山崎真之介記念研究館
科学者の遺産



光武
所属 帝国華撃団・降魔迎撃部隊花組 使用目的 帝都治安維持・対魔物戦闘
正式名称 虎型霊子甲冑兵器・光武 開発年月日 1922(太正11)年9月
設計者 神崎 忠義 製造 神崎重工
設計草案 山崎真之介 整備責任 李紅蘭(花組隊員)
配備 銀座本部 管理責任 大神一郎(花組隊長)
全高 2428mm 肩高 1821mm
乾燥重量 674Kg 主機関 蒸気併用霊子機関
活動限界 2時間 装備 機体により別
備考 一番機から八番機まで配備(四番機は欠番)
八番機のみ霊子感応型の改造機
伍番機のみ特殊装備の説あり
レーダー、通信用極小蒸気演算チップ搭載
基本操作系は直接操縦
解説 世界で初めて実戦配備された霊子甲冑。
暗号名「八四式霊子甲冑」
搭載の蒸気併用霊子機関は霊子変換効率が極めて高く、操縦者の霊力量の増大を直接反映でき、現時点では限界を観測されていない。
実戦配備期間は太正十二年三月から太正十三年一月まで。太正十三年元旦、明冶神宮における降魔との戦闘にて大破。
後継機は光武・改(太正十四年)

固有装備解説
壱番機(マリア・タチバナ機)
   右腕に霊子自動銃(弾丸選択式)装着
弐番機(神崎すみれ機)
   シルスウス鋼製長刀装備
参番機(真宮寺さくら機)
   シルスウス鋼製太刀(刃渡り六尺)装備
伍番機(大神一郎機)
   シルスウス鋼製小太刀(刃渡り五尺)一対装備
六番機(李紅蘭機)
   肩部に飛行爆弾発射機装着、小型兵器内蔵
七番機(桐島カンナ機)
   両手に強化型機械手”砕破”装着
八番機(アイリス機)
   武装無し、搭乗者の念動にて戦闘と移動

 基本型は7ミリガトリングと機械手。



神武
所属 帝国華撃団・降魔迎撃部隊花組 使用目的 対降魔戦闘専用
正式名称 卯型霊子甲冑兵器・神武 開発年月日 1924(太正13)年1月
設計者 神崎忠義/李紅蘭・花やしき 製造 神崎重工
設計草案 山崎真之介 整備責任 李紅蘭(花組隊員)
配備 銀座本部 管理責任 大神一郎(花組隊長)
全高 3507mm 肩高 2758mm
乾燥重量 2520Kg 主機関 蒸気併用霊子機関改・二基直列双発型
活動限界 4時間 装備 機体により別(同光武)
備考 レーダー、通信用極小蒸気演算チップ搭載
脚部は動車輪と無限軌道より形成
背部に霊子加速器搭載
表面装甲に呪紋処理施設
基本操作系は間接操縦
李紅蘭作複合型霊子動力増幅器接続
解説 光武破損と降魔出現を受けて開発された対降魔戦闘専用機。
戦力の必要から高出力を要求されており、搭載された二機直列双発型蒸気併用霊子機関改は光武の約八倍の出力を実現している。
この高出力を効率よく利用するために、 李紅蘭が作った複合型霊子動力増幅器が霊子反応基盤(霊子力エンジンの点火プラグ兼出力コンバータに相当)に接続されている。
これによって霊子甲冑の動力伝達を最大限に上昇することが可能になっている。
通常カメラと赤外線カメラの配置が光武とは変わっており、戦場把握能力も上昇しているほか、 車輪を使用することで一時的に機動力を大幅に上げることが出来る(ただし限界行動時間は短くなる)。

実戦配備期間は太正十三年一月から同年三月まで。
一月下旬の銀座での戦いが初陣であり、三月の聖魔城の戦い後は永久凍結されることになった。

固有装備は光武とほぼ同。
ただし基本装備の7ミリガトリングは14ミリ蒸気速射砲に変更されている。



弾丸列車轟雷号・機関車
所属 帝国華撃団・輸送空挺部隊風組 使用目的 対魔物戦闘、霊子甲冑・兵鈷運搬
正式名称 特D505 開発年月日 1922(太正11)年9月
設計者 神崎 忠義 製造 神崎重工
設計草案 山崎真之介 整備責任 花やしき支部?
配備 銀座本部・花やしき間 管理責任 藤枝あやめ(帝撃副司令)
全長 25.563m 全幅 8.082m
全高 9.083(突起部含む) 主機関 蒸気機関
活動限界 100時間    
備考 銀座本部からの加速は主に自由落下
(螺旋状壁面への遠心力で減速)
車体の大半はシルスウス鋼製
解説 設計は太正6年に山崎真之介により、轟雷号の名は神崎忠義の考案によるという。
現在の帝都における地下鉄技術のほとんどは轟雷号が元になっている。
製造開始は太正9年で、完成までに二年の歳月を要した。
路線は浅草銀座間にある市営銀座線(前兆7.52Km)とほぼ並行に一直線に並んでいて、どちらも有事の際には空中戦艦ミカサの艦内移動用列車になる。
一般地下鉄駅に停車して光武を降ろすことも可能。



