You are here: お知らせ < 自然の権利訴訟 < 動物の権利 < 楼猫

last update 15 August 1999


奄美「自然の権利」からのメール(1999.07.30)を転載いたします。

---------------------ここより---------------------

(転載希望)

奄美「自然の権利」訴訟弁護団からのお願いです。

 

私は奄美「自然の権利」訴訟を担当しておりますが、この裁判もいよいよ大円団を迎えようとしています。野生生物に権利があるかというような問題提起をしていると思われがちなこの裁判ですが、現実には森林政策の新しい展開を大きな論点として展開させています。従来林業中心の森林政策ではありましたが、森林政策の国際的傾向はもちろん、日本においても種の多様性を維持することが重要な森林政策の一つであると我々は主張しています。

 

自然保護と森林政策の関係は多くの人々から見れば簡単なことであると写るかもしれませんが、森林法など我が国の森林に関する法体系は森林政策を林業の観点から見ないというのが私たちの考えで、私たちは自然保護にとって森林法等の森林関係法は本来役立つべきところが、実際には役立っていないと考えています。森林法は自然生態系を保護しないと考えている訳です。しかし、森林政策は生物の多様性の保全も重要な目的であり、森林法もそれに沿って解釈しなければならないというのが私たちの主張です。

 

私たちは年末には森林法と生物多様性との関係について、まとまった準備書面を作成する予定です。そこで、私たちはこの私たちの主張に沿った論文を国内外を問わず集めています。どなたか心当たりがありましたらお知らせ下さい。

 

---------------------ここまで---------------------

*[自然の権利]ホームページはこちら*


You are here: お知らせ < 自然の権利訴訟 < 動物の権利 < 楼猫

メールはこちら

(c)nagaoaki