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last upadate 02 October 1999

ウサギが詰まった檻

何度も繰り返し同じ夢を見ること、ってありませんか?

ワタシには幾つかのバージョンがあります。自分の年代によって異なります。「夢判断」の本などは読んでいないのですが、何か原因はあるのかもしれませんし、夢の内容を分析して貰いたいものだ、と思ったりもしますが、なーんにもしておりません。

ただ、自分の見る夢を憶えている方なので、同じ事態が起こった時には(もちろん、夢の中でですが。)どうしたらよいのか、を目ざめた時に考えるようにしています。というのは、同じ出来事に何度も直面し、解決策を考えなくてはいけない事態なのに、なすすべもなく、または同じような方策をとるだけで同じ結果に陥ってしまう、というのはあんまりではないですか。しかも、方策が成功すると同じ夢は見なくなるのです。何でなのか、専門的なことは分かりませんが、困る夢を何度も見なくて済むのはやはり嬉しいものデス。

ここ最近のものは、ウサギが詰まった檻の対処法を考える、というものです。

もちろん、「夢」の話しですから、実際の自分を取り巻く環境とはまったく異なるものばかりが登場します。しかも、見ている夢の連続として見るのではなく、唐突にこのバージョンが挿入されます。それを念頭において読んで下さいませ。

 

用事があって、裏庭に回ると、その木々の間に、なにやら異様な物々がひしめいています。家の裏庭。そこはかなり広い更地になった敷地。幾つかの大きな樹が植わっており、垂れた枝には鬱蒼とした葉--それでも、上からの光を十分に伝えるものではあります。異様なものとは、、、幾分地面からは高いところに台を作って乗せてはいるものの、鉄製のやや細かい格子でできたケージ(幅約1メートル、長さ約2メートル半、高さ約30センチほど)の中に犇めく、白いウサギたちだったのです!

本当に間のすきまもないほどに互いが居り、それらの部位には、元気な黴のように、黒いものがひっついている--それぞれ何かしらの皮膚病を患っている様子。今まで自分の家に暮らしていて、このような存在にまったく気が付かなかった自分(家が超・広いんです(笑))と、このような状態のウサギ達に愕然--。

どうしたらよいのだろうか、とびっくりしながらも状態の改善を考えるのですが、側にいる人に聞くと、どうも家人が昔から飼っているのだということ。でも、そんな話し、まったく聞いたことない。しかも、ご飯は誰があげているんだろう、、みんな一応はガリガリどころか、丸々とはしている。でも、掃除はしてないんじゃないかしら。病気を治すためには治療が必要だし、その前にはもっと広いスペースが必要じゃないかなー。でも、あまりに数が多いワ--大量のウサギに、作業の困難さを予感し、途方に暮れるワタクシ。

‥という時に目が覚めるのです。

これは、やっぱり方策を考えて、実行しなくては!

 

余談ですが、ワタシの大好きな作家の一人である安部公房さんは、見た夢を起きてすぐにメモし、小説の着想を得ることもあったそうです。そう思うと、なんかこの、ワタシの夢もなんかいいものに思えてくるから不思議。

  


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