弾丸列車轟雷号・貨車
所属 帝国華撃団・輸送空挺部隊風組 使用目的 霊子甲冑運搬
正式名称 コ九九貨車 開発年月日 1922(太正11)年9月
設計者 神崎 忠義 製造 神崎重工
設計草案 山崎真之介 整備責任 花やしき支部?
配備 銀座本部・花やしき間 管理責任 藤枝あやめ(帝撃副司令)
全長 25.828m 全幅 8.384m
全高 9.681m(突起部含む) 主機関 なし
備考 車体の大半はシルスウス鋼製
内部で霊子甲冑への兵器換装が可能
霊子甲冑修理修繕用管理工房設置
一両あたり五機の霊子甲冑を積載可能
解説 翔鯨丸発進の際には、後部コンテナ部分のみを分離して翔鯨丸格納庫への収用が可能になっている。
コ九九のほかに資材その他を運搬する貨車や、通常の客車も存在しているらしい。



翔鯨丸
所属 帝国華撃団・輸送空挺部隊風組 使用目的 治安維持、対魔物戦闘、霊子甲冑運搬
正式名称 武装飛行船翔鯨丸 開発年月日 1922(太正11)年9月
設計者 花やしき工房(李紅蘭ほか) 製造 神崎重工
設計草案 山崎真之介 整備責任 花やしき支部?
配備 花やしき支部地下 管理責任 藤枝あやめ(帝撃副司令)
全長 130.924m 全幅 90.355m(上翼両端まで)
全高 56.942m(砲架下端まで) 主機関 霊子核機関
活動限界 100時間 最大速度 76ノット(非武装積載時)
備考 霊子甲冑最大積載可能台数十機
最大乗員14名
胴体部分に零式空中回収装置搭載
兵装は主砲一門(12.7サンチ単装砲)のみ(完全自動化)
解説 設計は太正6年に山崎真之介による。
通常は花やしき支部地下と直結した浅草仲店商店街直下に格納されていて、有事には商店街を割って発進する。
初代操縦者は藤枝あやめ副司令であり、太正十三年からは一級航海士免許を所持する桐島カンナ花組隊員が務めている。
ただし、ある程度ならば自動航行が可能。
胴体に搭載された零式空中回収装置は地上の霊子甲冑を着陸することなく回収可能だが、同時に搭載機を地上に降ろすことも可能であるらしい。

主機関である霊子核機関のピストンからの力で蒸気タービンを回し、その回転力でプロペラを動かすターボブロック方式を採用。
プロペラ発動機は半径約1mのものを四発搭載し、他に運行方向を制御する開閉式の翼が四枚ある。
ただし浮力自体は通常の飛行船同様に胴体部に装填された気体によるが、気体の種別は今のところ不明。戦闘用であることから、おそらくは水素ではなくヘリウムと思われる。



空中戦艦ミカサ
所属 帝国華撃団 使用目的 国家機密のため”不明”
正式名称 超弩級空中戦艦ミカサ 開発年月日 1924(太正13)年1月
設計者 国家機密のため”不明” 製造 国家機密のため”不明”
神崎重工の関与は確実
設計草案 国家機密のため”不明” 整備責任 国家機密のため”不明”
配備 銀座浅草間 管理責任 国家機密のため”不明”
全長 8047.882m 全幅 2907.166m
全高 4121.824m(2003/08ミス訂正) 主機関 霊子核機関六機
活動限界 7000時間 必要乗員人員 36名
備考 必要乗員は、艦長一名、メインクルー三名、機関要員二十名、主砲砲術要員十二名
主砲は93サンチ砲、副砲は46サンチ砲
高射砲は両舷合計1562門
内部に轟雷号全路線収納(艦内移動用列車となる)
後方上部に大帝国劇場と地下部を全て収納
外装の大半はシルスウス鋼
主機関である霊子核機関により、周辺部に霊子斥力場を所持
解説 江戸幕府末期に大江戸大空洞が発見されたことから1850年より始まった空中戦艦建造計画”星龍計画”の後継艦。
当初全長1200mで計画されていた”星龍”は推進機関の出力不足という問題に直面し計画そのものが中断。
のちの霊子核機関の発見により計画そのものが見直されて建造された。
計画は当時の陸海軍の壁を越えて推進されたが、全貌を知る者はごく一部の幹部に限られる。

全長8Kmに及ぶ艦体は銀座浅草間に丸ごと収納されており、発進時には帝都に天文学的被害を与えるためもあって最終兵器として扱われる。
建設計画当初には宮城の井戸水が涸れるなどの報告もされたが、実際には帝都地下を大々的に改造する”星龍計画”そのものが帝都の地脈を決定的に乱したために降魔戦争を引き起こしたという側面も持っている。
設計草案は星龍計画を指揮した江戸幕府の軍事関係者と目されるが、ミカサの最終的な建造の際には霊子核機関が搭載されていることからも山崎真之介特務少佐の関与はほぼ間違いないと思われる。
また轟雷号や大帝国劇場とも直結していることから、神崎重工が建造の多くに関与したのはほぼ確実である。

太正十三年三月の発進直後に聖魔城霊子砲の発射を食い止めるために聖魔城に突入し大破。
艦橋外部などが残ったその地は改修されて、太正十四年にはミカサ記念公園となっている。
一方で内部は回収されて、太正十五年に発進するミカサ改として使用される。

初代艦長は帝国華撃団の米田一基陸軍中将が務め、メインクルーは藤井かすみが機関管制(事実上の操縦士にあたる)、高村椿が火器管制、榊原由里が航法管制を担当した。




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