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last update 17 April 1999

腫瘍

潰瘍猫の食事に必需品。それは抗生物質。一日二回、必ず食事に混ぜています。これは口の中にできている潰瘍の治療のためです。抗生物質のおかげで、口の中の症状は終息に向かっています。

12月現在、彼女の病状は、全体としては前よりも悪くはなっているのです。腫瘍が足にも転移してしまっているからです。ハタで見ていると、彼女の左足にできている腫瘍はかなり痛々しく思われます。しかし、獣医の先生によると「できもの」のようなもので、本人は痛くない、のだそうです。

最初、足に腫瘍が出来始めた頃は、怪我のようなもので、彼女自身もかなり気にして舐めてばかりいました。そのために足の皮膚もすりむけた状態で赤くなってしまっていました。

その時に処方された新しい抗生物質。今までの抗生物質と見かけはほとんど同じでした。確かに、粉が一層細かくなって、「片栗粉」のような感じでした。いつものようにご飯に混ぜてあげると‥「げっ、ナニこれ〜ぇ」という表情をして顔をそむけ、だだだーっと走って行ってしまいました。今までは薬をあげて一度もそんなことがなかったので驚きました。先生によると今までの抗生物質は「甘く」、今度のは「かなり苦い」薬だったそうです。確かに、「ぺっぺっぺ」と唾を吐いていたなあ‥(これは見ていてかなり面白いです。歳三にしたらかなり必死なのでしょうが★)。

足の治療には薬が欠かせない状態なので、今までの抗生物質に加えて、他の薬も処方して頂きました。今度は茶色い薬です。これは今までの薬よりも効果が高いそうなので、一週間に一回の投与になります。最初のうちは何事もなく薬入りのご飯を食べていました。そのおかげで体重もぐっと増え、先生にも褒めて頂ける状態に(と、ワタシは勝手に褒めてもらっていることにしている(^-^))。しかし、今度は新しい薬の入ったご飯を歳三が拒否するようになってしまいました!

確かに、あの薬の封をあけると「ふわ〜ん」とした香りが漂ってきます。この香りは「フレーバ」なのだそうです。猫の缶詰などは、犬の缶詰などに比べると「味が濃い」とは噂に聞いていたのですが、やはり猫は香りに敏感なのでしょうか。そのために、薬にも味や匂いをつけ、「猫好み」の香りにしているのでしょうか。しかし、きつい味のする缶詰に混ぜているのに気付かれてしまうくらい、薬の匂いがきついのでしょうか。答えはワタシにもよく分かりません。

薬をなかなか飲まない猫には、「これまで食べたことのないような美味しい缶詰少量に薬を混ぜ込む」という方法がよいそうです。薬の決め手はまずは匂い。次に方法。今回はワタシの薬の混ぜ込み方が間違っていた、ということのようでした。う〜ん、なかなか奥(?)が深い!

 

後日談:足の腫瘍は先生の治療のおかげで終息しました。少し安定状態になっています。このまま続けばいいのですが・・・。腫瘍にかかる猫も結構多いようです。


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