聖闘士星矢

アスガルド篇 キャラクター




オーディーンの地上代行者
北極星ポラリスのヒルダ
オーディーンの地上代行者としてアスガルドを治める少女。
北の果てアスガルドの環境を甘受し、常に地上の平和のために祈り続けていたが、 人々に争いを起こさせる黄金の指輪ニーベルンゲンリングを填められてから、邪悪の化身となってしまう。
ニーベルンゲンリングの魔力も強力だが、彼女自身の戦闘能力も神闘士たちに匹敵する。

地上代行者を支える優しき妹
フレア
特別な力を持たないが、ヒルダの妹としてアスガルドを支える少女。
その心優しき性格はヒルダと同じくするほどの尊敬を受けている。
仲の良い姉妹であるヒルダの変貌に最も敏感であり、アスガルドにやってきた氷河を助けてワルハラ宮殿を出奔。
幼き頃より一緒に暮らしてきたハーゲンには部下以上の思いを抱いている。

北欧神話随一の勇者
α星ドウベのジークフリート
怪龍の地を浴びて不死身となった英雄と同じ宿命を持つ最強の神闘士。
氷に覆われた岩山に眠っていた神闘衣はその双頭の龍ファーブニルを模している。
ハーゲンとともに幼少のころからヒルダを守るために使えており、絶対の忠誠を誓う。
必殺技、オーディーンソードとドラゴン・ブレーヴェスト・ブリザードは星矢たちを全滅寸前にまで追い込んだ。
紫龍の廬山昇龍覇と同じ弱点を持つ。

凍気を超えた灼熱の拳
β星メラクのハーゲン
ジークフリートとともにヒルダ、フレアに仕えていた近衛隊員。
フレアに対しては忠誠以上の物を感じており、フレアを連れ出した氷河に対して憎しみを抱く。
氷の国の戦士でありながら、アスガルド唯一の火山帯で修行を続けていたために、凍結拳ユニバース・フリージングだけではなく 灼熱拳グレート・アーデント・プレッシャーまでも使いこなす。
その火山帯に眠っていた神闘衣は八本の足を持つ馬スレイプニールを模している。


永久氷壁をも砕くミョルニルの使い手
γ星フェクダのトール
身長二メートルをゆうに超える巨躯でありながら、俊敏な動きをする元狩人。
貧しい人々に食料を与えるためにワルハラ宮殿禁忌の森で狩りをしていたとき、ヒルダに命を救われてから絶対の忠誠を誓う。
強大な破壊力を持つ双刃の斧ミョルニルハンマーを自在に投げ操る一方、その腕から繰り出されるタイタニック・ハーキュリーズも大地を砕く。
纏う神闘衣は大地を取り巻く蛇ヨルムンガルドを模している。


アメジストの妖しい輝き
δ星メグレスのアルベリッヒ
自他ともに認めるアスガルド一の天才。
戦闘能力はさほどでもないが極めてプライドが高く、ヒルダの変貌を知っていながらもバルムングの剣を手に入れてヒルダに成り代わろうとする野望を秘めている。
必殺技アメジスト・シールドで人間を紫水晶漬けにして人質にとり、神闘衣に付属する炎の剣を駆使する一方で、 大自然を操る奥義ネイチャー・ユーリティーで星矢たちを大苦戦させた。
かつて先祖であるアルベリッヒ13世が五老峰天秤座の童虎に破れた過去があるため、紫龍に対しては並々ならぬ敵意を燃やす。
紫水晶の森より出現する神闘衣は髑髏を模した不気味な概観を持つ。


白夜の森に得物を求めてさまよう北の狼
ε星アリオトのフェンリル
名門フェンリル家の出身でありながら幼少のころ熊に両親を殺され、それ以後狼の中で生活してきた。
そのときに家人に両親を見殺しにされたために強烈な人間不信になり、リーダーギングと狼たちを家族とする。
その動きはまさに狼その物であり、狼たちと連携して繰り出されるノーザン群狼拳と、両腕の爪を駆使するウルフ・クルエルティ・クローも砕くというよりは引き裂く物。
フェンリル家の跡地に眠っていた神闘衣は、神殺しの狼フェンリルを模している。


必殺の白い牙と爪を持つ男
ζ星ミザールのシド
ジークフリートに次ぐ実力者とされ、アテナ抹殺のために最初に星矢達と相対した神闘士。
凍気を帯びた光速の拳バイキング・タイガークロウと、強力な凍結拳ブルーインパルスを使うだけではなく、 二度目の対決の場となったワルハラ宮殿内に幾重にも凍気を張り巡らせることまでできる。
アスガルドでも一二を争う名門の出身だが、双子として生まれたために捨てられた兄バドのことをいつも案じている。
氷の湖から現れた神闘衣は黒いサーベルタイガーを模している。


哀しみの黒い牙と爪を持つ影
ζ星アルコルのバド
正式な称号を与えられていない影の神闘士。
その守護星はシドの守護星ミザールに付き従う双子星アルコルだが、バド自身もシドの双子の兄である。
双子は家を滅ぼすものとして忌み嫌われていたアスガルドの風習により捨てられ、貧しい猟師に育てられて育った。
常に自分より恵まれて育ったシドを憎み続けて鍛えられた拳、シャドウ・バイキング・タイガークロウはシドを凌ぐ速度と威力を持ち、アルデバランすら沈める。
その神闘衣は白銀色である以外はシドのものと同じ形状をしている。


美しき調べは死へと誘うレクイエム
η星ベネトナーシュのミーメ
かつてアスガルド随一の戦士であったフォルケルの養子であり、神闘士の誰もが一目置く男。
隣国の戦士であった父親と母親を殺したのがフォルケルであると知り、彼を殺してしまって以来感情を心の中に押し込んでしまった。
常に所持する竪琴は美しい調べを奏でるだけではなく、必殺技ストリンガーレクイエムとなって新聖衣すら砕くほどの威力を持つ。
また、静かな姿勢から繰り出されるフォルケル直伝の光速拳も黄金聖闘士に匹敵する。
纏う神闘衣も竪琴を模した美しい物。




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