German Post tubes
左からSIEMENSの旧型 BO,後期 BO,SIFの PTT-O です。
1920年代末頃に Boなどの旧Bシリーズに代わって、A,B,C,D,Eの各シリーズがSIEMENSから新たに発表されました。 各シリーズは、発表順にa,b,c,を付加した名前がつけられています。 つまり、Aシリーズの最初の真空管がAaとなるわけです。
左からSIEMENSの旧型 Ba,SIFの Ba,SIEMENS Ba です。
Left to Right Ba (VALVO),three versions of the Ba (SIEMENS),Bh (SIEMENS),Bi (SIEMENS),Bi (VALVO) and Bi tubular(SIEMENS)


左から Ba (VALVO),Ba (SIEMENS) 3種,Bh (SIEMENS),Bi (SIEMENS),Bi (VALVO),Bi (SIEMENS) です。
VALVO のBa とSIEMENS Ba 新型管3種ともプレートはほぼ共通で、フィラメントも全て3本吊りとなっています。 VALVO社もSIEMENSと同様 POST Tube を製造していましたが、このBa が一番知られているかもしれません。
真ん中のSIEMENS の2本は、電極とフィラメント吊り金具の固定のため白のセラミック板を採用していますが、ST管の方は、その3カ所で組み紐のような物を介して電極をガラス内壁に固定するようになっています。 この手法は、SIEMENS 独自の物で戦前の一時期の特徴です。
最後のBa は、戦後の物ですが、戦前の構造を忠実に再現しています。
続いてその他のBシリーズとしてBh とBi を紹介します。 どちらもBa の発展型と言えるでしょう。
Bh は、フィラメント電流を小さくした省電力タイプで、内部抵抗もかなり小さくなっています。
次のBi は、中ミュータイプの真空管でTELEFUNKEN のREN904 に近い特性をしています。 Bh 同様メタルスプレーコーティングのため内部は見えませんが、Bシリーズとしてはめずらしく縦型円筒プレートを採用しています。 また、このBi のみベースは、Ed 等と同じ POST 7ピン(BO からBh までは全て POST 5ピン)です。
Bシリーズは、この他に Bb,Be,Bf が有りますが、Bb とBfは Ba 同等管、Be は Bh 相当管です。
ここまで紹介しましたように POST Tubeは、ドイツ、フランスを中心に1920年代から戦後まで主に有線電話回線の増幅管として長く使用されましたが、他のヨーロッパ諸国でも同様に生産されておりました。 PHILIPSが各同等管をオランダはもちろんイタリア他に供給していましたし、オーストリアでは、SIEMENSが製造、供給していました。 英国では、もちろんSTC社が、WE 同規格品を製造販売しておりました。
なお、Part 2 では、より大型のC、Dシリーズを紹介する予定です。
ITEM Vf(V) If(A) Va(V) Vg(V) Ia(mA) Ri(ohm) Gm(mA/V u Ra(ohm) Po(W) Pa(W) BO 1.7 0.07 135 -2 1 40K 0.6 25 --- --- --- Aa 3.8 0.5 220 -2 3 30K 1.0 30 30K 0.01 2 Ba 3.5 0.5 220 -6 3 25K 0.6 15 25K 0.06 2 Bh 3.8 0.16 130 -4 8 5K 2.4 12 5K 0.06 3 (250 MAX) Bi 4 1.1 220 -3 10 11K 2.5 27.5 --- 0.08 3