私たちは、幻想郷にいた。 彼女たちの過去から生まれ、知力魅力魔力を織り為す支援物資は 彼女たちが使う式神に他ならず、 その式神に揺られて票となるコードは 彼女たちが繰り出す弾幕に他ならない。 私たちは、そこにいた。 この五十日。 私たちは幻想郷に最も近いこの国で、 幻想郷から遙かに遠いこの国を離れ、 長いわずかなひととき、幻想郷にいた。 私たちは、彼女たちの周囲を共に彩っていた。 忘れまい。 私たちが幻想郷で彼女たちと共にあったことを。 私たちは幻想郷で共にあったことを。 祭りは終わる。 願わくば、次なる祭りでもまた、弾幕の一つとして見えんことを。 |