初出・ 01 February 1999

ちゃーこの思い

本屋さんちの看板猫「ちゃーこ」。彼女はノラ上がりではあるが、結構態度が鷹揚としている。たまーの夜中には、道路でバスから降りてくる人たちを待ちかまえ、「撫でれ」と言う。気が済むまで撫でないと、帰ろうとしても付いてくる。最初は心配になったが、まがり角までしかいかない。

結構、特徴のある鳴き方をするが、それがまた可愛い。撫でて貰うという彼女の気が済んだにもかかわらずまだ撫で続けると「ふーん」という感じでたたた、と走っていってしまう。気ままな猫なのである。やっぱり彼女はノラ上がりなのだ。

彼女は、もともと、遊歩道をねぐらにして、通学路としている近所の小学生たちに休職の残りもの(ほんまに残ったのかどうか・残したのかは不明)のパンなどを貰っていたらしい。

今や本家となった家は、遊歩道のすぐそばにすんでいらっしゃる本屋さん。以上のことを教えて下さったのも、この本屋さんの方。

本屋さんによると、ちゃーこは「要領のいい性格」。

貰うものがあるときはささっと来て、怖い目にあいそうな時はなぜかいつもちゃちゃと消えてしまってていないのだそう。さすが、やはりノラ上がりは危険を察知する能力が高い・・。

冬になると寒いので彼女もおうちの中に入ってしまっているようでなかなか会えない。この日は暖かい午後で、彼女もお昼のパトロールに行くところだったらしい。この辺りは結構猫が多いので、うかうかしてられないのかも・


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