  そして周りの人間が、その死をきちんと納得出来るまで、泣かせてくれないの。
 ひと一人の人生は、絶対者によって吸収・抹消されてしまって良い程軽いものではないだろう、本人にとっても、周囲にあって、その人を愛し、 或いは想いを託した人々にとっても。そう、思いました。

 私のあやめさんへの拘りは、こんな所から始まったようです。
 そして改めて彼女の姿を追いかけた結果の山崎真之介という存在。
  恐らくは彼女に物凄く大きな影響を与えた人。
  彼女が想いを寄せ、その帰りを信じて待ち続けた人。
  彼女の視点から見た彼を、しばらく考えていました。
 けれど、じょじょに彼自身に強く惹かれるようになりました。
 色々な方の描かれた彼から、自分の中でのイメージが出来上がるにつれ、山崎真之介を葵叉丹に変えたものは、 何だったのかという疑問が大きくなって来たのです。
 彼だから取った選択なのかもしれません。でも私にはそうは思えないのです。
 答えは見えないのですが、恐らくは、誰もがそうなりうるものが、 そこにはあったのではないか。そんな漠然としたものを感じています。

 現在の帝撃の基礎を創った人物である、ということと併せて、山崎くんを考えることは、 この世界の過去と未来、その両方を考えていることになるのでは、 とふっと思ったりします。過去は未来を探る鍵であり、 …過去という土台に支えられていない現在なんてありませんから、 これは彼だけに限ったことではない、とも思いますが。
 人は永遠の時を生きることは出来ません。けれども、その想いが引き継がれて いくことによって、次代の人々の中に生き続けることが出来るのだと思います。
 どうか、彼を、彼らを忘れないで。


 最後になってしまいましたが、団長の妙法寺ラビ様、副団長のさおりっぷ様。
 こちらに加えて戴くにあたり、ご挨拶出来ず、事後承諾になってしまったことをお詫び申し上げます。
 また、夢織時代様。お手数をお掛けしてしまい、申し訳ありません。
 このページの更なる発展、 そして色々な山崎くんの表情を見せて戴けることを楽しみにしております。


No.7、イヲリ

(管理人より イヲリ氏は言葉ではなくイラストを以てその想いを描いて下さいました!)





No.8、山崎静

 「サクラ大戦」という一つのゲームに触れるにあたって、私の心にその存在を刻みつけた「山崎真之介」という人物。登場人物の中で最も外す事の出来ない重要な役割であるはずの彼でありますが、あまりにも残酷なその身の振り様に山崎ファンである自分には納得のいかない気持ちのままゲームを終わらせていました。
 今年、サクラ大戦3の発売にあたって再びこのサクラワールドに足を踏み入れ、夢織時代様を始めとする数々のサクラ大戦を扱うサイトを訪れる事によって山崎氏をこうも深く純粋に愛して、彼の行き様そしてその死を正面から見据え、その意味を考察し素晴らしい作品を織り成す皆さんの姿に感動しそして憧れ、今までただの一傍観者であったこの私を突き動かしたのです。山崎真之介の隠された面、それは公式ではありませんが自分の思い浮かべる彼の人物像と皆様の繰り出される作品の中の彼とまさしく一致するものでした。
故に文才もなにもない無芸の自分ではありますが、山崎真之介を愛する気持ちを、彼の人生が決して無意味なものではなかったという願いを込め「山崎萌萌団」団員に志願した次第であります。
 山崎真之介に対する想いはここには書ききれないほど大きなものです。サクラ大戦2での彼の扱いには心から怒りを感じました。彼がいなければ帝国華撃団は存在しなかったのに、何故そんな扱いを受けなければならないのか。作品の中に少しでも山崎真之介という人物を「ただの敵」ではなく、もっと違う方面での見方を入れて欲しかった。多分、普通にゲームを楽しむ人には彼は「あやめさんを殺した憎むべき人物」として映っているのだろう。それがすごく悲しいのです。そんな想いを抱え涙が出たゲームは初めてでした。
 そんな煮えきれないこの気持ちを正面からぶつけることのできるこの場を見つけた時、私がどれほど救われたか計り知れません。
 帝国華撃団の原形であった陸軍対降魔部隊。彼らの築いてきたもの、その意味を含め、改めて見つめる機会を与えてくださった皆さんに感謝しつつ、駄文ではありますがこれを団員の主張(になってないかもしれませんが)とさせていただきます。
 最後に。
「白無垢のあやめさんとその隣に立つ真之介の姿が見たかった…」
山崎 静  


No.10、名倉 真理

 自分が山崎真之介の事を忘れられずにいたのに、気付きませんでした。

 初めて彼を知ったのは、もう随分昔の話で『サクラ大戦TV』を見ていた頃になります。故に自分の中で山崎真之介は「少佐」です。その時から自分は少佐がお気に入りで、今思えばその為にアニメを見ていた様なものでした…
 ゲームを購入したのはそれから数年後になります。(購入するにあたっての経緯はあまりにも話が飛ぶので、ここに書く事を控えておきます。)感想は…何とも表現の仕様がありません。山崎真之介の為にゲームを購入した自分にとっては、バットエンドと称するのが相応しいでしょう。こうなる事はある程度予想していましたが、己が手でサタンを倒した時は、どうしても涙が止まりませんでした。
 何故山崎真之介がこのような結末を迎えなければならなかったのか?
 エンディングを経ても彼に関して明らかになった事はごく僅かで、ゲームでのあまりに粗末な扱われ方に憤りを感じました。
 色々な意味で、まさしく『虚無』。
 それはあんまりだと思いました。
 自分は山崎真之介が好きです。
 好きだから、理解したいし、見守っていたいし、幸せであってほしい。

…それが自分の萌萌団入団理由です。
 他の方々に比べ、些か理由が不純である事を申し訳なく思いつつ、これを主張とさせていただきます。

 団員の皆様。支えてくださる皆々様。自分が何処まで頑張れるかは解りませんが、これから精一杯萌えていきたいと……思います。
 宜しくお願いします。




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